―― 2日間巡ってみて松浦市の印象はいかがでしたか？

松浦市も長崎県自体も初めてだったのですが、きれいな海が広がっていて素敵でした。なによりご飯がとにかくおいしかったです。特にアジフライ！ 市内にアジフライを出しているお店が30～40店舗もあると聞いて、さらに興味が湧きました。食い倒れの旅もしたいくらいです（笑）。実際にいただいてみると、「松尾農園Matsuo Nouen + Coffee」さんのアジフライは、味がしっかりしていてサクサク、「吉乃や」さんのはふっくらしていて、アジフライって誰でも知ってる馴染みある食べ物ですけど、お店ごとにここまで味や食感が違うんだ！ って衝撃でした。

――グルメだけでなく、グッズやモニュメントなどアジフライがまちに溢れていましたね。

ユニークなまちだなってワクワクしました！ 3色で1セットのアジフライステッカーをゲットしたので、1枚は早速iPadに貼ろうと思っています。グッズの色やデザインがかわいいですし、松浦市に来た人しか買えないというところも素敵です。

シーグラスのアクセサリー作りをした時も、アジフライ型に加工された見本があったり、「道の駅 鷹ら島」には大きなアジフライのモニュメントがあったり……。アジフライでまちが繋がっているのが見えて、観光していても楽しかったです。

それと、「松尾農園Matsuo Nouen + Coffee」さんのラテアートが、かわいいハートマークだったんですが、つい「これはアジフライ型のラテアートはやらないんですか？」とお店の方に聞いてしまいました（笑）。試したことがないそうですが、「練習したらハートの形を少し変えてしっぽにできるかもしれない」っておっしゃっていたので、店員さん、ぜひできたら教えてください！（笑）

――海の青さにも癒やされましたね。

大崎海水浴場がとてもきれいでした。正直、あまり多くの人に広めたくないくらいに秘境だなって（笑）。夏になったら仲良い友達や家族とこっそりきて、地元のひとたちと触れ合って過ごしたいです。とても良い場所だよ、秘密だよ！ って言いながらちょっとずつ広めていきたい、なんて願望が出てしまいます。

――松浦のきれいな海に流れ着いたシーグラスでアクセサリー作りも体験しました。

もともとシーグラスに興味があったので、今回体験できてとても嬉しかったです。夢中になって取り組んでいたら、完成まであっという間でした。シーグラスに工具で穴を開ける時の感覚が心地よくて、穴が開く瞬間には、あ！開いた！って喜んじゃいました（笑）。両側から開けていたので、すれ違ったらどうしようと心配になりましたが、なんとかまっすぐ開いて良かったです。

――海の目の前の宿「福之島Hotel&resort TSUBAKI」はいかがでしたか？

スカイデッキから見た遠浅の海が穏やかで、なんだか優しい気持ちにもなりました。心身ともにリラックスできる場所ですね。ウェルカムドリンクに温野菜が付いてくるサービスもあって、嬉しかったです。野菜がとても好きなので、気持ちのいい景色の中で地元の野菜をいただけてテンションが上がりましたね。サウナやスパにもこだわっているホテルとお聞きしました。静かでゆっくりとした島時間の中で外気浴ができて、最高ですよね。

――「鷹島肥前大橋」からの景色も絶景でしたね。

長い橋を車で渡り始めた時に、右にも左にもきれいな青い海が見られて、興奮しながらずっと眺めていました。歩道もあって、ゆっくりと散歩したらワクワクしましたし、透明な海をじっくり眺められて車で渡るのとはまた違う発見がありました。

――橋の袂にある「道の駅 鷹ら島」ではお土産選びも楽しそうでした。

スイートスプリングという柑橘をお土産にゲットしました。そうしたら、道の駅の社長さんがスイートスプリング味のかりんとうをおすすめしてくださって。「ここにしか売ってないんですよね」と聞いたら、チラシをくださり「ここに電話したら買えるから」って、営業上手でした（笑）。食べるのが楽しみです！

「吉乃や」さんでいただいたおいしいマグロととらふぐも鷹島のものとお聞きしたので、生ものも欲しかったのですが、今回は叶いませんでした。定期的にマグロの解体もやっているそうなので、ぜひ今度は見たいなと思います。本当に楽しい道の駅でした。

――「松浦市立埋蔵文化財センター」で元寇の歴史にも触れました。

歴史は好きなのですが、詳しいわけではないんです。蒙古襲来もすぐには思い出せなかったのですが、展示を見て説明していただく中で、そういえば授業で習ったなって思い出せました。当時の器などたくさんの遺物が、きれいにそのまま残っていて驚きました。

――剛力さん流の旅のこだわりは？

ファッションのこだわりが強いです！ 行く場所に合わせて色味を決めて、旅行中は毎日違う服を身にまとってルンルンしたいんです。天気が悪い時用の服も余計に持っていったりして、つい荷物が多くなってしまいますね。

あとはカメラも必ずと言っていいほど持っています。誰かと行くと、人も撮りますが、一番多いのはやっぱり風景。目で見ているものには敵わないのですが、本当にきれいな景色を見ると、思い出に残しておきたいなって思います。今回の旅でもいっぱい海の写真を撮りました。

――最後になりますが、松浦市での旅をどのように過ごすのがおすすめですか？

デジタルデトックスをしにきてほしいなと思います。もちろん写真は撮りたいですけど、海の穏やかさになんだか心が洗われる気がするので、ゆったりと過ごしてほしいです。