高野山真言宗 別格本山 金陵山西大寺(観音院)
岡山県/岡山市東区
高野山真言宗 別格本山 金陵山西大寺(観音院)
コウヤサンシンゴンシュウ ベッカクホンザン キンリョウザンサイダイジ(カンノンイン)
パワースポットとして名高い歴史ある古刹
岡山県岡山市に鎮座する約1250年の歴史を誇る古刹。人々を厄災から救うとされる千手観音菩薩を御本尊として祀り、厄難消除や病気平癒、良縁成就、子授け、安産などの御利益で親しまれてきた。境内には岡山市指定重要文化財の本堂や岡山県指定重要文化財の三重塔、石門、仁王門など、多くの見どころが並ぶ。毎年2月に行われる国指定重要無形民俗文化財「西大寺の会陽」は別名“裸祭り”と呼ばれ、当日は訪れる多くの人の活気でにぎわう。2028年(令和10年)には御本尊の御開扉が執り行われる予定だ。
- 奈良時代の777年(宝亀8年)、現在の地に創建された古刹。高野山真言宗の別格本山として篤い崇敬を受け歴史を紡いできた。
- 毎年2月に開催される「西大寺の会陽」は、永い歴史を持つ伝統行事。福を授かる宝木を求め、裸の男たちが競い合う勇壮な祭り。
- 御本尊として祀られる千手観音菩薩は、古くから安産祈願や災難除け、病気平癒などあらゆる御利益で信仰を集めてきた。
住職
坪井 綾広
“裸祭り”とも呼ばれる「西大寺の会陽」で知られる当寺の住職。家族葬や永代供養、墓じまいなど、“終活”に関するセミナーや講演にも数多く登壇している。
旅路に刻まれる和の印影
御本尊である千手観世音菩薩をはじめ、牛玉所大権現や南海観音にちなんだ御朱印も揃う。季節や記念行事に合わせたデザインや華やかな切り絵など特別な意匠を凝らした一品も並び、集める楽しみが広がる。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
| 開催月 | 行事 | 時間 |
|---|---|---|
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ラジオ体操
毎日行われる。 |
夏季:6:30、冬季:6:50 | |
| 毎月1日 | 権現参り護摩供 | |
| 毎月17日 | 観音護摩供 | |
| 毎月21日 | 弘法大師写経会 | |
| 2月 | 節分会星祭 | |
| 2月 |
修正会、会陽水垢離行
「西大寺の会陽」開催の2週間前より当日まで行われる。 |
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| 2月 |
会陽すすはらい、会陽まわし護摩祈願
「西大寺の会陽」開催から1週間前の日曜日に行われる。 |
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| 2月 第3金曜日 |
会陽宵祭り
「西大寺の会陽」開催の前日に行われる。 |
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| 2月 第3土曜日 |
会陽護摩祈祷
「西大寺の会陽」当日に行われる。 |
19:00 |
| 2月 第3土曜日 | 西大寺の会陽 | |
| 2月 第3日曜日〜3月上旬 |
後祭り
「西大寺の会陽」翌日から2週間にわたり行われる。 |
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| 2月 第4日曜日 | 会式(稚児行列練供養) | |
| 3月 |
大柴燈護摩供
「西大寺の会陽」開催から2週間後の日曜日に行われる。 |
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| 3月 |
彼岸法要
春分の日に行われる。 |
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| 4月 第1日曜日 | 桜祭り 金牛神輿巡行 | |
| 5月8日 | 花祭り(釈尊誕生会) | |
| 7月 第3土曜日 | 夜待ち祭り | |
| 8月 第3土曜日 | 水祭り(盂蘭盆会) | |
| 9月 |
彼岸法要
秋分の日に行われる。 |
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| 11月1日〜11月30日 | 七五三祈祷 | |
| 12月 | 除夜の鐘 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
千手観音菩薩との縁から始まる歴史
751年(天平勝宝3年)、藤原皆足姫が深く信仰していた千手観音菩薩を備前国金岡の郷へ安置したことに始まる。777年(宝亀8年)には、安隆上人が観音様のお告げを受けて堂宇を建立し、寺院としての礎を築いた。以来、約1250年にわたり岡山を代表する観音霊場として、多くの人々から篤い信仰を集めている。中世には度重なる火災や戦乱に見舞われながらも、そのたびに再興を重ね、祈りの歴史を紡いできた。近代には吉井川の水運や鉄道の開通を背景に、周辺は商工業が息づく門前町として大きく発展。現代においても永代供養の納骨堂「蓮花堂」を建立するなど、時代に応じた祈りの場を広げるほか、“天下の祈祷寺”として人々の暮らしや人生の節目に寄り添う。2028年(令和10年)には開山1250年大祭を迎え、33年ぶりとなる秘仏本尊の御開扉も執り行われる。
全国的に広く知られる「西大寺の会陽」
1510年(永正7年)に現在の形になったと伝わる「西大寺の会陽」は、当寺の歴史を語るうえで欠かせない伝統行事。福を授ける宝木を求め、多くの人々が競り合う勇壮な光景が有名で、全国的にも広く知られる。人々の無病息災や五穀豊穣への願いを込め、約500年以上の永きにわたり受け継がれてきた、地域を象徴する祭りのひとつ。
不思議な伝承に由来する寺名
777年(宝亀8年)、安隆上人がサイの角を持つ仙人と出会ったという伝承が、寺名の由来とされる。仙人から授かったサイの角を納めて堂宇を建立し、「犀戴寺(さいだいじ)」と名付けたことが始まり。その後、時代を経て字は「西大寺」へと改められ、現在の寺号として定着した。今も寺名には、創建当時の由緒と篤い信仰の物語が受け継がれている。
伽藍
信仰の歴史が息づく本堂を中心とした伽藍
御本尊の千手観世音菩薩を祀る本堂は、当寺における信仰の中心となる建物。堂内には厳かな空気が漂い、厄除けや開運、家内安全などを願う参拝者が静かに手を合わせる。永い歴史のなかで人々の祈りを受け止めてきた、訪れた際にはぜひ参拝したい場所だ。境内には個性豊かな名建築も点在しており、併せて巡ってみるのもおすすめ。垂木構造を持つ牛玉所殿には、古くから地域を守る守護神が丁重に祀られている。書架を回すことで大般若経を読誦したのと同じ功徳が得られるという六角経蔵も見どころのひとつ。さらに、下階が石造、2階が木造という半石半木の石門は、竜宮城を思わせる独特の姿を見せる。鐘楼門には国指定重要文化財の高麗時代の朝鮮鐘が残り、多彩な歴史建築を巡る楽しみも尽きない。
匠の技が息づく仁王門
1740年(元文5年)頃に建立された仁王門は、三間一戸の楼門で、組物を多用した装飾的な造りが特徴。組物の間を飾る部分には十二支の彫刻が巡り、門の左右には金剛力士像が立つ。大棟の鬼瓦には当時の意匠が表れ、禅僧で書の大家である釈逸山直筆の大きな額も見どころ。江戸時代の建築美を伝える門として、国の登録有形文化財に指定されている。
多くの参拝者を魅了する三重塔
1678年(延宝6年)に建立された三重塔は、均整の取れた優美な姿が多くの参拝者を魅了する建造物。塔内には、真言宗の教えにおいて主尊とされる大日如来が安置されている。塔の周囲に配された、足腰の健康を願う人々に親しまれる“仏足石”も見どころのひとつ。江戸時代前期の寺院建築を今に伝える貴重な建物で、岡山県の重要文化財に指定されている。
熱気あふれる「西大寺の会陽」
約500年以上受け継がれる“天下の奇祭”
1510年(永正7年)、修正会の結願の日に参拝者へ授けた守護札を奪い合ったことに始まる「西大寺の会陽」。全国的に知られる、約500年にわたって守り伝えられてきた伝統行事だ。かつては旧暦の1月14日に行われていたが、現在は毎年2月の第3土曜日に開催されている。当日は、まわしを締めた裸の男性たちが、本堂手前の石門前にある垢離取場(こりとりば)で冷水を浴びて身を清める水垢離(みずごり)を行い、威勢の良いかけ声とともに本堂大床へ押し寄せる。“男の祭り”として名高い一方、女性たちも祭りを支える大切な存在。19:00頃には白衣姿の女性一団が水垢離を行い、男たちを鼓舞する“会陽太鼓”の打ち手もすべて女性が務める。力強い太鼓の音色が祭りの熱気をひときわ高めていく様子は見どころだ。2016年(平成28年)には、国の重要無形民俗文化財に指定された。
福を授ける“宝木(しんぎ)”
祭り最大の見どころは、本堂内陣の“御福窓”から2本の“宝木(しんぎ)”が投下される瞬間だ。22:00、住職の手で投下された宝木を求め、数千人に及ぶ裸の男たちが激しい争奪戦を繰り広げる。宝木を手にした者は“福男”と呼ばれ、一年間の福を授かると伝えられてきた。多くの願いが込められた宝木は、「西大寺の会陽」を象徴する存在といえよう。
冬の夜空を彩る「会陽冬花火」
「西大寺の会陽」の開催に合わせて行われる「会陽冬花火」は、冬の夜空を鮮やかに彩る人気イベント。境内の観音院周辺から約1,800発の花火が打ち上がり、勇壮な祭りの始まりを華やかに演出する。夏とは一味違う、冬の澄んだ空気のなかで眺める花火は格別で、多くの参拝者や観光客を魅了してやまない。
歴史とともに受け継がれてきた祈祷
参拝者の心の支えとなる“天下の祈祷寺”
古くから“天下の祈祷寺”として人々の願いを受け止めてきた「高野山真言宗 別格本山 金陵山西大寺」。天下泰平や五穀豊穣を祈る修正会をはじめ、永い歴史のなかで受け継がれてきた祈祷は、今も参拝者の心の支えとなっている。本堂や牛玉所殿において住職や僧侶が誠心誠意祈りを捧げ、厄除けや家内安全、身体健全など、一人ひとりの願いに寄り添う。その御利益を求め、県内外から多くの参拝者が訪れるのも、この寺が永く信仰を集めてきた証しだ。新年の「正月祈祷」や「星祭り厄除け祈祷」に加え、「西大寺の会陽」の結願として厳修される「大柴燈護摩祈祷」など、年中行事と結び付いた特別な祈願も多い。近年は疫病平癒や世界平和を願う声にも応え、混迷する社会に安らぎをもたらす祈りの場として、時代に寄り添い続けている。
自分に合った祈願が受けられる多彩な御利益
境内に点在するお堂には、それぞれ異なる諸尊が祀られ、多彩な御利益が伝わる。牛玉所殿に祀られる金毘羅大権現は、厄除けや水難除けの守り神として親しまれてきた。白玉文殊菩薩は智恵発達や受験合格、青面金剛は病気平癒の御利益で知られている。さまざまな願いを込め、静かに手を合わせる参拝者の姿が絶えない。
新しい祈りの形となるオンライン祈祷
遠方の在住や病気など、さまざまな事情により参拝が難しい人に向け、オンラインの授与所で祈祷の申し込みを受け付けている。祈祷を施した木札やお守りが自宅へ届けられ、日々の暮らしのなかでも御本尊との縁を感じられるのが特徴。“いつの日か御本尊に導かれ参拝に来ていただきたい”という住職の思いが込められた、新しい時代の祈りの形だ。
願いに寄り添う多彩な授与品
日々の暮らしのなかで御利益が感じられる品
厄除けや開運、交通安全、学業成就、安産など、さまざまな願いに応じた授与品が用意されている。御本尊である千手観世音菩薩の御加護を願うお守りをはじめ、木札や念珠(ねんじゅ)など種類も豊富だ。一つひとつに祈りが込められ、参拝の記念や贈り物としても親しまれている。本堂や牛玉所殿の堂内を拝観した参拝者への特別な授与品が「五福香守」は、宝木(しんぎ)の心安らぐ香りをまとい、心を静めてくれる一品。自身の代わりに災厄を引き受けると伝わる定番の「身代守(朱・紫)」や、白玉文殊菩薩にあやかった試験合格・学業成就のお守りも揃う。安産の功徳が高い千手観音菩薩にちなむ「安産守」や「安産腹帯」は、新たな命の誕生を心待ちにする家族に優しく寄り添う授与品だ。諸尊の御利益を日々の暮らしのなかで身近に感じられる。
祭りの記憶を形として残す授与品
「西大寺の会陽」にちなみ、「会陽守」「枝宝木守」「福男ストラップ」など勇壮な伝統行事を身近に感じさせる品々が並ぶ。約500年受け継がれてきた福の御利益を、日々の暮らしのなかで身近に感じられる。祭りの記憶を形に残すほか、参拝の思い出や大切な人への贈り物として多くの人に選ばれる人気の授与品だ。
遠方でも御縁を結ぶオンライン授与所
さまざまな事情で参拝が難しい人に向けて、自宅に居ながら祈願やお守りの授与を受けられるオンライン授与所が開設されている。なかでも「西大寺の会陽」を身近に感じられる限定授与品が人気だ。まわしを締めた裸衆のお尻の形をモチーフにした「おしり石鹸」は、思わず笑顔がこぼれるほどに遊び心あふれる、愛らしい一品として話題を呼んでいる。
- 住所
- 岡山県岡山市東区西大寺中3丁目8-8
- アクセス
- 車:岡山ブルーライン西大寺ICより約5分
電車:JR赤穂線西大寺駅より徒歩約12分 - 公式HP
- https://www.saidaiji.jp/
- TEL
- 086-942-2058旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- FAX
- 0869-42-1955
- 営業時間
- 授与所:8:30~17:00、拝観受付:9:00~16:00※参拝は24時間可、会陽行事により規制する場合あり
- 定休日
- 無休
- 料金
- 御朱印・ご祈祷については要問合せ
- 駐車場
- 100台
テーマやシチュエーション別に、スポット周辺のモデルコースを紹介。
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