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木村多江 インタビュー

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Special Interview 木村 多江

京都府庁旧本館、舞鶴の赤れんがパークといった歴史的建造物をはじめ、豊かな自然に囲まれた伊根町、重ねてきた歴史が独自の街並みを形成している与謝野町など、まだまだ知られていない魅力がある京都。「文化の幅広さを知りました」と語る木村さんに、さまざまなスポットを巡った今回の旅について振り返ってもらいました。

―― 京都のさまざまな場所を巡ってきましたが、いかがでしたか?

実は京都市には何度も来たことがあるんです。だから「京都ってこういう場所」というなんとなくイメージがあったんですけど、今回初めていろいろな場所に行ってみて「京都の魅力って奥深いんだな」と思いましたね。まだまだ知らないところ、文化がたくさんあって新しい発見と体験ができた気がします。

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―― まずは、京都府庁旧本館を訪ねました。

とても西洋風の建物ではあるんですけど、日本らしさがきっちりあって、当時の宮大工さんのカッコ良さや気概のようなものを感じました。旧議場の花の装飾など、一つひとつにストーリーが込められていて、見応えがありましたね。西洋文化へのリスペクトと日本らしさが融合した素敵な建物だと思います。

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―― 与謝野のちりめん街道では、地元の方との触れ合いもありましたね。

ちりめん街道は、いろいろな国の文化が融合されたかのような不思議な魅力がありました。日本って伝統を守りながらも新しいものを取り入れるのがうまいですよね。カフェの「2Rin」さんでは、人生初のクリームソーダをいただいて…。とても居心地が良くて近所にあればいいのに、と思いました(笑)。

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―― 丹後ちりめんのハンカチ染め体験は、いかがでしたか?

すごく楽しかったです!体験は大好きなので、時間を忘れて夢中になってしまいました。薄く色を塗って主張を強くしないことで、丹後ちりめんと染色の調和がとれるというバランス感覚は日本らしさを感じましたね。
私は着物が好きなので、丹後ちりめんのシルクってなんでこんなに気持ちがいいんだろって思っていたんです。今回機織りの機械を見せていただいて、こんなに細い糸であれほど長い反物を作るのは大変だろうなと感動しました。やっぱり京都ってすばらしい職人さんがいるんですね。

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―― 伊根の舟屋が並んだ景色も初めてご覧になられたんですよね?

そうですね。本当にタイムスリップしたかのような感覚になりました。漁師さんが山にどんぐりとか椎木を植えて海をきれいにしているという話を聞いて、自然と人が共存しているんだな、と。人って本来こういう生き方をすべきなんじゃないかなってとても謙虚な気持ちになりました。

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―― 伊根では、そこで獲れた魚を食べられていましたね。

マグロやタイなどをお寿司にしていただきました。まろやかというか、やさしい味がしましたね。それぞれの魚の主張があまり強くないんですよ。でもきちんと香りがあっておいしい。水の澄んだ海で育った魚を、京都の清らかな水で炊いたお米と一緒に食べることでここにしかない味わいになるんだな、と思いましたね。
あと魚の獲れる時期についてもお話したんですが、サンマは冬に獲ると聞いてびっくりしました。サンマは秋のもの、っていうイメージがあるじゃないですか?こういう知らないことを知ることこそが旅の楽しみなんですよね。

―― 地酒である「伊根満開」の味はいかがでしたか?

鮮やかな色合いが印象的でした。飲むとまずはフルーツみたいな味が口に広がって、その後にお米の風味がくる。日本と西洋が混ざった味わいで、和食と洋食、どちらにも合うので海外の方もお好きな味だと思います。

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―― 最後に舞鶴の赤れんがパークへも行きました。

レンガというのはやはり、経年劣化が楽しめる建材ですよね。建築からずいぶん時間が経っていると思うんですが、海風にさらされていてもしっかりと形が残っていて…。これからも時間とともに風合いが増していく美しい建物でした。

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―― 京都府への印象は変わりましたか?

そうですね。京都といってもひとまとめには決してできない。奥深くいろいろな文化がたくさんあって、誇らしくなりました。
あと、伊根にはもっといたかったですね。本当にのどかで自然の中に溶け込んでいくような気持ちになるんです。あそこで伊根満開を毎日飲んでいたいです(笑)。

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――旅好きの木村さんにとって旅とはどんな存在なんでしょうか?

発見と経験と成長かな。知らないことっていくつになっても山のようにあって、それを知るのが楽しいんです。経験値や知識も増えて、ワクワクします。どんな小さな旅でも冒険と思っていて、私は結構旅人気質かもしれないですね。仕事でもいろいろな場所に行かせていただけるので、すぐ支度して出られる状態。これからももっと新しい文化との出会いに期待して旅を続けていきたいです。

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木村 多江
木村 多江
Profile

1971年生まれ。主演映画「ぐるりのこと。」では多数の映画賞を受賞する。以降、ドラマ・映画・舞台等幅広く活躍する。12月10日(土)りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館にてオルガン・クリスマスコンサート「世界にひとつの聖夜の物語!〜パイプオルガンと少女〜」に朗読出演予定。

衣装協力

ジャケット42,900円、レースブラウス30,800円、パンツ42,900円すべて(Arobe 03-6228-3470)、イヤーカフ(左耳上)17,600円、リング(右手)25,300円共に(ノムグ https://nomg.jp)、イヤーカフ(左耳下)36,300円、チェーンチャーム19,800円、リング(左手)132,000円すべて(ユハ https://yuha.jewelry/)、ブーツ33,000円(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005)

ワンピース79,200円(ディウカ/ドレスアンレーヴ 03-5468-2118)、イヤリング14,300円(ラ・キアーヴェ/ドレスアンレーヴ 03-5468-2118)、ブーツ42,900円(エフ バイ ウェルフィット/ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005)

カーディガン121,000円(ドロシー シューマッハ/サン・フレール03-3265-0251)、ブラウス41,800円、パンツ35,200円共に(ピンコ/サン・フレール)、イヤーカフ(左耳上)17,600円(ドゥエドンネ https://duedonne.net/)、イヤーカフ(ペア)15,400円(アグ https://agu-acce.com)、リング11,000円(ノムグ https://nomg.jp)、ブーツ29,700円(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005)

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協力

京都府

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編集長

播磨雄介

編集

細淵佳奈子

アドバタイジング

三浦繁人

デザイナー

尾崎淳子(ヒストリアル)

HTMLコーダー

ヒストリアル

発行人

井上秀嗣

発行元

株式会社ブランジスタメディア

東京都渋谷区桜丘町20番4号ネクシィーズスクエアビル

03-6415-1183

京都ならではの特産スイーツ

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