
2026.09.24
秋田・乳頭温泉郷とは?七湯の魅力や湯めぐりの楽しみ方を徹底解説
秋田県仙北市、十和田・八幡平国立公園内の乳頭山麓に点在する7つの湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれています。7つの湯それぞれが独自の源泉を持ち、全体で10種類以上の異なる泉質を楽しめるのが特徴。「湯めぐり帖」を利用して、個性豊かなお湯をめぐるのもおすすめ。今回はそんな乳頭温泉郷の魅力や楽しみ方を、たっぷりとご紹介します。
この記事の目次
- 乳頭温泉郷の魅力は?七つの温泉宿で異なる泉質と山あいの秘湯を楽しむ
- 乳頭温泉郷の七湯を紹介|それぞれの温泉と宿の特徴
- 乳頭温泉郷の湯めぐりを楽しむ方法
- 乳頭温泉郷を訪れる季節と旅の楽しみ方
- 乳頭温泉郷へのアクセス方法
- 乳頭温泉郷に関するよくある質問
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乳頭温泉郷の魅力は?七つの温泉宿で異なる泉質と山あいの秘湯を楽しむ

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十和田・八幡平国立公園内の乳頭山麓に点在する7つの温泉宿の総称が「乳頭温泉郷」。宿ごとに異なる源泉を持っており、さまざまな泉質を楽しむことができます。また、四季折々の美しいブナの森や渓流に囲まれた秘湯として知られており、国内外から多くの人々が訪れます。まずは、そんな乳頭温泉郷の魅力をご紹介します。
乳頭山の麓に七つの温泉宿が点在する
秋田県仙北市と岩手県雫石町にまたがる、標高1,478mの「乳頭山」。十和田八幡平国立公園の中にあり、高山植物やブナの森といった自然があふれています。そんな乳頭山の麓に点在する7つの温泉宿の総称が「乳頭温泉郷」です。江戸時代より続く秘湯の宿「鶴の湯」、渓流に佇む「妙乃湯」、源泉沸き立つ「黒湯温泉」、山の薬湯「孫六温泉」をはじめ、個性豊かなお湯を楽しむことができます。
宿ごとに異なる源泉と多彩な泉質を楽しめる
乳頭温泉郷は、点在する7つの宿がそれぞれ独自の源泉を持ち、宿ごとに泉質や色、効能が大きく異なるのが特徴。足元から源泉が湧く露天風呂が有名な「鶴の湯温泉」、金の湯と銀の湯の2種類の源泉を持つ「妙乃湯」、乳頭温泉郷の最も奥にあり湯量が豊富な「黒湯温泉」、木立に囲まれた野趣あふれる露天風呂の「蟹場温泉」、「山の薬湯」と呼ばれるラジウム鉱泉「孫六温泉」、緑がかった酸性泉の「大釜温泉」、ナトリウム炭酸水素塩泉と単純硫黄泉の2種類の源泉を持つ「休暇村乳頭温泉郷」があり、これらの温泉をめぐる「七湯めぐり」を楽しめます。
ブナ林に囲まれた自然の中で湯めぐりを楽しめる
乳頭温泉郷は、十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に広がっている、豊かなブナの原生林に囲まれた秘湯です。新緑の春、涼やかな夏、紅葉に染まる秋、雪深い冬と、いつ訪れても四季折々のブナ林の美しい自然を満喫できます。乳白色の有名な混浴大露天風呂「鶴の湯」、渓流のすぐそばにあり、滝を眺めながら入浴できる風情ある露天風呂「妙乃湯」など、大自然の中で開放的な湯浴みを楽しめる露天風呂がたくさんあります。
乳頭温泉郷の七湯を紹介|それぞれの温泉と宿の特徴

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ひとつの温泉郷のなかに10種類以上の源泉を持つ「乳頭温泉郷」は、宿ごとに異なるお湯を楽しめるのが魅力です。ここでは、「鶴の湯温泉」「妙乃湯」「黒湯温泉」「蟹場温泉」「孫六温泉」「大釜温泉」「休暇村乳頭温泉郷」といった七湯の温泉と宿の特徴をご紹介します。
鶴の湯温泉
乳頭温泉郷で最も古い歴史を持つ「鶴の湯温泉」は、地元の猟師が温泉で傷を癒やす鶴を見つけたことからこの名が付いた秘湯。江戸時代には秋田藩主の湯治場として使われ、当時警護の武士が詰めた茅葺き屋根の長屋「本陣」が今もそのまま残っています。「白湯」「黒湯」「中の湯」「滝の湯」といった4つの源泉があります。自然と一体になれる、風情豊かな乳白色の混浴露天風呂が名物です。
妙乃湯
先達川の渓流沿いに佇む「妙乃湯」は、宿のすぐ脇を流れる渓流のせせらぎや滝を間近に感じられる絶景露天風呂が魅力。マグネシウム・カルシウム硫酸塩泉の「金の湯」と、単純泉の「銀の湯」といった、2つの自家源泉を楽しめ、混浴露天風呂のほか貸切風呂も充実しています。アンティーク調の落ち着いたインテリアで統一された和モダンな雰囲気の宿は女性からの人気が高く、地元で採れる山菜やキノコを中心とした懐石風料理も好評です。
黒湯温泉
乳頭温泉郷の中でも最も奥地に位置する「黒湯温泉」は、豊かな湯量と江戸時代からの素朴な湯治場風情が特徴。茅葺きや杉皮葺きの古い宿舎や湯小屋が残り、昔ながらの雰囲気を楽しめます。乳頭温泉郷随一の豊富な湯量を誇り、敷地内の河原の源泉地では、温泉がブクブクと湧き出る様子を間近で見られます。青白く濁るなめらかなお湯の露天風呂や打たせ湯のほか、源泉の湯畑で茹でた「黒たまご」も名物。
蟹場温泉
豊かな自然に囲まれた「蟹場温泉」は、周辺の沢に多くのサワガニが棲んでいたことから「蟹場温泉」と名付けられました。本館から原生林の中を50mほど歩いた場所にある露天風呂「唐子の湯」では、新緑や紅葉、冬の雪見風呂など四季折々の景色を楽しめます。秋田杉を使用した、木のぬくもりあふれる内風呂も完備。乳頭温泉郷ではめずらしい無色透明なお湯は、肌に優しく体の芯からじっくりと温まります。
孫六温泉
明治35年(1902)に開湯した「孫六温泉」は、昔ながらの湯治場の風情を残す宿として「山の薬湯」と呼ばれ親しまれてきました。2025年に「乳頭温泉郷 孫六温泉 六庵」としてリニューアルオープンした宿には、自然を感じながら楽しめるバレルサウナも設置されています。開放感あふれる混浴露天風呂、男女別内湯の「唐子の湯」、天然石の混浴内湯「石の湯」といった多彩なお風呂で、4つの異なる自家源泉から湧き出る100%掛け流しの温泉を堪能できます。
大釜温泉
木造校舎を移築したユニークな宿「大釜温泉」は、門柱を模した標識など、館内に昔の学校のようなぬくもりと懐かしい空間が広がっています。「苦味泉」とも呼ばれる温泉は、鉄分を含んだ酸性含ヒ素ナトリウム塩化物硫酸塩泉で、「傷の湯」「皮膚の湯」とも親しまれており、ブナの森や木々に囲まれた露天風呂が名物。敷地内には夏季限定で楽しめる、乳頭温泉郷で唯一の足湯が設置されています。
休暇村乳頭温泉郷
乳頭山麓のブナ林に囲まれた「休暇村乳頭温泉郷」は、乳頭温泉郷の中では比較的新しい近代的な建物で、広いロビーや快適な設備が整っています。ナトリウム炭酸水素塩泉のゆったりとした内湯「乳頭の湯」、ブナの木々に囲まれた開放的な単純硫黄泉の内湯と露天風呂を備える「田沢湖高原の湯」といった、2つの異なる天然温泉が魅力。敷地内には、大自然の中でのアウトドア体験を気軽に楽しめる「乳頭キャンプ場」もあります。
乳頭温泉郷の湯めぐりを楽しむ方法

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7つの個性豊かな宿が点在する乳頭温泉郷は、宿泊の場合は「湯めぐり帖」、日帰りの場合は「湯めぐりマップ」を利用して、便利に湯めぐりを楽しめます。ここでは、湯めぐりの楽しみ方や効率の良い移動の仕方など、乳頭温泉郷の湯めぐりを楽しむ方法をご紹介します。
宿泊者向けの「湯めぐり帖」で七湯を巡る
「湯めぐり帖」とは、乳頭温泉郷の7つの宿の宿泊者限定で購入できる、お得な温泉めぐり用の折りたたみ手帖。乳頭温泉郷にある7つの宿のうち、宿泊先以外の各施設に1回ずつ入浴できます。温泉郷内をまわる循環バス「湯めぐり号」に無料で乗車でき、料金は大人2,500円、子ども1,000円。購入日から1年間有効なため、今回の旅で回り切れなくても、次回の訪問時に残りの温泉を楽しむことができます。
日帰り利用では「湯めぐりマップ」と各宿の日帰り入浴を利用する
「湯めぐりマップ」は、乳頭温泉郷の宿を結ぶ循環バス「湯めぐり号」の1日利用券。購入した日に限り「湯めぐり号」に何度でも乗降可能で、料金は大人1,000円、子ども500円です。入浴料は含まれていないので、各宿で入浴する場合は別途料金がかかります。乳頭温泉郷にある7つの宿すべてで、日帰り入浴を受け付けていますが、宿ごとに日帰り入浴不可の日や曜日があるので、事前に確認しておくと安心です。
湯めぐり号や徒歩を組み合わせて効率よく移動する
乳頭温泉郷の湯めぐりは、循環バス「湯めぐり号」と近接エリア間の徒歩移動を組み合わせるのが、効率よく回るコツ。バスの本数が1~2時間に1本程度と少ないため、休暇村乳頭温泉郷、妙乃湯、蟹場温泉、孫六温泉、黒湯温泉など比較的距離が近い区間は、ブナの原生林を眺めながら徒歩で移動すると待ち時間を減らせます。鶴の湯温泉は他の6湯から約3km離れているので、バスの利用がおすすめです。
乳頭温泉郷を訪れる季節と旅の楽しみ方

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ブナの原生林に囲まれた大自然の中で、四季折々の美しい風景と温泉を楽しめる乳頭温泉郷。さわやかな森林浴が楽しめる春、涼しい高原の空気の中で散策を満喫できる夏、色鮮やかな紅葉を眺めながらの露天風呂が格別の秋、辺り一面が白銀の世界に包まれる冬といった、季節ごとの魅力があふれています。
新緑や紅葉に包まれる春から秋の温泉旅
乳頭温泉郷では、春から初夏にかけてみずみずしいブナの原生林の「新緑」を楽しめます。雪解けとともに5月ごろから一斉にブナの若葉が芽吹き、冬期休業を終えた宿も営業を再開します。山全体が赤や黄色に染まる圧倒的な「紅葉」に包まれる秋は、一年で最も華やかな季節。露天風呂に浸かりながら見上げる紅葉は、まさに絵画のような美しさです。周辺の山々で採れた天然のきのこなど、秋の味覚も堪能できます。
雪景色の露天風呂を楽しむ冬の温泉旅
冬の乳頭温泉郷の最大の魅力は、深い雪景色に包まれた幻想的な空間で味わう「雪見露天風呂」。真っ白な雪がしんしんと降り積もる中、乳白色や茶褐色の温かい温泉に浸かる至福のひとときをお楽しみください。宿の周りに手作りのかまくらや雪灯籠が飾られ、夜は温かい灯りが幻想的な雰囲気を演出。名物の「山の芋鍋」など、心も温まる冬ならではの郷土の味も魅力です。
乳頭温泉郷へのアクセス方法

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秋田県仙北市田沢湖の乳頭山麓に位置する乳頭温泉郷は、バスや車を利用して訪れることができます。ここでは、乳頭温泉郷へのそれぞれの交通手段でのアクセス方法をご紹介します。
田沢湖駅から羽後交通バスでアクセスする
田沢湖駅から乳頭温泉までは、JR田沢湖駅前のバスターミナルから羽後交通の路線バス「乳頭線」に乗車し、約50分でアクセスできます。降車する温泉や宿の停留所により異なりますが、片道約950円です。
車で訪れる場合のアクセスと冬季の注意点
乳頭温泉郷へ車で向かう場合、東北自動車道「盛岡IC」から国道46号・341号を経由し、約1時間30分でアクセスできます。秋田県の山間部であるため、冬期(11月下旬~4月ごろ)は積雪や路面凍結が発生します。スタッドレスタイヤやチェーンを着用し、運転には十分ご注意ください。
温泉郷内は湯めぐり号を利用して移動する
乳頭温泉郷の循環シャトルバス「湯めぐり号」は、点在する7つの宿を効率よく結んでおり、温泉めぐりに大変便利です。時期や曜日によって運行状況が異なるため、事前に情報を確認しておきましょう。
乳頭温泉郷に関するよくある質問

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乳頭温泉郷には7つの温泉宿が点在し、湯めぐりに関する質問が多く寄せられます。乳頭温泉郷を訪れる前に、よくある質問をチェックしましょう。
Q. 乳頭温泉郷の七湯はすべて日帰り入浴できますか?
A. 乳頭温泉郷の七湯は、基本的にすべて日帰り入浴可能です。しかし、宿の休業や冬季閉鎖など、営業の状況によって入浴できない場合もあるので、事前に宿の情報を確認するのがおすすめです。
Q. 乳頭温泉郷の湯めぐりは何泊するのがおすすめですか?
A. 乳頭温泉郷の湯めぐりは、すべての宿をしっかり楽しむなら2泊するのがおすすめです。
Q. 乳頭温泉郷の湯めぐりにはどのくらい時間がかかりますか?
A. 乳頭温泉郷の湯めぐりの所要時間は、2~3カ所を巡る日帰りの場合で約4時間が目安です。全て入浴したい場合は、2日間に分けて計画するのが確実です。
七つの個性豊かな温泉を巡り乳頭温泉郷ならではの湯旅を楽しもう

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乳頭温泉郷は、独自源泉を持つ7つの個性豊かな宿で、多彩な泉質の温泉を堪能できます。宿泊の場合は「湯めぐり帖」、日帰りの場合は「湯めぐりマップ」を利用して、さまざまな温泉を巡ってみましょう。ブナの原生林に囲まれた乳頭温泉郷は、季節ごとに異なる雰囲気があり、一年を通して魅力があふれています。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:erierieri1
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