坂出の夏を彩る一大イベントといえば「さかいで大橋まつり」です。1日目は「前夜祭」、2日目は「瀬戸大橋パレード」から始まり、フリースタイルダンス「自由連」と坂出小唄に合わせて踊る「総おどり」でお祭り気分を盛り上げます。3日目はメインイベントのひとつ「太鼓台」の競演、最終日は瀬戸大橋をバックに約4,000発の花火が上がります。なかでも、県内最大級の10号玉（尺玉）を含む大玉30発連続打ち上げは圧巻の美しさ。

現代アートの祭典として2010年から３年ごとに開催されている「瀬戸内国際芸術祭」。瀬戸内海の12の島と2つの港を会場に、春（4月中旬～5月中旬）・夏（8月上旬～9月上旬）・秋（9月下旬～11月上旬）の３会期で行われます。いろいろな会場を旅しながらアートに触れ、グルメや自然、観光名所を楽しむのがおすすめ。ちなみに、坂出市は沙弥島が会場になっていて、2022年は春会期のみの開催で4万人もの来場客が訪れたそう。

五色台にある白峰山の守護神である相模坊天狗は、日本の八天狗の一狗に数えられます。その相模坊天狗の伝承にちなんだイベントが「坂出天狗まつり」です（例年2月第2土・日曜日に開催）。10.9（テング）kmを巡るテングウォークやマラソン大会など、カラダを動かしながら坂出市ゆかりの歴史上の偉人や、文化遺産を楽しく知ることができます。イベントの名物グルメ「天狗うどん」は10（テン）の語呂合わせした具（グ）がたっぷり。

中秋の名月の前後5日間、池泉回遊式の庭園である「香風園」で中秋の名月を愛でる「観月会」が開催されます。「香風園」が再整備された2001年から始まったイベントで、多くの市民が集う恒例行事です。期間中は、坂出市在住の彫刻作家の作品が彩る会場で、長唄やジャズサックスを聴きながら、ゆったりとした気分でお月見を。入園無料で、ライトアップ時間は18:00〜20:30となっています。

降雨が少なく、大きな河川もないため水不足に悩まされてきた坂出を潤す役割を果たしてきた府中湖。その府中湖で、水の大切さや有効利用について広く啓発し、地域の活性化や魅力づくりを目的に開催されているのが「水のフェスティバルin府中湖」です。10月第1土・日曜日の2日間に、ウォークラリーのほか、竜神をかたどったカヌー艇で早さを競うドラゴンカヌー大会、川柳コンテストなどさまざまなプログラムが用意されています。