鹿児島でジオ探訪! 雄大な大地を感じる散策へ【旅色FO-CAL 鹿児島四地区】
日本のローカルにフォーカスする旅色特別号「旅色FO-CAL」。今回紹介するのは、温暖な気候に恵まれた鹿児島の指宿市、南九州市、鹿児島市、霧島市の4市です。さまざまな恵みが育つ豊かな自然、火山脈の地質を利用した温泉、温暖な気候を生かしたおいしいグルメなど、見逃せないスポットを日帰りできる4つの旅プランにしてお届けします。組み合わせて、あなただけのオリジナルの宿泊プランにも。さっそく鹿児島の雄大な大地を感じる散策へ出かけましょう。
目次
錦江湾や桜島など、ダイナミックな景色を楽しむ鹿児島市
誰もが知っている鹿児島県を代表するシンボル「桜島」。錦江湾に浮かぶ、北岳、南岳の2つの主峰からなる複合火山です。鹿児島市の市街地からフェリーでわずか15分というアクセスの良さもあり、生きた火山の姿を見ようと今も多くの観光客が訪れています。
桜島を歩くのも良いですが、特別な旅体験がしたいなら、水面からダイナミックに楽しむマリンレジャーもおすすめ。
島を囲うようにして広がる錦江湾は波が穏やかで、初心者でも楽しめるウィンドサーフィンやSUPなど様々なマリンスポーツが揃っています。なかでもおすすめなのはシーカヤック。海面近くから見上げる桜島は、地上とは違った表情が伺えますよ!
指宿市の旅は、全身で大地のエネルギーを感じよう
薩摩半島の最南端にある指宿市は、市の全域に火山が点在しているエリア。そのため、全国でも有数の温泉地として名を馳せています。
その中でも特に有名なのが、世界的にも珍しい「砂むし」。指宿エリアにある指宿温泉郷では、海岸に沸く高温の温泉で温められた砂が使われています。浴衣で10分ほど埋まれば、全身から汗が吹き出し、都心部では味わえない極上のデトックスができるはずです。
大地のエネルギーで体を温めつつ波の音を聞いて……心も体も癒されましょう!
大自然のパワーを感じる、神話が息づく霧島市
鹿児島県の中央部に位置する霧島市は、国立公園に指定された霧島連山が見どころのひとつ。
霧島川沿いに続く美しい渓谷「霧島神水峡」には、全長1,800mの遊歩道をがあり、雄大で荘厳な山を肌で感じることができます。
遊歩道近くには、このエリア屈指のパワースポット「霧島神宮」。豪華絢爛な朱塗りの本殿や神楽殿は、荘厳な雰囲気があります。建国神話の主人公・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀っている神社で、有名な坂本龍馬とおりょうも参拝したとか。さらに境内は、四季折々の花や紅葉が楽しめる名所にもなっています。
南九州市で知る、薩摩の歴史とお茶体験
南九州市の美しい街並みといえば、薩摩藩の外城制度で作られた、「麓」と呼ばれる武家屋敷群。ここで見られる重厚な石垣、大刈りの植え込みなど、琉球や中国の影響を受けたと言われています。琉球貿易の拠点でもあった知覧エリアらしい風景は、一度歩いてみる価値ありです。
上品な香りとまろやかな味が楽しめる高級茶、知覧茶が名産品です。4月~10月になると、お茶の葉摘み、茶葉の手もみ体験など、色々な角度から知覧茶を楽しむことができます。
このお茶を色々な形で楽しむなら、「cafe201」へ。知覧茶の茶畑を持っているカフェなので、お茶そのものはもちろん、バンズにお茶を練り込んだハンバーガーやホットドックなど、新しいお茶の楽しみ方に出会えますよ!