神秀山 満願寺
兵庫県/川西市
神秀山 満願寺
シンシュウザン マンガンジ
人々の願いを受け止めてきた歴史深い古刹
兵庫県川西市に位置する真言宗高野山派の古刹「神秀山 満願寺」。古くから“願いの叶う寺”として親しまれてきた霊場で、本殿の金堂に安置された開眼阿弥陀如来には“眼病平癒”の伝説が今も息づいている。観音堂に奉安される千手観世音菩薩は、新西国三十三箇所観音霊場第13番札所の御本尊として、多くの参拝者を迎えてきた。春の桜や初夏のツツジなど境内を飾る自然も豊かで、秋の夜間には紅葉のライトアップも実施される。9:00~16:30までの拝観時間のなかで、歴史が紡ぐ特別なひとときを堪能したい。
- 神亀年間(724~728年)、「神秀山 満願寺」建立の命を奉じた勝道上人によって、千手観世音菩薩を御本尊に開創された。
- 高野山真言宗に属しており、弘法大師空海の教えを奉じる寺院として発展してきた。金堂の左手には弘法大師御尊像が祀られている。
- あらゆる願いを聞き届けるという満願の功徳を礎に創建されたと伝わり、古くから“願いの叶う寺”として人々に親しまれてきた。
住職
若田 等淳
高野山真言宗「神秀山 満願寺」の住職。祈願所としての誇り高い歴史を守りながら、参拝者の願いに寄り添い、仏教の伝統を次世代へと手渡す案内役を務めている。
旅路に刻まれる和の印影
納経所では、力強い筆致が美しい千手観世音菩薩の御朱印をはじめ、季節や行事に合わせた限定の御朱印や限定品が拝受できる。お守りやお札などの授与品も頒布され、参拝や祈願の記念として人気が高い。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
| 開催月 | 行事 | 時間 |
|---|---|---|
| 2月3日 |
除災招福祈願法要節分 星まつり
節分の日に毘沙門堂の本尊に除災招福を祈願する法要。 |
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| 3月 |
春の彼岸会 千手観音菩薩御開扉
春の彼岸期間中に千手観音菩薩の厨子(ずし)を開扉。観音堂にて直接参拝できる。3月彼岸に実施。 |
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| 11月15日〜11月下旬 |
紅葉のライトアップ
境内の紅葉をライトアップする秋の人気行事。 |
17:00 |
| 11月22日 |
千本ろうそく
1,000本のろうそく一つひとつに願いを込めて点灯する。「観楓会」と同日に実施。 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
幾多の時代を超えて祈りを今に伝える古刹
奈良時代の神亀年間(724~728年)、聖武天皇が“信者の願いはすべて聞き届ける”という仏の功徳をもって人々を救おうと発願し、全国に“満願寺”の建設を推し進めた。その大命を受けた勝道上人が摂津国における拠点としてこの地に開基したのが「神秀山 満願寺」だ。勝道上人が自ら彫り上げたと伝わる開眼阿弥陀如来は、御本尊のひとつとして金堂に安置されている。968年(安和元年)、源氏の祖である源満仲が現在の兵庫県川西市多田の地に拠点を構えて以来、源氏一門の祈願所として篤い崇敬を受けた。1325年(正中2年)には後醍醐天皇の勅旨によって勅願寺に列せられ、国家の安寧や皇室の繁栄を祈る場としての格式を高める。足利将軍家代々の祈願所として保護を受けてきた寺でもあり、1338年(建武5年)に足利尊氏が衆徒へ祈願を命じた文書が、今もその歴史を伝えている。
伽藍
信仰の物語と永い歴史が息づく壮麗な伽藍
参道の入り口に立つ山門には、金剛力士立像が安置されており、境内へと踏み入る前から歴史の重みが感じられる。金堂に御本尊として祀られるのは、勝道上人が自ら彫り上げたと伝わる開眼阿弥陀如来で、その厨子(ずし)は室町時代後期の貴重な建築様式を今に伝える。毘沙門堂には源満仲が自ら造り奉納したと伝わる毘沙門天像が静かに鎮座。観音堂に祀られている千手観音菩薩は年に1度だけ開扉され、その姿が拝める。狩野杢羔義信の筆による天井の“睨み龍”も見逃せない。本坊にある江戸時代の書院庭園は、現在「本坊書院かのん」として多目的に活用できる。平安時代中期の武将、源頼光とその家臣である“頼光四天王”による、大江山の酒呑童子退治の始終が描かれた約40mに及ぶ大作“大江山絵巻”も必見だ。源氏や足利氏が崇敬した祈りの場は、多様な伝説を語り継いでいる。
温かな活気あふれる「金時まつり」
子どもたちの健やかな成長と加護を祈る祭事
毎年5月5日の子供の日、昔話などに登場する金太郎のモデルとして名高い坂田金時の墓が境内に祀られることに由来した「金時まつり」が開催される。子どもたちの成功成就と未来への加護を祈る行事として地域に深く根付いた、40年以上の歴史を刻む祭りだ。威勢の良い子ども神輿の巡行やきんとき市、歓声が上がる餅まきなど、活気あふれる催しが次々と繰り広げられ、境内は温かな思いで満たされる。坂田金時は平安時代の武将、源頼光に仕えた家臣であり、“頼光四天王”のひとりとして大江山の酒呑童子退治でもその名をとどろかせた人物。墓の傍らには「かぶと石」と呼ばれる巨大な石が残されており、金時が力を誇示するために持ち上げという伝説が語り継がれ、その勇猛さを今に伝えている。祭りの開催日以外でも、子どもや孫の健康を願って墓所を訪れる参拝者があとを絶たない。
寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。
木漏れ日が涼風を呼び
青葉の影に揺れる参道
燃えるように色付く紅葉
明かりに映える秋の夜
冬の祈りが静かに満ちる
雪化粧に消える足跡
- 住所
- 兵庫県川西市満願寺町7-1
- アクセス
- 車:阪神高速11号池田線川西小花ICより約10分
電車:阪急電鉄宝塚線雲雀丘花屋敷駅より車で約7分
バス:阪急バス満願寺線150系統「満願寺」停留所より徒歩約5分 - 公式HP
- https://manganji.jp/
- TEL
- 072-759-2452旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- FAX
- 072-755-4013
- 営業時間
- 9:00~16:30※11月~2月は9:00~16:00
- 定休日
- 無休
- 料金
- 入山料:100円、拝観料(堂内):300円
- 駐車場
- 約50台
テーマやシチュエーション別に、スポット周辺のモデルコースを紹介。
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清らかな古刹の息吹
春の花が迎える境内