―― 旅をした岩手県洋野町の印象を教えてください。
実は、岩手県を訪れるのは今回が初めてでした。青森県は以前、修学旅行で行ってすごくいい思い出になったので、東北地方めっちゃ楽しみ! と思っていたんです。洋野町では自然を満喫して、地元の人の優しさにも触れることができました。名産品の食べ物もおいしくて、私はまだ日本の魅力を一部しか知らなかったんだな、と感じました。次は母と一緒に来たいですね。自分が行ってよかった場所を母にも見せてあげたいです。
―― 洋野町は美しい海が魅力のまちです。
浜辺をお散歩してみていかがでしたか?
三陸といえばギザギザしたリアス海岸のイメージですよね。有家(うげ)海岸はサーファーの方が集まるというだけあって、すごく迫力がありました。地球ってやっぱり丸いんだ、と改めて感じさせるような大きな海ですね。もうひとつの種市海浜公園は、家族連れの人たちがきゃっきゃと遊んでいる賑やかなビーチでした。お兄ちゃんと妹が砂浜で遊んでいるのを眺めていたんですけど、自分も兄とああいうふうに遊んだなって思い出したり。どちらの海も、水や砂浜の美しさは別格ですね。ずっと海を見ている人もいて、時間を忘れて眺めてしまう気持ちもすごく分かります。
―― 洋野町の食べ物はいかがでしたか?
ホヤのお刺身をいただいたのは初めてだったのですが、新鮮ですごくおいしかった。クセがあって苦手な人もいると聞きましたが、私はいけるクチでした(笑)。お酒にも合いそうで、お酒好きの方は絶対好きになる味だと思います。キリッとした日本酒と一緒に食べたら最高ですね。お刺身以外にもフライや炊き込みご飯、キムチなど、いろいろな食べ方があるんですよ。クセがあるものがダメな人でも、そういうものからチャレンジしたらきっとおいしく食べられるはず。
―― 名産のウニもたくさんいただきましたね。
今回いただいたウニは、これから一生ウニを食べるたびに味を比較しちゃうんだろうなと思うくらいおいしかったです。ウニ丼は結構量があるから食べきれるかなって心配していたのに、気がついたら食べ終わっていました(笑)。醤油がいらないくらいの濃厚な香りは、思い出すだけでよだれが出ます! お土産用に、瓶入りのウニを5本も買ってしまいました。母や友達にもこのおいしさを伝えたくて。あと、しめ鯖が好きで、一時期は週3で食べていたほど好きだったので、洋野町のしめ鯖もゲットできてうれしかったです。洋野町のことを思い出しながら食べたいです。
―― お箸作りにも挑戦しました。
洋野町の自然木からオリジナルのお箸を作る体験をしました。偶然にも、前からお箸作りをやってみたかったのでいい機会でした。器が好きで、普段使っているコップやお茶碗、お皿も自分で作ったものがたくさんあって、あとはお箸だけだと思っていたんです。最後に「YUI」と自分の名前を彫ったんですけど、間違えて左手持ちの向きで書いてしまって。右手で持つと「いうい~」みたいな読めない文字になっちゃいました(笑)。でも、このお箸を見せた人にこの時こうだったんだよ、と思い出話ができるのでオールオッケーです!
―― 岡田さんは物作りが好きなんですね。
旅先にある焼物の工房に行って、その土地の方法で自分のオリジナルのお皿を作ることが好きです。自分が作った物が後日届いて、この時こうだったねって家族の会話になるのもすごく楽しいんです。
―― 次回、洋野町に来たときにしたいことは何ですか?
お箸を作ったおおのキャンパスさんで、器も作れると聞いたので、木の大きなお皿を作ってみたいですね。それから工房と同じ場所にあるお土産店でいただいたソフトクリームにすごく感動して、おいしい牛乳を使っているんだろうなと思ったんです。聞いてみたら、そこの牧場で牛乳やヨーグルトを作っているそうで、次はのむヨーグルトを飲んでみたいな。あと、洋野町は海だけじゃなくて森もきれいなので、お散歩してみたいですね。夜は星もきれいだと聞きました。
―― 自然が多いところが好きですか?
以前はインスタ映えする場所を旅の目的にすることが多かったんですけど、最近は自然がきれいでおいしいものがあって、ゆっくりできる場所が好きです。旅先のことをもっとよく知りたいと思うようにもなって、地元のカルチャーに触れられる体験に興味を持つようになりました。あとは、サウナが大好きなので自然の中で整える場所があったらいいな。サウナに入って、おいしいものを食べて、手作り体験をする、というのが私にとっての最高のコースですね。
―― 旅行のプランは細かく立てるタイプですか?
旅の目的を2つくらい決めて、それ以外はあまりリサーチしないかも。行き当たりばったりじゃないけど、全部は決めておかないで、あとはノリで行っちゃいます。食事の予約も、当日に電話したら意外とギリギリ空いていた、というミラクルがあったりするので楽しいです。食べるものも、それを目指してお店を探すのではなくてお店に行ってメニューを見て、これだ! と思ったものを食べたい。そういうのも旅の醍醐味かなと思うんです。
2000年生まれ、大阪府出身。幼少期からジュニアモデルとして活躍し、17歳のときに映画で俳優デビュー。2021年後期NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』へ出演を果たした。『わたしのおじさん〜WATAOJI〜』『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)、『江戸モアゼル〜令和で恋、いたしんす。〜』(日本テレビ系、読売テレビ)、『最果てから、徒歩5分』(BSテレ東)で主演を務め、俳優としてのキャリアを築く一方で、天真爛漫なキャラクターでバラエティ番組にも引っ張りだこ。現在、『news おかえり』(ABCテレビ)、『逮捕の瞬間!警察24時』(フジ系)のMCを含め、計5本のレギュラー番組に出演中。10月22日(日)スタートのドラマ『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系)に藤川沙菜役として出演する。
衣装協力
1日目/ニット27,500円(LEINWANDE|LEINWANDE CUSTOMER SUPPORT customer@leinwande.com)、キャミソール17,600円(HAKUJI|BRAND NEWS 03-3797-3673)、スカート26,400円(LANVIN en Bleu|レリアン 0120-370-877)、ショルダーバッグ46,200円(OSOI|https://osoi.jp)、その他スタイリスト私物
2日目/トップス29,700円、パンツ31,900円(共にPS Paul Smith|Paul Smith Limited 03-3478-5600)、ミニバッグ42,900円(OSOI|https://osoi.jp)、リング20,900円、ブレスレット13,200円(共にSTELLAR HOLLYWOOD|03-6419-7480)、ほかスタイリスト私物
撮影・取材協力
岩手県洋野町
編集長
播磨雄介
編集
阿部大亮、細淵佳奈子、石川 葵、福田桃子
大熊静香、吉川綾乃、白田麻依子、松澤都呼
アドバタイジング
山﨑大河
デザイナー
尾崎淳子(ヒストリアル)
HTMLコーダー
安川紗世(ヒストリアル)
発行人
井上秀嗣
発行元
株式会社ブランジスタメディア
東京都渋谷区桜丘町20番4号ネクシィーズスクエアビル
03-6415-1183