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FOCAL[フォーカル]

1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~

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国際貿易港として重用されていた清水港で船の歴史を学び、いざ、船旅へ。海上から日本最高峰の富士山を眺め、西伊豆地域に向かうと、そこには壮大な岸壁が入り組む青い海や、海が恵む絶品グルメ、まちを代表する芸術家の存在がありました。

写真/酒井貴弘(アディクトケース) スタイリング/高橋さやか ヘアメイク/堀ちほ
文/松澤都呼(旅色編集部)

※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状態が変更になっている場合もあります。最新の公式情報をご確認ください。

スケジュール&アクセス
1泊2日の栃木 那珂川町の旅 スケジュール
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1st DAY 港を散策し、お腹を満たしたら博物館を訪れて清水港の歴史を辿ります。神社に立ち寄って船旅祈願が終わったらいざ駿河湾フェリーで船旅へ出発
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  1/6

清水マリンパーク

港の情景を楽しみながらゆったりと駿河湾沿いを歩くのがおすすめの公園です。貨物船から荷物を持ち上げ、貨物列車に積み上げるための機械「清水港テルファー(高さ8.4m)」や、西欧の城壁のような回廊に囲まれた広場、ヨットハーバーがあります。イベント広場や城壁上をはじめ、マリンパーク内にある4つのビューポイントから眺める富士山は圧巻。

[DATA]
住所/静岡市清水区港町1丁目7-8
電話/054-355-1122(清水マリンターミナル事務室)

清水マリンパーク
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  2/6
車で約2分

清水の海鮮をあじわう

    優雅なランチタイム

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  2/6

なすび総本店

36cmの海老が吊るされているジャンボ海老フライ御膳。すり身で包まれた、丸々一本の海老を特製のいぶりがっこをまぜたタルタルソースや、すりごまでいただきます。美村さんも、大きさに驚きながら「味がしっかりしていて、とてもおいしい!」と大絶賛。また、天然の地魚を仕入れており、清水のマグロや焼津のかつおなど、刺身や寿司もおすすめです。

[DATA]
住所/静岡市清水区富士見町5-8
電話/054-352-1006
時間/11:30〜14:30、17:00〜21:30
定休日/火曜日

なすび総本店
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  2/6
車で約2分

茶箱のラベルから

    歴史を学ぶ

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  3/6

フェルケール博物館

船の模型や輸出用茶箱などの清水港の関連資料が展示されています。特に目を引くのが、明治時代から昭和30年代に欧米に輸出されていた茶箱のラベル。浮世絵と同じ木版画の日本的なデザイン画に英語が書かれていた蘭字から、第二次世界大戦の前後に輸出先が中東やアフリカ地域へと変わり、アラビア語やフランス語へとデザインも変化していった様子から歴史を知ることができます。

[DATA]
住所/静岡市清水区港町2-8-11
電話/054-352-8060
時間/9:30〜16:30
休館日/月曜日(祝日は開館)
料金/大人400円、中高生300円、小学生200円

フェルケール博物館
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  4/6
車で約5分

船旅にむけて

安全を願いに

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  3/6

美濃輪稲荷神社

約400年前に京都伏見稲荷大社より鎮座した県内最高位、東海地方屈指の稲荷神社。趣ある次郎長通りの近くに佇み、数多い鳥居は3列に並びます。衣食住の大恩神であり、家内安全、商売繁盛、開運招福の大神として崇められ、商売人が各地から集まることが多いのだとか。人々の生活に密着した神様として信仰される神社で、船旅を祈願しいざ、港へ向かいます。

[DATA]
住所/静岡市清水区美濃輪町6-12
電話/054-352-2310

美濃輪稲荷神社
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  5/6
車で約5分

駿河湾を優雅に横断

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  5/6

駿河湾フェリー

清水港から西伊豆の土肥港へと、海上の県道223号線を走る高速カーフェリー。船内からは、駿河湾越しに富士山を麓から頂上まで望むことができ、フェリーならではの絶景が見られます。屋台では「223焼き(大判焼き)」や「たこ焼き」などが楽しめ、船内では、「駿河湾ジェラートNo.223」など、船旅のお供も充実。さらに快適な特別室もあり、ふかふかな座席で優雅なひとときを過ごすのもおすすめです。

[DATA]
住所/静岡市清水区日の出町10-80
電話/054-353-2229
時間/清水発(1日4便)7:45、10:35、13:25、16:15

美濃輪稲荷神社
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  6/6
フェリーと車で約80分

西伊豆のたからものに触れる

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 1st DAY  6/6

LOQUAT西伊豆

一日のおわりは、江戸時代から土肥の名主として代々続いた大地主・鈴木家の旧邸宅に宿泊します。ウェルカムドリンクに合わせて、ジェラートをあじわうことができ、ぐり茶やゆず、季節のミルクと伊豆の素材を堪能してはじまるステイは特別な体験に。施設名は土肥にしか無い幻の果実・白枇杷にあやかって「LOQUAT(枇杷)」と、名付けられたのだとか。

[DATA]
住所/伊豆市土肥365
電話/0558-79-3170
チェックイン/15:00〜
チェックアウト/〜11:00

LOQUAT西伊豆
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~

久能山東照宮

徳川家康公を御祭神としてお祀りする最初の東照宮、久能山東照宮。金属を食料とすることから平和の象徴とされる獏の彫刻がある楼門を抜けると、江戸時代初期の代表的建造物、国宝・御社殿があります。また、家康公の御遺命によって西向きに建てられている神廟(しんびょう)もあり、御遺骸を埋葬し奉った所と称えられているそう。久能山東照宮までは、1,159段の表参道を登る方法と、日本平山頂からロープウェイを利用し向かう方法があるので、日本平の荘厳な地形や駿河湾を楽しみながら訪れてみてはいかが。

[DATA]
住所/静岡市駿河区根古屋390
電話/054-237-2438
時間/9:00〜17:00
拝観料/社殿500円、博物館共通800円
ロープウェイ
料金/往復1,250円
時間/日本平発9:10〜久能山発〜17:00

久能山東照宮
久能山東照宮
久能山東照宮
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2nd DAY 伊豆のダイナミックな地形を楽しみ漁港でランチ。風情あるまち並みを散策し、西伊豆を満喫しました
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~2nd DAY  1/5

黄金崎公園

三島由紀夫が著作「獣の戯れ」の中で「平滑な一枚の黄金の板のやうに見える」と描写した夕陽スポット・黄金崎。海底火山の噴出物だった岩が高温の温泉水や地熱によって変色し、黄白色に染め上げられたのだとか。馬の頭そっくりな奇岩から近年「馬ロック」の愛称で慕われています。岬全体が公園になっており、富士山ビュースポット「富士見の丘」や、展望台からみる、海と岩の壮大な地形は圧巻です。

[DATA]
住所/西伊豆町宇久須

黄金崎公園
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 2nd DAY  2/5
車で約15分

イカの旨味が

やみつきになる人気店へ

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~2nd DAY  2/5

沖あがり食堂

仁科漁港に隣接する、魚介類の直売所と一体になっている食堂です。短冊切りの真イカと漬けたイカを乗せ、卵の黄身で夕陽をかたどった「いか様丼」をいただきます。ひと口かきこめば、歯ごたえがあってイカそのものの旨味を感じられます。隣の直売所で買った伊勢海老やサザエを刺し身やつぼ焼きに調理してもらえるサービスもあるので、新鮮な魚介をいただける漁協食堂ならではの魅力もあります。

[DATA]
住所/西伊豆町仁科980-6 伊豆漁港仁科支所直売所 1F
電話/0558-52-0018
時間/11:00〜14:30(食材がなくなり次第終了)
定休日/火曜日

沖あがり食堂
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 2nd DAY  3/5
車で約5分

左官技術がみえる建物も魅力

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~2nd DAY  3/5

伊豆の長八美術館

幕末に活躍した漆喰鏝絵の名人・入江長八の作品を数多く展示している美術館。松崎出身の長八の技術のすばらしさを一般の人に知ってもらいたいという建築家・石山修武氏の思いから町と協力し誕生しました。代表作品約50点を展示しており、ルーペを使って見なければ気が付かないほど緻密に作られているものもあります。建築界の芥川賞ともいわれる「吉田五十八賞」を受賞したなまこ壁を取り入れた建物も見どころです。

[DATA]
住所/松崎町松崎23
電話/0558-42-2540
時間/9:00〜17:00
入館料/大人500円、中学生以下無料

伊豆の長八美術館
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 2nd DAY  3/5
徒歩で約3分

職人の繊細な技が作り出す

趣のあるまち並み

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~2nd DAY  4/5

伊豆の長八美術館

かまぼこ型に盛り上げた漆喰の断面が、海にいるなまこに似ていることから名付けられたなまこ壁。明治初期に絹の輸出ブームで富を得た人たちが瓦葺きの家を造るようになり、冬の猛烈な西風に負けないよう、雨風に強く防火性に優れた漆喰を外壁のまわりに用いたのだとか。以降、豊かになった人々が競り合うようになまこ壁造りの家を建て、今もなお多くの建物が残っています。通りを散策し、外壁部にある家紋や屋根の下のゑぶりと言われる部分に見られる漆喰鏝絵の妙などに見え隠れする、左官職人の技を楽しむのがおすすめ。

[DATA]
住所/松崎町松崎216(近藤平三郎生家)
電話/0558-42-0745(松崎町観光協会)

伊豆の長八美術館
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~ 2nd DAY  2/5
徒歩で約4分

土地の旬のフルーツが楽しめる

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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~2nd DAY  5/5

フランボワーズ

地元の原料を使用した地産地消のケーキや焼き菓子をあじわいます。イートインスペースは、店内と、一枚板のテーブルの周りに手彫りの木の椅子が並ぶテラス席。おすすめはその時期に採れたみかんの皮をたっぷり入れて焼き上げた「松崎みかんのケーキ」。季節ごとに変わるフルーツを使ったケーキが多種類なので、どの時期に行っても楽しめます。「いちごが甘くておいしい。コーティングがジャムなのもすごくうれしい」と美村さんもぺろり。

[DATA]
住所/松崎町宮内23
電話/0558-42-1101
時間/9:30〜18:00

フランボワーズ
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1泊2日でいく 駿河湾を巡る船旅 ~清水から西伊豆へ~

堂ヶ島

昭和10年に、天然記念物に指定された洞くつ・天窓洞(てんそうどう)へ。入り口が東、南、西口と3つあり、特に南から入る洞窟は長さ147メートルにも及びます。中央は天井が丸く抜け落ち、まさに天窓。洞窟内に光が射し込む姿は幻想的で、季節や時間、天候によって水の色が変化する様子を何度見ても楽しめます。

[DATA]
住所/西伊豆町仁科2060
電話/0558-52-0013
時間/10:00〜16:00
料金/大人1,300円
所要時間/20分

堂ヶ島
堂ヶ島
堂ヶ島

旅時間がちょっと贅沢になる 駿河湾フェリー旅のしおり

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