緑豊かな山々に囲まれ、水資源が豊富な高梁市は、その地形を活かして生み出される食べ物も絶品ばかり。思わず「うまい!」と唸ってしまうような、高梁市のおすすめの食べ物をご紹介します。
文/楠石千晶(プラメイク)
※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。
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緑豊かな山々に囲まれ、水資源が豊富な高梁市は、その地形を活かして生み出される食べ物も絶品ばかり。思わず「うまい!」と唸ってしまうような、高梁市のおすすめの食べ物をご紹介します。
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「その味に感動して、2015年に大阪から夫婦で移住し、ぶどう農家になりました」と松村信一朗さんが熱く話すのは、高級ぶどうピオーネ。ずっしりとした房には、宝石のように美しい、紫黒色の大粒の実がなります。糖度が高く、皮離れがよいため、食べやすさも抜群です。2018年には第47回日本農業賞の大賞にも輝いた、芳醇な香りと濃厚な甘さが自慢のひと品です。
「私の住む地域は標高約500メートルの山の上に位置し、雲の上に集落が開ける『天空の郷』とも呼ばれます。昼夜の気温差が激しいため、栽培されるトマトは、甘味と栄養がぎゅっと濃縮されるんです」と話すのは、生産農家の與田十也さん。はちきれそうなほどまん丸に育った、鮮やかな赤色の完熟トマト「桃太郎」は、絶妙なバランスの酸味と甘味が人気の秘密です。
備中牛とは、衛生と健康状態を徹底的に管理して飼育された上等な黒毛和牛を指す一方で、岡山県内でしか販売されていない希商品でもあります。きめの細かな美しい霜降りと、驚くほど柔らかな食感、そして一口噛むごとに広がる肉の豊かな旨みは、黒毛和牛の中でも特に品質がすぐれている証。「愛情と手間暇をかけて育てました!」と、江草真一さんのお墨付きのひと品です。
「春と秋には雲海が広がる標高の高い高梁市の茶畑は、昼夜の寒暖差が大きく、お茶づくりにうってつけです」と教えてくれたのは、藤田泉さん。高梁紅茶は緑茶品種の茶葉からつくられている「和紅茶」なので、渋みが少なく、洋菓子にも和菓子にもよく合うのだそう。「一口飲めばふんわりと広がる花のような香りと、ほんのりとしたやさしい甘みをご堪能ください」。
愛くるしい表情のだるまが描かれたパッケージの中には、岡山県産の唐辛子と完熟柚子を使用した赤柚子胡椒が。「爽やかな香りが広がったかと思うと、後に来るのはピリリとした唐辛子の辛み。まさに衝撃のおいしさです!」と、佐藤拓也さんも太鼓判を押します。料理に加えればおいしさを一層引き立てるため、うどんやお味噌汁などの汁物、焼鳥やステーキといった肉料理など、幅広くお使いいただけます。
岡山の豊穣なる自然の恵みから醸される、豊かな香りと深い味わい。高梁市の地酒を、白菊酒造株式会社の渡辺秀造さんが自信をもっておすすめしてくれました。「岡山の三大一級河川の一つ『高梁川』水系の上質な伏流水と、岡山県産の米だけを使用して、備中伝統技術を受け継ぐ杜氏が丁寧に仕上げました。香りがよく口当たりが滑らかで、米の旨みとキレの良さを兼ね備えた、バランスの取れた逸品です!」