AREA FEATURE 秋田県

海景色と海鮮グルメがお待ちかね 男鹿半島 潮風感じる爽快ドライブ旅

海沿いから山頂までドライブしハタハタなど秋田名物でお腹いっぱい、大満足の旅

日本海につき出た斧のような形が特徴的な秋田県・男鹿半島。山や海など美しい風景が連続し、爽快なドライブ旅行が楽しめるエリアです。海沿いでは、日本海の荒波がつくりだした洞窟や奇岩、絶壁などが望め、自然の美術館さながらの眺めに思わずうっとり。なかでも夕暮れ時は、赤や紫、黄金色に染まる海と空が圧巻です。
海沿いから内陸部に入ると、標高355mの「寒風山」が現れます。3万年前から何度も噴火を繰り返した火山で、山頂の「寒風山回転展望台」からは360度の絶景が一望。山の地表を覆う芝生と、その先に広がる日本海まで見渡せ、心和むひとときを過ごせます。
タイミングがあえば、ぜひ見たいのが「雲昌寺」のアジサイ。副住職が15年の歳月をかけて育てた約1500株のアジサイが境内を埋め尽くします。日中は言わずもがな、ライトアップに照らされる夜もまた幻想的。
そして男鹿半島といえば、忘れてならないのが「なまはげ」。大晦日の夜、なまはげが「泣く子はいねが~」と叫びながら各家を回る風習は、テレビなどでも紹介され、すっかりお馴染みです。大勢のなまはげが集まる「なまはげ館」のほか、男鹿総合観光案内所にも巨大な“なまはげ立像”が立っているので、ぜひ記念撮影を。
また、男鹿半島には、ハタハタやしょっつるを使った郷土料理、おばあちゃんがつくるババヘラアイスなど、個性的なグルメも満載。お腹いっぱいおいしいものを味わって、男鹿を堪能しましょう!

文/合津 玲子

男鹿半島(秋田県)
ACCESS
●JR東京駅 ⇒ 秋田新幹線約3時間50分 ⇒ JR秋田駅 ⇒ 男鹿線約1時間 ⇒ 男鹿駅
●伊丹空港 ⇒ 飛行機約90分 ⇒ 秋田空港 ⇒ リムジンバス秋田空港線約40分 ⇒ JR秋田駅 ⇒ 男鹿線約1時間 ⇒ 男鹿駅
※新型コロナウィルスの影響により、施設の営業日・営業時間が変更になっている場合があります。
最新の公式情報をご確認ください。
おすすめドライブコース

絶景を求めて爽快なドライブへ!

国定公園にも指定されている半島で、海から山へ。
秋田屈指のビュースポットを車で駆け抜けましょう。

寒風山 回転展望台
寒風山 回転展望台
寒風山 回転展望台

寒風山 回転展望台

回転式の展望台から
半島を一望

標高355mの寒風山山頂に立つビュースポット。13分かけて回転する展望室からは日本海や鳥海山、白神山地、八郎潟を干拓した大潟村などが望め、男鹿の絶景を満喫できます。

住所/秋田県男鹿市脇本富永字寒風山62-1
電話/0185-25-3055
時間/8:30~17:00(季節により変更あり)
料金/550円
定休日/無休(12月6日~3月中旬は冬季休業、営業開始日は天候によって変更あり)

なまはげ館

男鹿名物のなまはげが
ずらりと並ぶ

年に一度、なまはげが各家をまわり、無病息災や田畑の実りをもたらす男鹿地域独特の風習、なまはげ行事。「なまはげ館」には、市内各地区に残る多様なお面や衣装が勢揃いするほか、行事の詳細を映像などで紹介してくれます。

なまはげ館
なまはげ館

住所/秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
電話/0185-22-5050
時間/8:30~17:00
料金/550円
定休日/無休
※新型コロナウィルスの影響により、施設の営業日・営業時間が変更になっている場合があります。最新の公式情報をご確認ください。

雲昌寺

雲昌寺

青一色の可憐なアジサイが
境内を埋め尽くす

1500株ものアジサイが満開を迎える6~7月は、アジサイの向こうに海と空の青さが重なり、別天地のような美しさです。散策路や見晴し台、撮影スポットの整備がされており、さまざまな角度から美しい景色を楽しむことができます。

住所/秋田県男鹿市北浦北浦字北浦57
電話/0185-24-4700(男鹿市観光協会)
拝観時間/9:00~17:00(最終入場16:30)、夜間ライトアップ特別拝観18:30~21:30(最終入場21:00)
拝観料/200円(6月13日~7月19日のアジサイ観覧期間は500円、夜間ライトアップ特別拝観は700円)
定休日/無休

入道崎

入道崎

半島の最先端で地球の丸さを実感

緑の芝生が広がる岬の突端からは、ごつごつと並ぶ岩礁や海、空が一望。広々とした大地には、男鹿半島から産出された安山岩で造られた「北緯40度ラインのモニュメント」もあります。

住所/秋田県男鹿市北浦入道崎
電話/0185-24-4700(男鹿市観光協会)

入道崎
潮瀬崎
潮瀬崎

潮瀬崎

ジオパークの
見どころのひとつに選ばれた
「自然の美術館」

3000万年前の火山活動によってできた火山礫凝灰岩が自然に削られてゴジラ岩の形になりました。ほかにゴジラの尻尾岩、カメ岩などが見られます。特に夕暮れ時、ゴジラ岩の口元に夕陽と夕焼け雲が重なると「火を吹くゴジラ」となり、最高の撮影スポットに。

住所/秋田県男鹿市船川港
電話/0185-24-4700(男鹿市観光協会)

男鹿グルメをお腹いっぱい食べる

日本海から揚がる新鮮な海の幸が豊富な男鹿半島。
おいしい魚介類をはじめ、男鹿名物をたっぷり堪能しましょう。

ハタハタ寿司

保存食としても知られる懐かしい味

ハタハタ寿司

秋田を代表する魚介といえばハタハタ。たんぱくな味わいのハタハタを塩漬けし、ご飯や麹、野菜といっしょに発酵熟成させたハタハタ寿司は正月の定番料理ともいわれています。

男鹿しょっつる焼きそば

B1グランプリにも出場したご当地グルメ

男鹿しょっつる焼きそば

粉末ワカメと昆布だし入りの麺、しょっつるベースのタレを使用した、食べ応えのある焼きそば。各店オリジナルの味を工夫しているので、食べ比べるのもおすすめです。

石焼き料理
石焼き料理
石焼き料理

魚介のだしが効いたアツアツの料理

石焼き料理

魚や海藻などが入った桶に、地元でとれた石を熱して入れ、味噌を加えて食べるという、漁師料理を起源とする料理。一度は食べたい、野趣あふれる男鹿半島の名物料理です。

ババヘラアイス
ババヘラアイス

カラフルな色合いがかわいい

ババヘラアイス

男鹿のお母さんたちが、黄色とピンクのアイスを、ヘラを使って、バラの花のように盛り付けてくれるアイスクリーム。お店ごとに味も形も異なるのが魅力。夏期の秋田の名物です。

豊田市周辺の温泉で情緒あふれる空間と美食を堪能

男鹿温泉や戸賀温泉など、温泉にも恵まれた男鹿半島。
海沿いに立つ絶景宿でのんびりと過ごして。

男鹿温泉 セイコーグランドホテル
男鹿温泉 セイコーグランドホテル
男鹿温泉 セイコーグランドホテル
男鹿温泉 セイコーグランドホテル

保湿効果の高い温泉と美食で
日常の疲れを吹き飛ばそう

男鹿温泉
セイコーグランドホテル

和室から洋室まで幅広く揃い、海を見ながら寛げる宿。源泉かけ流しの温泉を露天風呂や大浴場で楽しめるほか、サウナも完備しています。男鹿名物の石焼き料理が出る夕食も楽しみ。

住所/秋田県男鹿市北浦湯本草木原50-1
電話/0185-33-2131
料金/1万1550円(1泊2食付)~

湯量豊富な温泉と、
男鹿の旬の郷土料理が楽しめる宿

男鹿温泉
結いの宿 別邸つばき

2つの源泉のかけ流しが楽しめる温泉宿。木の温もりがここちよい客室は全室から海が望め、天気のいい日には対岸の白神山地や、翌朝のご来光も楽しめます。

住所/秋田県男鹿市北浦湯本中里81
電話/0185-33-2151
料金/1万2500円(1泊2食付)~

男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき
男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき
男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき
男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき
戸賀温泉 海と入り陽の宿 帝水
戸賀温泉 海と入り陽の宿 帝水
戸賀温泉 海と入り陽の宿 帝水
戸賀温泉 海と入り陽の宿 帝水

戸賀湾を見下ろす海沿いに立つ
絶景の温泉宿

戸賀温泉
海と入り陽の宿 帝水

ゆったりとした客室はもちろん、大浴場、露天風呂からも雄大な日本海が望めます。食事は地元の新鮮な海鮮はじめ、秋田牛やきりたんぽ鍋など、名物がたっぷりいただけます。

住所/秋田県男鹿市戸賀塩浜字壺ヶ沢31
電話/0185-37-2331
料金/1万1000円(1泊2食付)~

※宿泊料金は2名1室利用時のお一人様料金です。