
2026.03.24
大鰐温泉とは?湯治の風習が残る温泉地の魅力とアクセスなどを解説
青森県・大鰐温泉の特徴は、豊富な湯量と塩分を含む温泉、四季折々の自然、美味しい地元グルメなどにあります。歴史ある街並みとともに、心身を癒やす温泉体験が楽しめるのもポイントです。訪れる人々を温かく迎える、ほっこりとした雰囲気もこの温泉地ならでは。本記事では、そんな大鰐温泉の魅力をご紹介します。なお、こちらの情報は2026年3月時点のものです。実際に訪れる際は公式HPなどで最新情報を確認してください。
この記事の目次
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大鰐温泉とは?開湯800年以上の歴史を持つ青森の名湯

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青森県は全国的に有名な温泉が多い地域ですが、なかでもアクセスが良く、気軽に利用できる温泉地として知られているのが大鰐温泉です。青森の代表的な観光地である弘前市の隣町に位置し、古くから続く歴史ある温泉地で、多くの人に親しまれてきました。ここでは、そんな大鰐温泉の魅力をご紹介します。

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「津軽の奥座敷」として親しまれる大鰐温泉の概要
大鰐温泉は、建久年間(1190~1198年)に東国を行脚していた円智上人が発見したと伝えられる歴史ある温泉です。大鰐温泉がある大鰐町は「スキーと温泉の町」としても知られ、国際大会が開催されているほか、多くのオリンピック選手も輩出してきました。
JRの駅や高速道路のICが近くアクセスも良好でありながら、山あいの落ち着いた雰囲気を楽しめることから、「津軽の奥座敷」として親しまれています。

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津軽藩主も訪れたとされる歴史深い温泉地の歩み
大鰐温泉は、歴代の津軽弘前藩藩主にも愛された温泉です。初代藩主の津軽為信が眼病を癒やしたとの言い伝えがあり、3代藩主・信義も鷹狩の際に御仮屋を設けて利用したと記録されています。江戸時代には羽州街道の宿場町として栄え、旅人にも親しまれました。
こうして大鰐温泉は、藩主や旅人、地元の人々に支えられ、現在も人気を集めています。
古くから受け継がれる大鰐温泉の湯治の風習と魅力

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豊富な湯量を誇る大鰐温泉は、古くから湯治場として親しまれてきました。江戸時代の温泉番付では、別格の「行司」に格付けされた名湯です。その後、JR奥羽本線が開業し、大鰐駅(現大鰐温泉駅)が設けられると、全国から多くの人々が訪れるようになりました。今もなお、歴史ある街並みとともに、どこか懐かしく心安らぐ雰囲気が漂っています。

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地域の人々に愛され続ける共同浴場めぐりの楽しみ方
大鰐温泉には多くの宿がありますが、ぜひ訪れたいのが共同浴場です。かつては内湯のない宿に泊まり、共同浴場で湯を楽しむのが一般的でした。今では地元の人々の日常の憩いの場となっていますが、観光客も気軽に利用できます。
常連客が集い、津軽弁が飛び交うにぎやかな湯あみは、旅情をいっそう深めてくれるでしょう。地元ならではのグルメや観光情報を聞けるのも魅力です。

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心身をリフレッシュできる大鰐温泉の泉質と特徴
名湯として知られる大鰐温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩泉。源泉温度は約60〜80℃と高く、湯量も豊富で、源泉かけ流しを楽しめる宿もあります。
塩分濃度が比較的高いため体の芯まで温まり、湯冷めしにくいのが特徴です。特に冬は、スキーの後の疲れを癒やすのに最適。雪景色を眺めながらの湯あみは格別の趣があります。

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温泉の熱を利用して栽培される名物「大鰐温泉もやし」の味わい
大鰐温泉ならではの味覚が「大鰐温泉もやし」です。江戸時代から温泉熱を利用して栽培され、弘前藩への献上品でもあった歴史ある野菜で、大鰐町以外ではほとんど流通せず、冬季限定の希少な特産品です。
在来種の大豆を使い、細く長い茎とシャキシャキした歯ごたえが特徴。栄養も豊富で、汁物や炒め物など幅広い料理で楽しめます。お土産にもおすすめです。
大鰐温泉周辺で立ち寄りたいおすすめの観光スポット

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大鰐温泉は、弘前観光やスキーの拠点として人気ですが、大鰐町にも魅力的な観光スポットが点在しています。四季の変化が豊かな青森県ならではの自然を満喫できる場所も多く、一年を通じて訪れる人が絶えません。温泉とあわせて楽しみたいおすすめスポットをご紹介します。
四季折々の自然と絶景を見渡せる「茶臼山公園」
大鰐町を見下ろす茶臼山公園は、つつじの名所として親しまれています。1966年、地元中学生の入学記念植樹をきっかけに整備が始まり、約1万5,000本のつつじが植えられました。園内を鮮やかに彩るつつじの見頃は5月下旬。園内には300種類以上の植物も見られ、四季折々の自然を楽しめます。
周辺には69基の句碑が並ぶ「俳句の小径」もあり、花を眺めながら一句詠むのもおすすめです。
茶臼山公園
地元の特産品や旅のお土産が揃う「大鰐町地域交流センター 鰐come」
「大鰐町地域交流センター 鰐come」は大鰐温泉駅からすぐの場所にある、日帰り入浴や食事、買い物まで楽しめる便利な施設です。大鰐温泉の湯を気軽に満喫でき、高温サウナも備えています。露天風呂では、冬には情緒あふれる雪見風呂も楽しめ、旅気分を一層高めてくれます。
特産地鶏「青森シャモロック」や名物「大鰐温泉もやし」は、食事処で味わえるほか、お土産としても購入可能。温泉の後は、地元の味覚をぜひ堪能してみてください。
大鰐町地域交流センター 鰐come
- 住所
- 青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字川辺11-11
- アクセス
- 【電車】大鰐温泉駅より徒歩すぐ
【車】東北自動車道大鰐弘前ICより車で約10分
青森空港より車で約50分 - TEL
- 0172-49-1126
- 営業時間
- 〈日帰り温泉 鰐の湯〉9:00~22:00
〈お食事処 花りんご〉11:00~15:00(ラストオーダー 14:30)
〈ファストフードコーナー〉11:00~18:00(土日祝19:00)
〈産直・売店〉8:00~17:00
〈多目的ホール・研修室・中庭・イベント広場〉9:00~21:00 - 定休日
- 毎月第3木曜日 お食事処花りんご 毎週水曜日 ファストフードコーナーうぇるかむ 毎週木曜日・金曜日 ※設備点検等のため臨時休館の場合あり
- 料金
- 大人(中学生以上)550円、小人 270円
- 駐車場
- 有
大鰐温泉へのアクセス方法と旅の締めくくり

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最後に、大鰐温泉へのアクセスをご紹介します。大鰐町は弘前市の隣に位置し、JRの駅や高速道路のICも近く、比較的訪れやすい立地です。ここでは、全国各地から大鰐温泉へ向かう際のおすすめのアクセス方法をまとめました。

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東京や全国の主要都市から大鰐温泉までの交通手段と所要時間
全国各地から大鰐温泉へアクセスするには、東北新幹線または飛行機が便利です。新幹線は「はやぶさ」で新青森駅へ向かい、JR奥羽本線に乗り換えて大鰐温泉駅へ。東京から約3時間、新青森からは約40分で到着します。
飛行機は青森空港が最寄りで、東京から約1時間半。弘前まで約1時間のバス移動後、JRで向かいます。空港定額タクシーを利用すれば、乗り換えなしで大鰐温泉駅まで直行できるため非常にスムーズです。

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青森空港や新青森駅を利用したスムーズな移動ルート
大鰐温泉へは、青森空港行きバスや新青森駅方面の在来線が、弘前駅を中心にスムーズに接続するようダイヤが組まれています。弘前―大鰐温泉間は在来線で2駅、約10分。新幹線利用時は事前に時刻を確認すると安心です。
弘前は観光地としても人気が高く、駅前には商業施設も充実。時間があれば途中下車して観光やグルメ、買い物を楽しむのもおすすめです。
湯治の文化と豊かな自然が息づく大鰐温泉で心やすらぐひとときを

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大鰐温泉は、豊かな湯と四季折々の自然、地元ならではの美味しいグルメなど、魅力あふれる温泉地です。江戸時代から続く歴史を感じさせる風情と、心身をやさしく癒やす名湯が訪れる人を包み込みます。日常を離れ、心安らぐひとときをぜひお楽しみください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:よしぷー
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