上寺山 餘慶寺
岡山県/瀬戸内市
上寺山 餘慶寺
ウエテラサン ヨケイジ
愛山護法の思いを受け継ぐ歴史ある寺院
岡山県瀬戸内市邑久町北島に佇む「上寺山 餘慶寺」は、愛山護法の思いを大切に受け継ぎ、善い行いを積み重ねながら、永い歴史を紡いできた由緒ある寺。愛山には、寺の山号である上寺山を大切にする心が、護法には、人生の大切な道しるべとなる仏教の教えを大切にする心が、それぞれに込められている。標高約60mの小高い山の上にあることから“上寺山”と呼ばれるようになり、やがてその名が山号となったという。地元では“上寺(うえてら)”の愛称で親しまれ、地域の人々に古くから愛され続けている。
- 749年(天平勝宝元年)、報恩大師よって開創されたと伝わり、開山当初は「日待山日輪寺」と称されていた。
- 9世紀には「本覚寺」と寺号を改め、天台宗の中興の祖とされる慈覚大師円仁によって七堂伽藍が整備された。
- 江戸時代には、岡山藩主池田家の庇護(ひご)を受けて発展し、最盛期には7院13坊を数えるほどの大きな寺院として栄えた。
住職
西野 祐聖
一山一寺多院制をとっており、その一院である「定光院」の住職は、お参りに訪れた人たちが善い行いを積み、余慶を得て日々の活力となるような寺を目指している。
旅路に刻まれる和の印影
本尊の千手観音、薬師如来、地蔵菩薩をはじめ、山陽花の寺霊場など多彩な御朱印が揃う。カラー御朱印や切り絵御朱印、千手観音図をアクリルスタンドにした「クリスタル御朱印」もある。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
| 開催月 | 行事 | 時間 |
|---|---|---|
| 毎月8日 | 薬師縁日 | |
| 毎月18日 | 観音縁日 | |
| 1月1日〜1月3日 | 修正会 | |
| 3月15日 | 涅槃会 | |
| 4月1日〜4月8日 | 桜まつり | |
| 4月8日 | 釈尊降誕会(花まつり) | |
| 6月3日〜6月4日 | 山家会(伝教大師会) | |
| 7月23日 | 愛宕会 | |
| 7月上旬 | 如法経会(写経会) | |
| 8月15日 | 初盆供養会 | |
| 8月下旬 | 施餓鬼会(水まつり)・万灯会 | |
| 10月中旬 | 寺宝展 | |
| 11月23日〜11月24日 | 天台会(天台大師会) | |
| 12月31日 | 歳修会・除夜の鐘撞 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
1270年以上の歴史を持つ由緒ある寺院
岡山県瀬戸内市邑久町北島にある「上寺山 餘慶寺」は、報恩大師が開いたと伝わる備前48カ寺のひとつ。749年(天平勝宝元年)の開山当初は「日待山日輪寺」と称され、9世紀には天台宗中興の祖である慈覚大師円仁により「本覚寺」と改称された。千手観世音菩薩をご本尊に迎え、七堂伽藍が整えられるなど、大いに栄えたという。その後、源平の争乱によって支院や三重塔を焼失したものの、時代とともに復興を遂げ、現在の「上寺山 餘慶寺」へと寺号を改める。江戸時代には岡山藩主池田家の庇護(ひご)を受け、最盛期には7院13坊を数えるほどの規模を誇った。境内には歴史を感じさせる建造物や見どころが残されており、桜をはじめ、ウメ、ヤマブキ、アジサイなど四季折々の花とともに、ゆっくりと散策が楽しめる。歴史と自然に触れながら、落ち着いたひとときを過ごせるスポットだ。
山の上で日の光を感じられる場所
749年(天平勝宝元年)の開山当初、「上寺山 餘慶寺」は「日待山日輪寺」と称されていた。この山号と寺号は、“東嶺の日の出を敬拝するに便り有り”という言葉に由来するとされている。岡山県瀬戸内市の上寺山周辺には現在も広大な平野が広がり、東側には高い建物や山も少なく、今なお日の出を拝むのに適した環境だといえる。
現在も語り継がれている霊験談
1731年(享保16年)、岡山藩主池田公が重病を患った際、夢枕に千手観音が現れ、“悩む心を祈る心に変えよ”と告げたという。池田公が本堂の東向き千手観音に願を掛けたところ病が回復し、そのお礼として扁額(へんがく)や仏画などを奉納したとされる。この霊験談は今も語り継がれ、信徒の信仰を集めている。
伽藍
岡山県内屈指の規模を誇る大伽藍が見どころ
境内には、東向き観音を祀る「本堂(観音堂)」をはじめ、「薬師堂」「地蔵堂」「阿弥陀堂」「釈迦堂」「三重塔」「鐘楼」などの伽藍が立ち並んでいる。これらの古建築の多くは文化財に指定されており、「恵亮院」「本乗院」「吉祥院」「定光院」「明王院」「圓乗院」といった6つの支院も現存。さらに、弁天池にある「弁天社」のほか「日吉社」「愛宕社」などの社もあり、隣接する「豊原北島神社」とともに、神仏習合の名残を今に伝える、岡山県内でも屈指の大伽藍となっている。また、桜やウメ、ヤマブキ、ヤマツツジ、アジサイ、スイレン、ハスなど季節ごとの花や自然も楽しむことができる。歴史ある建造物を巡るのはもちろん、四季折々の美しい景色に出合えるのも魅力で、ゆっくりと散策を満喫しながら、永い歴史を刻んできた境内の趣を感じてみるのもおすすめ。
重要文化財に指定されている「三重塔」
寺院のシンボルともいえる「三重塔」は、1815年(文化12年)に再建された歴史ある建造物。均整の取れた美しい姿と風格が魅力で、境内を代表する景観のひとつ。2002年(平成14年)には岡山県指定重要文化財に指定され、永い歴史を今に伝える貴重な存在だ。悠久の時を刻む姿を眺めながら、古刹ならではの趣を感じてみよう。
ゆっくりと巡りたい歴史ある祈りの空間
広大な境内には伽藍が点在し、四季折々の自然が歴史ある建築を彩る。静かな山上には穏やかな時間が流れ、ゆっくりと巡れるのも魅力。本堂から「三重塔」「薬師堂」「鐘楼」へと歩くたびに、それぞれ異なる趣や歴史に出合えるだろう。歴史と自然が調和した「上寺山 餘慶寺」ならではの美しい風景を眺めながら、心ゆくまで参拝を楽しむことができる。
薬師如来座像や観音立像の文化財
信仰と歴史を伝える平安時代の仏像
寺には、国指定の重要文化財である平安時代の仏像が数多く残されているのも特徴。なかでも、木造薬師如来坐像は、像高約182cmの一木造となっており、太造りで頭部が大きく、額が狭いなど、衣の彫刻などに平安初期の作風が残る貴重な像。10世紀前半頃の制作と推定され、中国地方を代表する傑作として、多くの人々を魅了している。また、木造聖観世音菩薩立像は筒型の宝冠をかぶった一木造の立像で、薬師如来坐像と共通する作風から、ほぼ同時期の作と考えられている。木造十一面観世音菩薩立像はケヤキの一木造で、温和な表情が印象的だ。平安時代後期の様式を伝え、当時としてはめずらしいケヤキが用いられている点も見どころ。いずれも幾多の年月を経ながら大切に守り伝えられてきた貴重な文化財であり、永い歴史を刻む仏像の姿から、寺の豊かな文化と信仰の歴史を感じられる。
慈悲の心を今に伝える木造聖観世音菩薩立像
平安時代前期に制作されたとされる木造聖観世音菩薩立像は、穏やかな表情と気品あふれる姿が印象的な貴重な国指定の文化財。人々の苦しみや願いに寄り添い、救いへと導く観音菩薩として、古くから篤い信仰を集めてきた。永い年月を経てもなお美しい姿を保ち、歴史ある寺の信仰と文化を今に伝える存在として、多くの参拝者の心を静かに癒やしている。
人々を見守る木造十一面観世音菩薩立像
木造十一面観世音菩薩立像は、人々の幸せや平穏を願い、古くから多くの信仰を集めてきた貴重な仏像。頭上に11の顔をあらわす特徴的な姿には、あらゆる方向から人々の苦しみや願いを見守り、救いへと導く観音菩薩の慈悲が表れている。穏やかな表情と堂々とした立ち姿から、永い歴史のなかで受け継がれてきた信仰の深さを感じられる。
納骨堂と葬儀会館を備える寺院
納骨や葬儀などの相談も可能
「上寺山 餘慶寺」では、無縁墓になる心配を軽減し、お墓の維持や管理が難しい人も心配なく利用できるよう、「阿弥陀堂」と「釈迦堂」に納骨壇を安置。大切な人の遺骨を納め、末永く供養できる場として、多くの人に利用されている。落ち着いた環境のなかで、これからの供養についてじっくりと考えられるのが魅力だ。また、会館では、参列者の受け付けを必要としない家族葬など、費用を抑えた葬儀プランも提案。なお、家族葬のプランには、会場費や搬送、葬儀に必要な道具に加え、僧侶へのお布施や一般的な戒名料も含まれており、葬儀にかかる費用を分かりやすく検討できるのもポイント。毎月第2日曜日の14時からは、納骨や葬儀についての現地説明会も開催しているので、供養や葬儀について考えている人は、まずは気軽に話を聞いてみてはいかがだろうか。
家族の思いに寄り添う新しい供養の方法
納骨堂は、個人や夫婦、家族など、さまざまな単位で遺骨を納められる室内型のお墓。天候に左右されずお参りができ、手入れや管理がしやすいのが魅力だ。お墓の継承者が居ない、先祖代々のお墓が将来無縁墓になるのが心配などの理由から、納骨堂を選ぶ人も多いという。家族や将来の供養について考えながら、自分たちに合った方法を選べる。
葬儀に必要なものをまとめたプランも用意
参列者の受け付けを必要としない家族葬など、費用を抑えた葬儀プランも用意されている。家族葬プランには、葬儀会場や祭壇、搬送、お棺に加え、僧侶へのお布施や一般的な戒名料も含まれている。宗派や入檀の有無を問わず利用でき、毎月第2日曜日には現地説明会も行っているので、葬儀について考えている人は、まずは気軽に問い合わせてみよう。
種類豊富な授与品が魅力
縁起物などの授与品が揃うのも特徴
“お寺めぐり画家”である尾中康宏氏が描いた7観音をモチーフにしたオリジナルの縁起物「7観音アクリルスタンド」は、全7種類。玄関や窓際など好きな場所に置くことで、7観音を身近に感じられるとともに、可愛らしいデザインに癒やされるひとときが過ごせる人気の品だ。日常の身近な場所に飾って楽しむのもおすすめ。さらに、多彩な御朱印に加え、三重塔をデザインにあしらった「如意吉祥守」やオリジナルのお香「餘慶寺香」のほか「仏教用語メモ帳」「十三仏 写経用紙」など、参拝の記念となる授与品が豊富に揃っているのも嬉しいポイント。寺ならではの魅力が詰まった品々が揃うので、境内を訪れた際には、ぜひ授与品にも注目してみたい。参拝の思い出はもちろん、大切な人への贈り物として、お気に入りの一品を探してみてはいかがだろうか。
願いが叶うよう祈りを込めた「如意吉祥守」
「如意吉祥守」は、その名のとおり“物事が思いのままに運び、吉祥が訪れるように”という願いが込められた「上寺山 餘慶寺」の授与品。人生の節目や新たな挑戦をはじめ、家内安全、開運招福など、さまざまな願いに寄り添うお守りとして親しまれている。参拝記念に授かるのはもちろん、大切な人の幸せを願う贈り物にもふさわしいお守りだ。
寺ならではの香りが楽しめるお香
参拝の思い出とともに、寺の穏やかな空気を持ち帰ることができる、オリジナルのお香「餘慶寺香」。優しく広がる香りが境内で感じた静寂や安らぎを思い起こさせ、日々の暮らしのなかで心落ち着くひとときを演出してくれるだろう。参拝の記念や自分へのご褒美にはもちろん、大切な人への贈り物にもおすすめ。
寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。
過ぎゆく夏を送る
水まつりの「万灯会」
貴重な寺宝を公開する
秋の「寺宝展」
新年の祈りを照らす
「歳修会」「修正会」
- 住所
- 岡山県瀬戸内市邑久町北島1187
- アクセス
- 車:岡山ブルーライン西大寺ICより約8分
電車:JR赤穂線大富駅より車で約6分、徒歩約23分 - 公式HP
- https://yokeiji.or.jp/
- TEL
- 086-942-0186旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- FAX
- 086-942-0187
- 営業時間
- 8:00~17:00
- 定休日
- 無休
- 料金
- 祈祷料:3,000円、5,000円
- 駐車場
- 50台
テーマやシチュエーション別に、スポット周辺のモデルコースを紹介。
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桜や桃が境内を彩る
春の「桜まつり」