レトロな町並みとグルメを満喫する
湯浅あるき

1泊2日のRefresh Trip 湯浅町[和歌山県]

公開日2019.04.25
レトロな町並みとグルメを満喫する
湯浅あるき

紀伊半島の西岸に位置する和歌山県湯浅町は、波静かな海岸線と緑の山々に囲まれた町。古来より熊野古道の宿場町として栄え、醤油発祥の地としても知られています。伝統と文化がいまに息づくレトロな町並みはもちろん、豊かな海の幸や柑橘、マリンレジャーの楽しみなど、その魅力は小さなエリアにあふれんばかり!春から夏へと向かう光まばゆいこの季節、のんびりとした時間を味わいに、湯浅を旅してみませんか。

写真/藤原晋介 文/相田玲子

TIME SCHEDULE

1日目

11:00

湯浅駅からスタート

徒歩で約10分

11:15

「湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区」をのんびり散策

徒歩で約3分

11:30

「甚風呂」で昔の暮らしを知る

徒歩で約2分

12:15

「北町茶屋いっぷく」で昼ごはん

徒歩で約1分

13:30

「太田久助吟製」で金山寺味噌を買う

徒歩で約16分(車で約6分)

14:30

「湯浅醤油」で蔵見学と醤油テイスティング

17:00

宿泊先へ

2日目

08:30

宿を出発

09:00

「栖原海岸」でシーカヤック体験

車で約5分

12:15

「しらすや 前福」でお土産を買う

車で約10分

13:00

「かどや食堂」で生しらす丼に舌鼓

徒歩で約2分

14:15

「古由青果」で柑橘ジェラートを

車で約15分

15:30

「白上山の峠(施無畏寺近く)」から湯浅湾の絶景を望む

車で約15分

16:30

湯浅駅へ

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1st DAY /
歴史と伝統に触れる町歩き

11:15

醤油の香り漂う町並みを散策

湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区

江戸時代には醤油蔵が軒を連ねていたという湯浅の町並みはノスタルジック! 現在も往時のままの町割は、比較的広めの「通り」と、「小路小路(しょうじこうじ)」と呼ばれる入り組んだ路地からなります。町の歴史やそれぞれの建築物に詳しい湯浅ガイド協会の語り部さんと、一緒に歩くのもおすすめです。

DATA
「語り部さんと歩く」ガイド情報
電話/090-7877-4749(湯浅ガイド協会)
料金/1人300円
※コースや内容、時間等は応相談
※3~4日前までに要予約
※観光案内全般については(一社)湯浅観光まちづくり推進機構(0737-63-2525)まで

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徒歩で約3分
11:30

かつての銭湯空間で昔の暮らしを知る

銭湯跡歴史資料館「甚風呂」

幕末から昭和末期まで4代にわたって営まれた公衆浴場「戎湯(えびすゆ)」を、そのまま生かした資料館。小路の辻にあり、個性的な装飾の土塀を巡らせた浴場と、経営者の住居だった主屋とで構成されています。浴場は昔懐かしい銭湯の姿をいまに伝え、主屋は古民具の展示室に。明治・大正期の意匠を多く残した建物は、それ自体が貴重な文化遺産です。

DATA
住所/湯浅町湯浅428
電話/0737-20-2033
時間/10:00~16:00(平日12:00~13:00は昼休み)
休館日/水曜日(祝日の場合は翌日)、12月29~1月3日
入館料/無料

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徒歩で約2分
12:15

長居したくなる古民家カフェでランチ

北町茶屋いっぷく

江戸後期に建てられた趣ある町家をリノベーション。靴を脱いで畳に上がるスタイルならではの居心地よさで、そのままゴロンと寝転んでしまいそう。メニューは丼物や自家製カレーライス、うどんなど。2軒隣の鮮魚店「楠山商店」で焼き魚や刺身を買って持ち込むこともできます。たまごごはんセット(550円)と焼きサバを組み合わせたランチも人気。

DATA
住所/湯浅町湯浅23
電話/0737-62-3300
時間/11:00~18:00入店まで
定休日/月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
※楠山商店は水・日曜日、祝日

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徒歩で約1分
13:30

古伝の製法を守る金山寺味噌の老舗

太田久助吟製

江戸時代から醤油醸造を営み、戦後、金山寺味噌専業に。米はもちろん、大豆、丸麦、丸茄子など原料はすべて国産です。夫婦二人、昔ながらの手作業で時間をかけて丁寧に仕込み、2~3カ月の熟成を経て店頭へ。自慢の金山寺味噌はまろやかな味わい。丸麦の粒感や野菜の歯ごたえもほどよく残り、ごはんのお供にも酒の肴にもぴったり!

DATA
住所/湯浅町湯浅15
電話/0737-62-2623
時間/9:00~18:00
定休日/不定休

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徒歩で約16分(車で約6分)
14:30

醤油蔵見学とテイスティングを堪能!

湯浅醤油

昔ながらの製法で蔵人が手造りする醤油が世界でも評判に。100年現役の杉樽が並ぶ「九曜蔵」で、その工程を見学できます。もろみを攪拌する「櫂入れ体験」(300円)や、ペットボトルにもろみを仕込む「醤油づくり体験」(1080円)もおすすめ。売店ではさまざまな種類の醤油のテイスティングが可能です。最後はぜひ「蔵カフェ」で、人気の醤油ソフトクリーム(350円)を!

DATA
住所/湯浅町湯浅1464
電話/0737-62-2100
見学時間/9:00~16:00
休館日/年末年始
料金/蔵見学無料※要予約

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17:00 宿泊先へ

2nd DAY /
美しい自然とグルメを堪能

09:00

初心者でも安心! シーカヤック体験

栖原海岸
(すはらかいがん)

波穏やかな湯浅湾には、美しい入り江や洞窟、無人島など、海からカヤックでしか近づけないポイントがいっぱい。栖原海岸を拠点にしたシーカヤックツアーなら、誰でも気軽にその魅力を味わえます。「アイランドストリーム」を運営する海洋冒険家・平田毅さんのレクチャーを受けて初体験した佐野さんも、その安定感に驚いた様子。ツアーは3時間コースからあるので、町歩きと合わせて楽しめそうです。

DATA
アイランドストリーム
住所/湯浅町栖原1434
電話/0737-63-3221
※ハーフデイツーリング(9:00~12:00/13:30~16:30)7,000円、ワンデイツーリング12,000円(昼食・温泉付き)

【ここでも体験できます】
すはらシーサイドハウス
住所/湯浅町栖原字丸山966-1
電話/0737-63-6550
※ショートコース(9:00~12:00/13:15~16:15)6,500円、1日コース11,000円(昼食・温泉付き)

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車で約5分
12:15

特産のしらすを旅のお土産に

しらすや 前福

創業以来116年、しらす加工一筋の老舗。機械での乾燥や科学的な処理は一切行わず、水と塩と天日だけで仕上げる昔ながらの製法を貫いています。ふわふわの釜揚げしらすはもちろん、天日干しちりめん、佃煮など、一度食べたら忘れられない美味しさ。通常は加工場の見学には対応していませんが、タイミングがよければ天日干しのシーンに会えるかも。

DATA
住所/湯浅町栖原407
電話/0737-63-3156
時間/9:00~17:00
定休日/日曜日

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車で約10分
13:00

産地ならではの贅沢生しらす丼

かどや食堂

戦後すぐから親子3代にわたって続く食事処。いまや町の名物になっているしらす丼を、湯浅で最初に出したお店です。湯浅醤油をベースに、有田みかんのはちみつや紀州梅の梅干しを合わせて炊くオリジナルのタレが、新鮮なしらすの風味を引き立てて絶品! 生しらす丼(1100円)のほか、釜揚げしらす丼(720円)もおすすめ。

DATA
住所/湯浅町湯浅1109-1
電話/0737-62-2667
時間/11:00~14:00、17:00~21:00(LO20:00)※水・日曜日は昼のみ営業
定休日/月1回不定休

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徒歩で約2分
14:15

果物のプロが作る絶品ジェラート

古由青果

江戸末期から続く老舗青果店。和歌山の旬の果物が所狭しと並ぶ店内の一角で、ジェラートをいただくことができます。完熟フルーツをアイスクリームの成分の40%以上と極限まで詰め込んだジェラート(シングル200円、ダブル300円)は、もちろん自社工場製。エキスや合成着色料、香料、保存料は一切不使用。まさに果物そのものの美味しさです。

DATA
住所/湯浅町湯浅1074
電話/0737-64-1777
時間/9:00~17:00
定休日/日曜日、祝日

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車で約15分
15:30

湯浅湾の絶景を一望する穴場スポット

白上山の峠(施無畏寺近く)

栖原海岸前の坂道を上がっていくと、白上山の中腹に明恵上人ゆかりの名刹「施無畏寺」の山門が見えてきます。さらに上った先には本堂や開山堂、鐘楼なども。みかん畑が斜面に広がるこのあたりは、湯浅湾を見晴らすことのできる、知る人ぞ知る絶景ポイント。上人修行の地として有名な苅藻島などの島影も美しく、とくに夕暮れ時は息をのむほど!

16:30 湯浅駅へ

湯浅町[和歌山県]へのアクセス

東京から
羽田空港

飛行機で約1時間25分

関西国際空港

関西空港線関空快速で約12分

日根野駅

JR特急くろしおで約50分

湯浅駅
大阪から
新大阪駅

JR特急くろしおで約1時間35分

湯浅駅
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