醤油醸造発祥の地として知られる湯浅町。わずか20平方㎞とコンパクト。歴史ある町並みが残り、海もすぐそこ。小さいながら見どころがたっぷりある湯浅町を藤原紀香さんがレンタサイクルで探索します。
写真/土山大輔(TRON) スタイリング/今井聖子
ヘアメイク/光倉カオル 文/西 倫世
醤油醸造発祥の地として知られる湯浅町。わずか20平方㎞とコンパクト。歴史ある町並みが残り、海もすぐそこ。小さいながら見どころがたっぷりある湯浅町を藤原紀香さんがレンタサイクルで探索します。
写真/土山大輔(TRON) スタイリング/今井聖子
ヘアメイク/光倉カオル 文/西 倫世
JR湯浅駅改札直結の複合施設「湯浅えき蔵」1階にある観光案内所「観光交流センター」は旅行者に知っておいて欲しい存在。自由に持ち帰れる観光マップやパンフレットを渡しているほか、レンタサイクルを行っています。普通自転車、電動自転車から選べ、海辺でコーヒータイムを楽しめるようコーヒー器具とリュックがセットになった「おでかふぇサイクリング」(1セット2,500円)のレンタル、手荷物預かり(700円)なども可能。ぜひ旅の最初に立ち寄って。
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住所/和歌山県有田郡湯浅町湯浅1075-9 湯浅えき蔵1階
電話/0737-63-4123
営業時間/9:00~17:00(レンタサイクル返却は16:30まで)
定休日/年末年始

和歌山県唯一の重要伝統的建造物群保存地区がある湯浅町。白壁の土蔵、多彩な格子戸や虫籠窓といった、近世から近代にかけての伝統的な意匠が残る建造物が数多く残っています。よく見ると民家の軒先には、詩歌や古民具を並べた蒸篭(せいろ)箱が飾られています。これは町並み全体を資料館に見立てた「せいろミュージアム」という取組み。町の雰囲気と共に建物の細かい装飾にも注目を。東西約400m、南北約280mという散策しやすい広さも魅力です。
[DATA]
住所/和歌山県有田郡湯浅町
電話/0737-63-2525(湯浅町役場)

1841(天保12)年創業の老舗醤油醸造蔵「角長」。冬季のみの寒仕込みを頑なに守り、機械化に頼らず昔ながらの手作りで醤油を作り続けています。代表的な商品「濁り醤(にごりびしお)」は、2年以上熟成させた本醸造濃口醤油。圧搾・加熱していないので濃厚で香り高く、天然の風味が感じられます。店のすぐそばにある「職人蔵」は、1866(慶応2)年に建てられたかつての仕込蔵。実際に使われていた古い醸造用具や貴重な史料を自由に閲覧できるので、こちらもお見逃しなく。
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住所/和歌山県有田郡湯浅町湯浅7
電話/0737-62-2035
営業時間/9:00~17:00
定休日/無休
職人蔵の入館料/無料

2025年2月にオープン。「角長」と同じ北町通りにあるスパイスカレー専門店。メニューは日替わりで、トマトベース、ココナッツベース、キーマと味わいが異なるものを3~4種用意しています。登場頻度の高いチキンカレーは玉ねぎを飴色になるまで炒めてコクを出しているそう。とれたての湯浅町産しらすが手に入った際は「オクラとシラスのだしカレー」が登場。辛さは調整可能なので希望があれば注文時にリクエストを。
[DATA]
住所/和歌山県有田郡湯浅町湯浅48
電話/090-7119-0009
営業時間/11:00~19:00
定休日/木曜

海岸線が複雑に入り組んだリアス式海岸ならではの断崖、洞窟、無人島などが点在する栖原海岸。地元学生のデートスポットとして、また釣り場として、多くの住民の生活になじんだ場所です。水質がよく透明度も高いため、シーカヤック、SUP、カヌーといったマリンアクティビティもおすすめ。夕暮れになると、水平線に苅藻島(かるもじま)や毛無島(けなしじま)などのシルエットが浮かび上がり、幻想的な雰囲気に。気軽に楽しむなら、砂浜や波打ち際を裸足で歩いてみては。
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住所/和歌山県有田郡湯浅町栖原

湯浅湾に面し、すべての部屋から海が眺められる旅館。「なぎ」「潮風」「さざ波」といった、海にちなんだ部屋の名前も素敵です。湯浅湾やなぎ大橋が見える見晴らしの良い展望風呂で、旅で疲れた体をゆったり癒せます。最大の魅力は、湯浅湾で獲れた新鮮な魚介を満喫できる夕食。そのまま刺身で、しゃぶしゃぶや天ぷらで、旬の時期には白子をポン酢で……あらゆる調理法で、海のごちそうをいただけます。料理だけでなくポン酢やからし酢味噌も自家製。手の込んだおもてなしに、お腹も心も満たされます。会食のみの利用もできますよ。
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住所/和歌山県有田郡湯浅町湯浅3200
電話/0737-62-2670
営業時間/チェックイン15:00、チェックアウト10:00
定休日/不定休


●湯浅温泉 湯浅城
「お城に泊まる」というレア体験ができる旅館。湯浅湾を見おろす高台に建ち、最上階にある展望台からは湯浅町が一望できます。温泉の泉質は美肌効果も期待できるアルカリ泉。湯浅の名物・湯浅醤油や金山寺味噌で調味した会席料理も評判です。
住所/和歌山県有田郡湯浅町青木75
電話/0737-63-6688

●パートナーズハウスゆあさ
山田山の斜面に建つ平屋のログハウス。大小2面のドッグランに天然温泉のドッグスパと、愛犬と快適に過ごせる設備が充実しています。自然豊かな場所にありながら湯浅インターから車で10分と好アクセス。
住所/和歌山県有田郡湯浅町山田1638-1
電話/0737-65-3411

●美よし荘
国道42号線のすぐそば、300坪の庭園を持つ純和風の割烹旅館。春には桜・藤、秋には紅葉と、四季折々の風景で楽しませてくれます。湯浅湾や紀伊水道で水揚げされた旬の魚介や山の幸を取りいれた、趣向を凝らした会席料理も見事です。
住所/和歌山県有田郡湯浅町別所166-1
電話/0737-62-3168
●33rpm(さんじゅうさんかいてん)
BGMは洋楽のレコード、メニュー表はなくバーテンダーに好みを伝えてオーダーするトラディショナルなバー。ガイドブックに載らない、知る人ぞ知るバーですが、ノンアルコール&一見客ウエルカムなので勇気を出して扉を開いて。
[DATA]
住所/和歌山県有田郡湯浅町湯浅2800-103
電話/0737-63-6715
営業時間/19:00~24:00
定休日/日・祝日

栖原漁港から出港し、タチウオとカワハギをメインに狙う釣り船。船頭さんは「楽しく釣って、おいしく食べる」がモットーで、釣り初心者でも気負うことなくチャレンジできそうです。アマダイやカワハギが一年を通して釣れます。湯浅湾は波が穏やかなので、ゲーム感覚で楽しめると好評です。本格的な船釣りで、岸からはなかなか釣れない大物や高級魚に出会えるかも。船の上から見る紀伊水道の風景も合わせて楽しんで。
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住所/和歌山県有田郡湯浅町栖原848
電話/0737-62-2271
料金/貸し道具(テンビン)、仕掛け、氷、エサ(1日分)付き11,000円~

1892(明治25)年の創業の温泉旅館が日本料理店にリニューアル。湯浅産の食材を活かしたコースが昼・夜ともにいただけます。メニュー内容は月替わり、お造りは湯浅湾で水揚げした魚介のお刺身と、湯浅の名物である醤油を独自にブレンドし泡立てた泡醤油とともに。料理には、自家源泉からくみ上げる温泉水を利用しているため、口当たりがまろやかになり、他にはない唯一無二の味が完成します。全5室のお部屋は、それぞれ設えを変えているのも素敵。季節の花々が陶芸家の器に飾られ、随所に日本美が感じられます。
[DATA]
住所/和歌山県有田郡湯浅町栖原1363
電話/0737-22-7454
営業時間/11:30~14:00、18:00~21:30
定休日/昼:火~木曜日、夜:水曜日、不定休
※完全予約制

江戸時代末期に創業し、150年以上続く老舗青果店。湯浅産のフルーツをずらりと取り揃えているほか、「フルーツの旬、最高においしい状態を多くの人に伝えたい」と、ジェラート、フルーツジュース、コンフィチュールも用意しています。自社工場でつくるジェラートは常時10種。全体の40%以上がフルーツで構成されていて、旬のおいしさがギュッと詰まっています。冬が近づくと店内は有田みかん一色に。同じ品種のみかんを農園ごとに食べ比べできるのは、みかんの産地にある青果店ならでは。
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住所/和歌山県有田郡湯浅町湯浅1074
電話/0737-64-1777
営業時間/9:00~17:00
定休日/水・日・祝日・第2土曜日

2025年3月、JR湯浅駅改札直結の複合施設「湯浅えき蔵」2階の図書館内にオープンしたカフェ。図書館で借りた本を読みながら、ゆったりとカフェタイムを過ごせます。イチオシは、ふっくら焼き上げたふわふわのパンケーキ。玉子をたっぷり使い、低温でじっくり時間をかけて焼き上げることで、空気をたっぷり含んだ軽やかな食感に仕上がります。「おうちに帰ってきた感覚でくつろげる場所を作りたかった」と話すのは、湯浅町出身の店主。旅の終わりに、あたたかいおもてなしを受けて、ほっこりした思い出を持ち帰ってくださいね。
[DATA]
住所/和歌山県有田郡湯浅町湯浅1075-9えき蔵2F
電話/090-6677-1968
営業時間/11:00~19:00(LO18:30)
定休日/水曜日
