【日本屈指の湯治場】秋田・玉川温泉の魅力とは?泉質・アクセス情報など完全ガイド

時計アイコン2026.06.23

【日本屈指の湯治場】秋田・玉川温泉の魅力とは?泉質・アクセス情報など完全ガイド

秋田県にある玉川温泉は、日本有数の強酸性泉として知られる温泉地です。豊富な湯量と独特の自然環境が特徴で、多くの人々を魅了しています。周辺には四季折々の美しい景観が広がり、新緑や紅葉を楽しみながら散策できるのも大きな魅力です。温泉と自然が織り成す癒やしの空間として人気を集める玉川温泉。その特徴や魅力についてご紹介します。

玉川温泉とは?日本屈指の湯治場として知られる理由

※画像はイメージです

秋田県仙北市にある玉川温泉は、強酸性の泉質とラジウムを含む温泉で知られ、日本有数の湯治場として多くの人々に親しまれてきました。豊かな自然に囲まれたこの温泉の特徴や魅力、湯治文化とともに、おすすめのポイントをご紹介します。

※画像はイメージです

玉川温泉の歴史と湯治文化

玉川温泉は、1680年(延宝8年)に地元のマタギによって発見されたと伝えられています。鹿が温泉で傷を癒やしていたことが発見のきっかけとされており、かつては「鹿の湯」や「鹿湯」と呼ばれていました。

当初は硫黄採掘場の作業員やマタギが利用する温泉でしたが、1885年に湯治場として開設。1934年には現在の「玉川温泉」に改称され、全国にその名が広まりました。さらに1950年の国道開通によりアクセスが向上し、多くの湯治客が訪れる名湯として発展しています。

※画像はイメージです

pH1.2の強酸性泉として知られる泉質

玉川温泉の最大の特徴は、その希少な泉質にあります。塩酸を主成分とする強酸性の温泉で、源泉のpH値は1.2と日本屈指の強酸性を誇ります。また、毎分約9,000リットルという豊富な湧出量も大きな特徴です。さらに、玉川温泉はラジウムを含む温泉としても知られています。

こうした特性から、多くの人々が湯治を目的に訪れており、全国有数の湯治場として高い人気を集めています。

玉川温泉の天然岩盤浴とは

※画像はイメージです

玉川温泉は、天然の岩盤浴が楽しめることでも知られています。温泉周辺では地熱が発生しており、地面に横たわって自然の岩盤浴を体験できます。また、宿泊施設によっては屋内の岩盤浴設備を備えているところもあります。そこで次に、玉川温泉で岩盤浴を楽しむ際のポイントをご紹介します。

※画像はイメージです

天然岩盤浴が「岩盤浴発祥の地」と呼ばれる理由

岩盤浴は、玉川温泉の源泉近くにある岩場で、湯治客がゴザを敷いて休んでいたところ、その心地良さや温熱感が評判となったことが始まりといわれています。そのため、玉川温泉は「岩盤浴発祥の地」として広く知られています。

玉川温泉の天然岩盤浴は、地中から伝わる自然の地熱を利用して屋外で行うのが特徴です。開放感あふれる環境の中で、秋田の豊かな自然を感じながらゆったりと過ごせることが大きな魅力です。

※画像はイメージです

天然岩盤浴エリアの場所と利用方法

玉川温泉の天然岩盤浴は、屋外に設けられた岩盤浴小屋を利用するのが一般的です。地熱で温められた岩場の上に簡易的な小屋が設置されており、その中で岩盤浴を楽しめます。また、小屋以外にも岩盤浴が認められている場所がありますが、利用可能なエリアかどうか事前に確認しましょう。

利用する際はゴザなどを敷いて横になり、1回40分程度を目安に体調に合わせて過ごします。地熱が強い場所もあるため、適宜姿勢を変えながら、こまめな水分補給を心がけることが大切です。

※画像はイメージです

岩盤浴に必要な持ち物と服装

玉川温泉では、岩盤浴用の道具や衣類の貸し出しを行っていないため、必要なものは事前に準備して持参しましょう。岩盤の上に敷くゴザやレジャーシート、枕代わりのバスタオルのほか、体を覆うタオルケットや毛布があると便利です。服装は汗をかきやすいため、吸水性の高い長袖・長ズボンと帽子がおすすめです。

また、岩場を歩きやすい靴を選び、朝晩の冷え込みや天候の変化に備えて上着も用意しておくと安心です。さらに、発汗による脱水を防ぐため、飲み物を持参し、こまめな水分補給を心がけましょう。

※画像はイメージです

快適に利用するためのマナーと注意点

玉川温泉の天然岩盤浴は屋外で行われ、多くの利用者が同じ場所を共有しています。そのため、周囲への配慮を忘れず、マナーを守って利用することが大切です。

また、天然岩盤浴は天候や気温の影響を受けやすいため、体調が優れないときや寝不足のとき、悪天候の日は無理をしないようにしましょう。さらに、地熱が強い場所では低温やけどの恐れもあります。長時間同じ姿勢を続けないことや、こまめな水分補給を心がけるなど、安全に楽しむための対策も欠かせません。

玉川温泉へのアクセス方法

※画像はイメージです

次に、玉川温泉へのアクセス方法をご紹介します。玉川温泉は冬期休業となり、例年4月下旬から11月下旬頃まで利用できます。ただし、開館・閉館時期の前後は道路の凍結が発生することがあり、夜間通行止めとなる場合もあります。訪れる際は、事前に道路状況や営業情報を確認しておくと安心です。

※画像はイメージです

車でアクセスする場合のルート

玉川温泉へ車で向かう場合、東北自動車道の「盛岡IC」または「鹿角八幡平IC」が最寄りとなり、国道282号や46号、341号などを経由してアクセスします。また、「松尾八幡平IC」からアスピーテラインを通るルートも利用可能です。

所要時間はおおむね1時間半〜1時間40分程度ですが、時期により変動するため余裕を持った計画が安心です。なお、国道341号は冬季閉鎖されるため、事前に通行状況の確認をおすすめします。

※画像はイメージです

田沢湖駅からバスで行く方法

遠方から公共交通機関で玉川温泉へ向かう場合は、秋田新幹線で「田沢湖駅」を利用するのがおすすめです。田沢湖駅からは玉川温泉行きの路線バスが運行しており、乗り換えをすれば比較的スムーズにアクセスできます。

バスの本数は多くありませんが、新幹線の発着に合わせてダイヤが組まれています。そのため、新幹線を利用する際は事前に公式サイトで時刻表を確認し、余裕を持って計画を立てると安心です。

※画像はイメージです

駐車場の場所と利用時の注意点

車で玉川温泉へアクセスする際は、駐車場の利用に注意が必要です。十和田八幡平国立公園内に位置するため敷地内の駐車スペースは限られており、さらに強酸性の温泉成分や噴気の影響で車が劣化する恐れもあります。そのため宿泊利用の場合は、近隣の「新玉川温泉」の駐車場を利用し、送迎車で移動するのが一般的です。

まず玉川温泉の宿前で荷物を降ろし、その後新玉川温泉へ移動する流れとなるため、忘れ物のないよう注意しましょう。

玉川温泉に訪れる際のおすすめシーズン

※画像はイメージです

次に、玉川温泉の季節ごとのおすすめポイントをご紹介します。玉川温泉は十和田八幡平国立公園内に位置し、雄大な自然に囲まれた温泉地です。四季の移ろいを感じられるのも魅力で、周辺の散策や観光と合わせて楽しめます。温泉と自然の両方を満喫しながら、ゆったりとした時間を過ごせる点が大きな特徴です。

※画像はイメージです

新緑が映える春から初夏の魅力

雪解けが進み道路が開通する春から初夏にかけては、新緑が一面に広がり、清々しい空気に包まれます。周辺を散策するだけでも心身ともにリフレッシュできる季節です。

なかでも5月下旬ごろに咲く「タムシバ」は、「ニオイコブシ」とも呼ばれるほど香り高い樹木で、開花時期には甘い香りが周囲に漂います。玉川温泉の春の訪れを告げる花のひとつとして知られており、訪れた際にはぜひその香りとともに春の自然を楽しんでみてください。

※画像はイメージです

避暑地として人気の夏の過ごし方

玉川温泉は夏の避暑地としても人気があります。周辺では「田沢湖」が水位調整により透明度を増し、美しい湖面を楽しめるほか、「八幡平」周辺では緑豊かな景観と青く澄んだ湖が織り成す絶景が広がります。いずれも夏ならではの見どころです。

温泉での湯浴みの合間にドライブを楽しむのもおすすめで、平地に比べて気温も穏やかなため、快適に過ごせるのも魅力のひとつです。

※画像はイメージです

紅葉シーズンに楽しめる景観

玉川温泉で最も人気のある季節は秋です。10月中旬頃ごろになると周辺一帯が美しい紅葉に包まれ、紅葉鑑賞を目的に訪れる観光客でにぎわいます。温泉とともに、秋ならではの風景を楽しめるのが魅力です。

特におすすめは「玉川温泉大橋」からの眺めで、新玉川温泉へ向かう途中に位置しています。近くの山から遠景まで一望でき、紅葉の色づきの変化も楽しめます。往復の際には、ぜひ立ち寄って景色を満喫してみてください。

玉川温泉周辺で立ち寄りたい見どころ

※画像はイメージです

玉川温泉を訪れる際は、周辺の見どころもぜひ散策してみてください。周辺には温泉の力を感じられるスポットや、雄大な自然を体感できる場所が点在しており、地球のエネルギーを間近に感じられます。温泉での滞在と合わせて、こうした自然散策も楽しむことで、玉川温泉の魅力をより深く味わうことができます。

大噴

「大噴」は玉川温泉の源泉であり、この湧出口から温泉が勢いよく噴き出しています。単一の湧出口としては日本最大級の湧出量を誇るとされ、98度にも達する熱湯が噴出する様子からは、地球のエネルギーを強く感じられます。

大噴は後述する玉川温泉自然研究路の一角にあり、石畳の歩道が整備されています。また周辺ではゴザを敷き、岩盤浴を楽しむ人々の姿も見られます。

玉川温泉自然研究路

玉川温泉自然研究路は、玉川温泉から上流の地獄谷まで続く散策路で、石畳の歩道が整備されています。全長は一周30分ほどで、温泉滞在の合間に気軽に散策を楽しめます。

周辺にはブナやアオモリトドマツの原生林が広がり、温泉が流れ込む「湯の川」や源泉の「大噴」、温泉成分が堆積した「湯畑」など、玉川温泉ならではの迫力ある自然景観を満喫できます。初夏から夏には高山植物の観察も楽しめます。

噴気孔と北投石が見られる散策エリア

※画像はイメージです

散策エリアの途中には「北投石」が見られる場所があります。これは玉川温泉の温泉成分が沈殿してできたもので、学術的には含鉛重晶石と呼ばれます。産出地は台湾の北投温泉と玉川温泉に限られ、天然記念物に指定されているため持ち出しは禁止されています。

また、各所に見られる噴気孔からは熱気が立ち上り、玉川温泉ならではの地熱の力を感じられます。雄大な自然のエネルギーをぜひご堪能ください。

玉川温泉ならではの湯治文化を体感しよう

※画像はイメージです

玉川温泉は日本有数の湧出量を誇り、国内でも屈指の強酸性の温泉として知られています。そのため入浴だけでなく岩盤浴でも人気があり、多くの湯治客が訪れます。古くから湯治場として親しまれてきた歴史を持ち、自然の力を感じられる特別な温泉地です。訪れた際には、ここでしか味わえない独自の湯と環境を存分にお楽しみください。

旅色編集部 おおもり

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.
Copyright indepth, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。