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北乃きい インタビュー

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Special Interview 北乃きい

ひとり旅が好きだという北乃さん。その一番の楽しみは、“出合い”なのだそう。うわさに聞いた絶景スポットや、魅力的な特産品、そして人と人とのつながり。たくさんの“初めて”を体験し、伊予市のすべてが、「お気に入り」になったようです。

――これまで愛媛県に来られたことはありますか?

19歳のときに、ドラマの撮影で1回だけあります。フェリーでの撮影で、船を降りたのは飲み物を買った時だけだったので、今回の旅が“ほぼ初”ですね。

――訪れた先々で、北乃さんは大人気でしたね。

本当にびっくりしました(笑)。みなさん具体的に「この番組のこの役が好きでした!」とか、以前に私がリリースしたCDの中の曲を「この曲が好きで、目覚ましにしていました」など具体的に言ってくださって。私の元気なところが愛媛の方々に気に入っていただけたのかな? このまま愛媛県で働こうかな、と思ったくらい、うれしかったです(笑)。

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――今回の旅では、愛媛県伊予市の美しい海、山を堪能していただきました。

私は海も山もある場所で育ったので、仕事を始めてからも、台本をおぼえる時は山、歌詞を書く時は海に行っていました。海を見ていると“無”になれて創作意欲が湧くんです。伊予市の海は、青く澄んでキラキラしていて見飽きないです。移動の車中からもずっと眺めていました。

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海を見ていると“無”になれて創作意欲が湧くんです
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――そんな海の近くにあるポン菓子専門店「海街商店」では、SNS映えとして人気の「海街ソフト」を食べていただきました。

子どもの頃に住んでいた家の近所に駄菓子屋さんがあって、「にんじん」というポン菓子はよく食べていました。久しぶりに食べた懐かしい味ではあったのですが、「海街商店」さんのポン菓子は記憶よりもずっと洗練された味でした。生クリームみたいにクリーミィなソフトクリームと伊予市の海のようにキレイなブルーのゼリー、そこにサクサクのポン菓子が加わった唯一無二のコラボレーションですよね。「海街商店」さんはとってもおしゃれな店でしたが、元は創業70年という老舗とお聞きしました。新しい形で、ポン菓子の味を守り続けていただきたいな、と思いました。

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――続いて訪れた雑貨店「mononino」もおしゃれでしたね。

私も自分の家の洗面台などを必要に迫られてDIYをすることもあるんです。「mononimo」さんには、かわいくて機能的で、しかも扱いやすいタイルがたくさんあって。ただリフォームするだけでなく、おしゃれな材料を使えばきっと毎日の気分が上がりますよね。

――伊予市は、クラフトに力を入れているそうです。

「得意です!」とまでは言えないですが、創作するのは好きです。「なかやまフラワーハウス」さんでは、多肉植物の“寄せ植え”を体験させていただき、楽しかったです。高校の必須科目に華道があったし、祖母がフラワーアレンジメントをやっていたのでちょっと自信はありました。ゴリラのフィギュアを使った、名づけて「ゴリラの地響き。これが俺の街だ!」は自分的には120点の出来でした。館長さんには、90点と言われてしまいましたが…(笑)。もっと植物と植物が重なるように作ったほうが良かったみたいです。

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――なかやまクラフトの里「道の駅なかやま そば処 こねこね亭」ではランチに、打ち立てそばを食べていただきましたが、こちらではそば打ちの体験もできるようです。

そば打ち体験、やってみたかったです。私、職業を体験できるものはどれもやってみたい派で。13歳で芸能の仕事を始めて、アルバイトの経験がないからかもしれませんが、いろんな職業に興味があります。好奇心旺盛なんです。

――そばの味の方は、いかがでしたか?

久しぶりにおそばをいただいたのですが、とてもおいしかったです。私の流儀としてまずは薬味をつけずに食べます。そばもつゆも風味が豊かでおいしかったです。今回の旅では、ほかにも海鮮をいただいたのですが、地魚が新鮮で肉厚で味が濃かったです。伊予市では、何を食べてもおいしかったです。

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――愛媛県伊予市といえば、やはり「みかん」を思い浮かべる方も多いと思いますが?

私、東京にいても「みかん100%ジュース」という名のつくものは必ず注文するくらい大好きで。オレンジジュースではなく、みかんジュースです。下灘駅前の「下灘珈琲」でいただいた「温州みかんジュース」、本当においしかったです。東京で飲んでもおいしいですが、愛媛県産のものを愛媛県でいただくのって、本当においしいですね。有名な下灘駅から見える青い海と空を眺めながらの「温州みかんジュース」は最高でした。

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――美しい景色は、三島神社でも堪能していただきましたね。

大学生やカップルなど、たくさんの方々がいらっしゃって写真を撮っていました。私は写真を撮るのも好きなのですが、“映えスポット”と聞くと、「写真で撮るよりも、この目で見て堪能したい」と思うタイプなんです。夢中で見ていて、「もっと写真を撮っておけばよかった」と後で後悔するくらい。297段の石段の途中に広がる青い海は本当に輝くようで。宮司さんに、この神社の守護獣は狛犬ではなく狛亀であることや、宮司さんが子どもの頃、石段で遊んだ思い出話をお聞きしました。こんなふうに旅先でお会いした人と、お話するのも好きなんです。この前もふらっとひとり旅をした福岡で、タクシーの運転手さんがいろいろおいしい店を教えてくださって、そこを全部まわりました(笑)。

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旅先で出会った人と、話をするのが好き
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――そういう楽しみもあって、ひとり旅がお好きなんですか?

それもありますね。友だちと旅行したら、どうしても友だちと話すことになりますし。でもひとり旅が多くなるのは、私の行動力について来られる人が少ないというのもあります(笑)。思い立ったらすぐ行動。友だちが「○○に行きたいな」って行ったら、「よし! 行こう!」とすぐに付き合います。私から「今から??」って言葉はまず出てこないですから。

――では、伊予市にふらっと再訪する日もありそうですか?

もちろんです! 実はもう別日のフライトや値段もチェック済みです(笑)。

――そう思わせるのはどんなところですか?

景色、食べ物、住んでいる方々のあたたかい人柄、温泉も近くにあって、もう全部が気に入りました。伊予市は、すべてにおいて質が高いんです。次は母や祖父母、妹とも来てみたいですね。

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――お土産もたくさん買われていましたね。

栗のお酒を父に、兄弟たちには「みかんジュース」、母にはかわいい鍋敷きを買って送りました。お土産は絶対に買います。だって、お土産を買うまでが旅だと思っていますから(笑)。

――そんな北乃さんにとって「旅」とはどんな存在ですか?

13歳から芸能の仕事を始めて、事務所のスタッフさんが考えてくれた仕事を一生懸命にやってきました。信頼しているスタッフさんが「私に合うだろう」と思ってくれた仕事ならなんでもモチベーションが上がるし、実際、どれも楽しいです。そんな仕事がひとつ終わるごとに行きたくなるのが、“旅”。新しいものに出会える旅は、私にとって、ごほうびなんです。

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北乃きい
北乃きい
Profile

1991年3月15日、神奈川県出身。2005年、ティーン向けファッション誌の専属モデルに。同年俳優デビュー。NHK連続テレビ小説『純情きらり』(2006年)、『なつぞら』(2019年)、映画『上京ものがたり』(2013年)、『ザ・テノール 真実の物語』(2014年)、舞台『真夏の夜の夢』(2020年)など俳優としての出演と並行して、2014年〜2016年は情報番組『ZIP!』の総合司会も担当。2022年はドラマ『シネコンへ行こう!』『5分後に意外な結末』などに出演。2023年は主演映画『おしょりん』の公開が控えている。

衣装協力

1日目/カーディガン97,900円、スカート97,900円、バッグ47,300円すべて(MSGM|アオイ 03-3239-0341)、イヤーカフ7,700円(D.U.E|e.m. PRESS ROOM 03-6712-6798)、リング182,600円(e.m.|e.m.青山店03-6712-6797)、靴19,800円(VEGE|VEGE 03-5829-6249)、Tシャツ(スタイリスト私物)

2日目/シャツ42,900円、スカート72,600円ともに(THE KEIJI/THE KEIJI・IJIIT&Co.表参道 03-3499-7355)、イヤーカフ19,800円、リング26,400円ともに(e.m.|e.m.青山店 03-6712-6797)、バック5,500円、靴 参考商品ともに(ACYM|ACYM 03-6457-8630)

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取材・撮影協力

愛媛県伊予市

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編集長

播磨雄介

編集

阿部大亮、細淵佳奈子、石川 葵、福田桃子、大熊静香、吉川綾乃、田嶋 咲

アドバタイジング

谷川 渉

デザイナー

ヒストリアル

HTMLコーダー

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発行人

井上秀嗣

発行元

株式会社ブランジスタメディア

東京都渋谷区桜丘町20番4号ネクシィーズスクエアビル

将軍家が愛した逸品も!伊予市の名物あらかると

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