鳥取・三朝温泉完全ガイド|アクセス・温泉街・おすすめ旅館&宿まで徹底解説!

時計アイコン2026.03.13

鳥取・三朝温泉完全ガイド|アクセス・温泉街・おすすめ旅館&宿まで徹底解説!

三朝温泉は、豊かな自然に囲まれた、落ち着いた雰囲気が魅力の温泉地です。高濃度のラドンを含む湯が特徴で、心身のリフレッシュを目的に多くの人が訪れています。温泉街には歴史ある宿が立ち並び、周辺には三佛寺投入堂などの見どころも充実しています。アクセスや宿泊施設といった基本情報を押さえておけば、初めての旅行でも安心です。春と秋は気候が穏やかで、観光と温泉の両方を楽しめるベストシーズンといえるでしょう。
本記事では、そんな三朝温泉の魅力をご紹介します。なお、掲載している情報は2026年1月時点のものです。実際に訪れる際は、各施設や店舗の公式ホームページなどで最新情報をご確認ください。

三朝温泉の泉質と温泉地の特徴

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三朝温泉は、鳥取県東伯郡三朝町に位置する、県内でも有数の人気温泉地。三徳川の両岸には旅館が立ち並び、しっとりとした落ち着きのある雰囲気が漂っています。日常の喧騒を離れ、ゆったりと心身をリフレッシュしたい方におすすめです。

開湯から850年以上という長い歴史を誇り、世界的にも希少な泉質を持つことから、湯治を目的に訪れる人も少なくありません。多くの人が、心と体の両方を癒やすひとときを過ごしています。

それではまず、三朝温泉の特徴について、詳しくご紹介していきましょう。

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世界屈指のラドン温泉の魅力

三朝温泉の大きな特徴のひとつは、「世界屈指のラドン温泉」という点です。泉温が摂氏34度以上のラドン温泉としては、世界的にも非常に希少で、日本最大のラドン温泉地として知られています。

ラドンとは放射線の一種で、微量の刺激によって体の機能を活性化するとされる「ホルミシス効果」が期待できるといわれています。三朝温泉は、このホルミシス効果で全国的に注目が集まり、観光の途中で立ち寄る方だけでなく、湯治を目的に訪れ、ゆっくりと滞在する方も多く見られます。

また、三朝温泉にはナトリウム・塩化物泉や単純泉といった泉質があり、ミネラルを豊富に含んでいるのも特徴です。そのため、入浴だけでなく飲泉としての利用も人気があります。さらに、「現代湯治」の取り入れ方についてアドバイスを受けることもできるので、ぜひ体験してみてください。

三朝温泉の歴史と文化

ここで、三朝温泉の歴史についてご紹介します。平安時代末期の1164年、源義朝の家来が三徳山三仏寺へ参拝するためこの地を訪れた際、年老いた白い狼に出会ったと伝えられています。その狼を助けたところ、その夜の夢に妙見大菩薩が現れ、感謝のしるしとして温泉の湧き出る場所を教えたといわれています。

実際にその場所を訪れると、楠の根元から湯が湧き出ており、この温泉は「救いの湯」として多くの村人を癒やしました。この故事に由来し、三朝温泉の源泉は「株湯」と呼ばれています。また、「三つ目の朝を迎えるころには病が癒える」という言い伝えから、「三朝」という名が付けられたともいわれています。

三朝温泉を訪れると、この伝説にちなんだ銅像を見ることができ、温泉の長い歴史と物語を今に伝えています。

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名物!河原の露天風呂「河原風呂」

三朝温泉の温泉街には、「三朝大橋」と呼ばれる橋があります。この橋のたもとには、三朝温泉の名物として知られる「河原風呂」があり、文字通り河原に湧く温泉として、三朝温泉のシンボル的存在となっています。川のせせらぎを聞きながら、のんびりと入浴を楽しめることから、多くの人に親しまれています。

また、入り口付近には、1929年にレコード化・映画化された「三朝小唄」をモチーフにした「三朝小唄80周年記念モニュメント」が建てられています。

河原風呂には露天風呂と足湯があり、観光の合間に気軽に利用できるのも魅力です。ただし、露天風呂は橋の上から見える場所にあるため、女性はバスタオルを巻いて入浴するようにしましょう。

三朝温泉へのアクセス方法

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それでは次に、三朝温泉へのアクセス方法についてご紹介します。

三朝温泉は鳥取県三朝町に位置し、さまざまな魅力にあふれた温泉地です。遠方から訪れる方にとっては、どのようなアクセス手段があるのか気になるところでしょう。

そこで本章では、車・電車・飛行機の3つの方法に分けて、三朝温泉へのアクセスについて詳しく紹介していきます。

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車でのアクセス

まずは、車で三朝温泉へ向かう場合のアクセス方法をご紹介します。車で訪れる際の最寄りのインターチェンジは、中国自動車道の「院庄インターチェンジ」と、米子自動車道の「湯原インターチェンジ」の2カ所です。院庄インターチェンジからは国道179号線を、湯原インターチェンジからは国道313号線を利用して三朝温泉へ向かいます。

三朝温泉の温泉街は比較的コンパクトで、専用駐車場を持たない施設も少なくありません。そのため、車で訪れた場合は周辺の駐車場に駐車し、徒歩で散策するのがおすすめです。多目的駐車場は1時間以内であれば無料で利用できますが、それ以降は有料となるため、滞在時間に注意しましょう。

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電車でのアクセス

三朝温泉まで距離がある場合は、電車を利用してアクセスする方も多いでしょう。電車での最寄り駅は「JR倉吉駅」です。倉吉駅までは、「スーパーはくと」などの特急列車を利用すると便利です。「スーパーはくと」は京都から倉吉まで運行しており、京都・新大阪・姫路などで新幹線から乗り継ぐことができます。

倉吉駅から三朝温泉へは、バスまたは車での移動となります。路線バスを利用した場合、三朝温泉まで所要時間は約20分です。車の場合は距離にして約9kmとなります。

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飛行機でのアクセス

飛行機を利用して三朝温泉へ向かう場合は、「鳥取空港」または「米子空港」が最寄りの空港となります。いずれの空港を利用する場合も、まず倉吉駅まで移動し、そこからバスまたは車で三朝温泉へアクセスします。

倉吉駅に比較的近いのは鳥取空港です。鳥取空港から倉吉駅まではリムジンバスが運行しており、所要時間は約45分です。

一方、米子空港を利用する場合は、レンタカーで直接三朝温泉へ向かうか、米子駅まで移動した後、電車で倉吉駅へ向かいます。米子空港から米子駅まではリムジンバスで約25分、米子駅から倉吉駅までは特急列車で約35分です。出発地や乗り継ぎのしやすさを考慮し、利用しやすい空港を選ぶとよいでしょう。

温泉街の楽しみ方

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三朝温泉は、しっとりと落ち着いた雰囲気が魅力の温泉街で、足湯や飲泉を楽しめるスポットも点在しています。温泉街自体はそれほど大きくないため、温泉を満喫しながらゆったりと散策したり、周辺の観光スポットと組み合わせて鳥取観光を楽しんだりするのもおすすめです。心身を整えるとされる温泉のホルミシス効果を、じっくりと体感できるでしょう。

また、三朝温泉の各旅館には「ラジムリエ」と呼ばれる専門家が在籍しています。温泉の歴史や特徴に精通しており、一人ひとりの体調や目的に合わせた滞在プランを提案してもらうことができます。自分に合った過ごし方を、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

さらに、温泉街全体には昭和レトロな雰囲気が漂っており、その空気感を楽しみながらショッピングをするのも、三朝温泉ならではの楽しみ方のひとつです。

《三朝温泉のおすすめ旅館・宿3選》

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三朝温泉は、湯治を目的に訪れる方も多く、三徳川の両岸には数多くの温泉宿が立ち並んでいます。温泉宿に宿泊してゆっくりと湯に浸かるもよし、周辺観光や湯めぐりを組み合わせて楽しむもよしと、さまざまな過ごし方ができる温泉地です。

ここでは、三朝温泉に数ある温泉宿の中から、特におすすめの宿をいくつかご紹介します。

登録有形文化財の宿 木屋旅館

文化財の趣と旬の創作料理を楽しめる三朝の老舗宿

明治元年創業、国指定登録有形文化財に指定された「木屋旅館」は、江戸時代の庄屋の屋号を受け継ぐ三朝温泉の老舗宿です。木造建築ならではのぬくもりと趣ある空間が広がり、歴史を感じながらゆったりと過ごせます。契約農家の野菜や日本海の魚介を使った創作料理では、山菜やキノコなど四季の恵みを堪能できます。さらに専門の入浴ガイドが入浴方法を案内し、浸かる・吸う・飲む・休むを組み合わせた三朝温泉ならではの楽しみ方をレクチャーしてくれます。

三朝温泉 有楽

かがり火が灯る、趣深い雰囲気の宿

白壁に瓦屋根、夜にはかがり火が灯る、風情あふれる宿です。三朝温泉の源泉をそのまま引き入れており、落ち着いた空間の中でゆったりとした時間を過ごせます。

大浴場は、男性用に黒御影石、女性用に赤御影石を使用した広々とした造り。大浴場から続く露天風呂は、あえて湯温を少し低めに設定し、外の景色を楽しみながら、長く入浴できる工夫が施されています。夜には満天の星、冬には雪景色と、幻想的な風景が楽しめるのも魅力です。

また、予約制の貸切風呂は利用のたびに湯を張り替えるため、清々しい気分で温泉を満喫できます。

お料理は、鳥取を代表する名匠のもとで修業を積んだ料理長が手がけ、季節の食材をふんだんに使った彩り豊かな会席料理を提供。特に、地元ブランド牛「鳥取和牛」をメインに据えた料理は食べ応えもあり、鳥取の旬の味覚を存分に堪能できます。美味しい料理と心地よい温泉に癒やされる、至福のひとときをお楽しみください。

旅館大橋

国の有形文化財に指定された、日本建築の粋を感じる宿

こちらの宿の最大の特徴は、建物そのものが国の有形文化財に指定されている点です。宮大工が究極の日本建築美を追求して造り上げた建物は、1932年の創業当時の姿を今に伝え、訪れる人を魅了し続けています。

窓からは三徳川の穏やかな流れを望むことができ、客室にはそれぞれ部屋名の由来となった銘木を使用。同じ造りの部屋は一つとしてなく、宿泊するたびに異なる趣を感じられます。

温泉は自家源泉と自噴泉を使用した完全かけ流し。露天風呂付き客室も備えており、三朝温泉の湯を心ゆくまで堪能できます。なかでも、温泉が自然に湧き出る湯船を持つ「巌窟の湯」は、三徳川の源泉が湧出する場所をそのまま活かした造りで、まるで川の中で湯浴みをしているかのような趣があります。また、三朝温泉では唯一となるトリウム泉を楽しめる点も、特筆すべき魅力です。

歴史と伝統が息づく空間で、三朝温泉の豊かな湯を存分にご堪能しましょう。

三朝薬師の湯 万翆楼

お薬師様に守られる、ゆったりと過ごせる宿

三朝橋のたもとに佇む、趣ある客室と豊かな温泉、美食が揃う心安らぐ宿です。2023年には三朝温泉の街並みを一望できるスイートルームが誕生し、記念日や特別な日の滞在先に選ばれています。
自家源泉を3本有し、浴場ごとに異なる泉質を楽しめるのも大きな魅力。露天風呂と内風呂は朝と夜で男女入れ替え制のため、滞在中にそれぞれ湯を堪能できます。

また、湯上がり処には薬師如来像が安置されており、温泉掘削の際に出土した平安後期から鎌倉初期のものと伝わります。この由緒にちなみ、浴場は「お薬師さま乃湯」と名付けられました。仏像のそばには源泉が湧き出ており、一日にコップ2杯程度の飲泉も可能です。

料理は、地元食材をふんだんに使った会席料理が中心。基本会席から量控えめ、極上の食材を贅沢に味わえるプランまで、目的や気分に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。ぜひ事前に内容をチェックしてみてください。

《周辺のおすすめ観光スポット2選》

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三朝温泉を訪れる際は、温泉だけでなく、周辺の観光や美味しいグルメもあわせて楽しみたいものです。なかでも三佛寺は代表的な観光スポットとして知られており、参拝を目的に三朝温泉に滞在する方も多いのではないでしょうか。

最後に、三朝温泉での滞在とあわせて訪れたい観光スポットや、ぜひ立ち寄りたいグルメスポットをご紹介します。

【レジャー】三徳山 三佛寺

修行の場で、身も心も浄化される体験を

三徳山は、706年に役小角(役行者)によって開山されたと伝わる天台宗の古刹です。古くから修行の場として知られ、今もなお厳かな空気に包まれています。奥の院「投入堂」は国宝に指定されており、断崖絶壁の岩窟に建てられた、極めて特異な建造物です。役行者が山麓で堂を作り、強い法力によって岩窟へ投げ入れたという伝説が残るほどで、建築方法はいまだ解明されていません。

参拝には険しい山道を登る必要があり、「日本一危険な国宝」と呼ばれることもあるほどです。冬季や悪天候時は参拝できず、また安全上の理由から単独参拝も認められていません。

登山が厳しい場合、山麓の「遥拝所」から拝観可能です。また、参道途中にある文殊堂や地蔵堂からは、息をのむような絶景を楽しめます。無理のない範囲で、これらの堂宇を訪れるのもおすすめです。

厳かな自然と信仰の歴史に触れ、身も心も清められるようなひとときを、ぜひ体験してみてください。

【グルメ】旅館大橋

器や提供の演出も魅力。料理とともに五感で堪能

先ほど宿の紹介でも触れましたが、こちらでは完全予約制で食事のみを楽しむことも可能です。数々の受賞歴を誇る料理長が手がける創作料理は、高い評価を受けています。

鳥取の旬の食材をふんだんに使用し、彩り美しく盛り付けられた料理は、味わいはもちろん、目でも楽しめる逸品揃いです。春はモサエビ、夏は白イカや岩ガキ、秋は松茸、冬は松葉ガニと、山陰・鳥取を代表する食材を季節ごとに味わうことができ、鳥取の食の魅力を存分に堪能できます。特にカニ料理は、ろうそくの灯りを用いた幻想的な演出で提供されるなど、提供方法にも細やかな工夫が凝らされています。

また、盛り付けに用いられる器にもこだわりがあり、料理の美しさを一層引き立てています。ぜひ一品一品、器にも目を向けながら、五感で味わう贅沢なひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

三朝温泉で心と体を癒やす旅を

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三朝温泉は、しっとりと落ち着いた雰囲気が魅力の温泉地です。「ホルミシス効果」が期待できるともいわれ、多くの人が訪れています。また、国宝に指定されている三佛寺投入堂も近く、温泉とあわせて観光を楽しみたい方にもおすすめです。

ぜひ、三朝温泉の豊かな湯とのどかな空気に包まれながら、身も心も浄化されるようなひとときをお過ごしください。

旅色編集部 おおもり

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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