【佐賀・嬉野温泉】ご飯が美味しいおすすめ温泉宿・ホテル2選を徹底解説

時計アイコン2024.07.25

【佐賀・嬉野温泉】ご飯が美味しいおすすめ温泉宿・ホテル2選を徹底解説

佐賀県嬉野にある嬉野温泉は、隣にある武雄温泉と並んで西九州を代表する温泉郷として、九州で人気の温泉観光スポットです。令和4(2022)年9月に西九州新幹線が開業し、JR嬉野温泉駅まで長崎や博多からのアクセスがより一層便利になり、ますます観光客の需要が高まっています。今回は、佐賀・嬉野温泉の「ご飯が美味しいおすすめの温泉宿・ホテル2選」と題して詳細にご紹介していきます。

*こちらの情報は2024年7月時点のものです。実際に行く前に施設の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

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「日本三大美肌の湯」のひとつ「嬉野温泉(うれしのおんせん)」でご飯が話題の温泉宿・ホテルをご紹介

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島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並んで日本三大美肌の湯と称される佐賀県の嬉野温泉は、泉質が美肌に効果があるとされるナトリウム系の重曹泉。ナトリウムの成分が皮膚をなめらかにし、みずみずしい肌によみがえらせてくれる、まさしく美肌の湯です。今回は、美肌の湯にゆったりと浸かりながら、嬉野の郷土料理やグルメご飯も楽しむことができる嬉野温泉の温泉宿・ホテルをたっぷりとご紹介します。

日本三大美肌の湯とは?

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「日本三大美肌の湯」とは、佐賀県の嬉野温泉、島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉のことをいい、温泉評論家として活躍する藤田聡氏が、公益財団法人 中央温泉研究所とともに選定したとされています。その選定基準についての詳細な発表はありませんが、3カ所ともに共通している点が、汚れや皮脂を落とすアルカリ性系の泉質を持っているということです。いずれも豊かな泉質によって美肌効果があるとされています。

嬉野温泉の歴史や魅力を徹底解説

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西九州に位置する佐賀県の嬉野市には、美肌の湯として人気の嬉野温泉があります。嬉野温泉は、古くから北部九州を中心に人気の温泉地として、多くの湯治に訪れる人々でにぎわっています。ここでは嬉野温泉の歴史をはじめ、郷土料理やグルメご飯、特産品など、嬉野温泉の魅力を徹底解説していきます。

嬉野温泉の歴史

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嬉野温泉の歴史は非常に古く、和銅6(713)年の肥前国風土記に「東の辺に湯の泉ありて能く人の病を癒やす」と記されており、これが歴史上初めて嬉野温泉が登場する記録です。古くからのいわれによると、開湯は神功天皇(201~269)年の時代にまで遡り、神功天皇が朝鮮半島の新羅、百済、高句麗への三韓出兵帰途の際に嬉野へ立ち寄り、川中の温泉から白鶴が飛び立つのを見てから、負傷した兵士を湯に浸からせたところ、傷が癒やされ「あな、うれしや」と感嘆したことから嬉野という地名になったとされています。

その後、文化9(1812)年には、「江戸参府紀行」の中で嬉野温泉の泉質についての記載がなされ、それをきっかけに江戸時代には長崎街道の宿場町として栄えました。全国的に知られるようになった最大のきっかけは、昭和62(1987)年の全国植樹祭の際に、昭和天皇が嬉野温泉の宿に宿泊されたことで、多くの人に嬉野温泉が知られるようになりました。

多くの旅館が建ち並ぶ九州屈指の温泉郷

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嬉野温泉は、旅館が60軒、寮保養所が12軒並ぶ九州屈指の温泉郷です。泉源は17カ所あり、豊富で良質な湯の汲み上げ時の温度は約100度。地下20~30mから高温の温泉が湧出し、総揚湯量は1日に約2500トンにもなり、この地域では屈指の湯量を誇ります。

嬉野温泉の泉質は

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嬉野温泉は、ナトリウムを多く含んでおり、無色透明のぬめりの強いお湯が特徴のナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉です。皮脂をナトリウムによって乳化しきれいに洗い流すので、つるつるとした美肌になり、リューマチや神経痛、皮膚病、婦人病、貧血症、切り傷、呼吸疾患にも効果が期待できます。

嬉野温泉へのアクセス方法

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佐賀県の西の端、長崎県との県境に位置する嬉野温泉は、最寄りの駅が西九州新幹線が停車するJR嬉野温泉駅。下り線は九州新幹線が走るJR鳥栖駅とJR武雄温泉駅の間が接続されていないため、九州の中心都市、博多駅からアクセスの場合は、特急リレーかもめで約1時間、JR武雄温泉駅で西九州新幹線に乗り換えて約6分の計約1時間ちょっとの移動。JR長崎駅から上りの場合は、西九州新幹線でJR嬉野温泉駅まで約25分で到着です。JR嬉野温泉駅から嬉野温泉街までは約2km。路線バスやタクシーを利用できます。

関東・関西などからアクセスの場合は、羽田空港や伊丹空港などから飛行機で福岡空港へ移動。福岡空港からは嬉野バスセンター行き高速バスを利用し、約2時間20分。嬉野バスセンターから温泉街までは約500mの距離です。徒歩でも充分な距離ですが、タクシーも待機しています。

嬉野温泉周辺の郷土料理・名物グルメ・特産物は?

温泉湯豆腐

佐賀牛

絶品!湯どうふと佐賀牛の郷土料理コラボ

嬉野温泉の美味しいご飯が食べられる郷土料理といえば、「温泉湯豆腐」が有名です。嬉野の温泉水を使って煮込んだ湯豆腐は、豆乳色の煮汁に絡んだとろとろの食感が絶妙の味わい。佐賀県のブランド牛として有名な佐賀牛のしゃぶしゃぶを、湯豆腐の旨味が溶け出した温泉水にサッと通していただくのがおすすめ。1度で2度美味しい湯豆腐と佐賀牛のコラボで美味しいご飯がいただけます。

特産品には、香ばしく後味がさっぱりする釜炒り製玉緑茶まろやかで飲みやすい蒸製玉緑茶の2種類がある「うれしの茶」約400年の歴史ある伝統工芸「肥前吉田焼」などがあり、お土産に最適です。

ご飯が美味しい嬉野温泉のおすすめ宿・ホテル①嬉野観光ホテル大正屋

大正14年に創業された歴史ある温泉宿

大正14年から約100年以上もの歴史を刻んできた「嬉野観光ホテル大正屋」は、館内に一歩足を踏み入れた瞬間から、杉木立に囲まれた静かな佇まいに、あわただしい毎日を忘れてしまうほどのおもてなしが息づく温泉宿です。
自然源泉から湧き出る、まじり気のない天然温泉の大浴場は、一面のガラスの外に日本庭園を望む大浴場「滝の湯」。壁一面が開閉可能なガラス窓になっており、吹き抜けの高い天井で、露天風呂さながらの開放感を味わえる大浴場「四季の湯」。2つの大浴場で思う存分美肌の湯を楽しめます。

とろとろ湯豆腐と佐賀の味覚を贅沢に

嬉野名物のひとつが嬉野温泉の温泉水を使った「温泉湯豆腐」。「嬉野観光ホテル大正屋」では、直営工場の「湯どうふ本舗」の職人が丹念に作り上げた「温泉湯豆腐」をはじめ、さまざまな豆腐料理を使ったご飯を堪能できます。そのほかにも、旬の野菜や魚など、佐賀の味覚をふんだんに盛り込んだ特製和定食で、贅沢な和のご飯を食してみてはいかがでしょう。

ご飯が美味しい嬉野温泉のおすすめ宿・ホテル②椎葉山荘

椎葉山麓の渓流沿いに立つ一軒宿

佐賀県嬉野の椎葉山の麓、渓流沿いにある「椎葉山荘」は、早瀬のせせらぎと谷間に集う風の音に包まれた大自然の中の一軒宿。椎葉川の清流に沿って飛び石のように立つ客室は、すべてがプライベート感にあふれた離れ風客室。客室ごとに異なる間取りや眺望で、希望に沿った楽しみに出会います。

客室から少し離れた場所にある嬉野一の広さを誇る大露天風呂「しいばの湯」は、大きな岩と木々に囲まれ、まるで森の中にいるような開放感にあふれた露天風呂です。また館内には木の温もりを感じられる大浴場「山の湯」があり、開放感に満ちた渓流沿いの露天風呂と天窓から降りそそぐやわらかな日差し、山々の緑をゆったりと大浴場に浸かりながら満喫できます。

贅を極めた「椎葉会席」や和食中心のバイキング朝食

佐賀の味覚をふんだんに味わえる「椎葉会席」は、佐賀産和牛をメインに、山菜や旬の地野菜、やまめや鮎などの川の幸を、佐賀ならではの有田焼や波佐見焼の器を使っていただく贅沢ご飯。のどかな風景そのままの懐かしさを感じる料理を客室でゆったりといただけます。また、和食中心の朝ご飯はバイキング形式で、「湯豆腐本舗」自家製の「温泉湯豆腐」嬉野ならではの茶粥など、旬の食材を使った惣菜30種類のご飯が並びます。

美味しいご飯と美肌の湯で極上の時間を味わおう!

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西九州の長崎県との県境にある佐賀県嬉野の「嬉野温泉」は、古くから親しまれてきた歴史ある美肌の湯として九州を代表する温泉郷。大自然に囲まれた静寂な空間で、露天風呂や大浴場で美肌の湯に浸かり、佐賀の郷土料理やグルメご飯の数々をじっくりと堪能し、時が立つのも忘れて極上のひと時をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょう。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり