【岩手県】一関温泉郷の魅力を徹底解説!おすすめの宿4軒もご紹介

時計アイコン2025.04.18

【岩手県】一関温泉郷の魅力を徹底解説!おすすめの宿4軒もご紹介

一関温泉郷は、世界遺産・平泉をはじめとする、岩手の観光スポットへのアクセスにも便利な人気の温泉地です。宿によって源泉の泉質や効能が異なるため、好みに合わせて選べるのも魅力のひとつです。そこで今回は、一関温泉郷で露天風呂などが評判の宿をご紹介します。なお、こちらの情報は2025年4月時点のものです。実際に訪れる前に、宿の公式HPなどで最新情報を確認することをおすすめします。

一関温泉郷ってどんなところ?

※画像はイメージです

2011年、岩手県の平泉がユネスコの世界遺産に登録されて以来、多くの人が東北地方の極楽浄土を表現した歴史ある寺院や美しい庭園を訪れるようになりました。そんな旅におすすめしたい宿泊スポットが「一関温泉郷」です。

一関温泉郷は岩手県一関市に位置する、新幹線や車でのアクセスが便利な温泉地です。平泉観光はもちろん、仙台や盛岡からも訪れやすいため、東北観光の際にぜひ立ち寄ってほしい温泉地のひとつです。

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国道沿いに泉質の違う温泉が点在

一関温泉郷は、国道342号沿いに6つの温泉が点在しており、それぞれ泉質が異なるため、湯めぐりを楽しめるのが魅力です。

国道沿いに位置しているため、車でのアクセスが非常に便利です。新幹線を利用する場合でも、一ノ関駅から簡単にアクセスできるため、遠方からでも気軽に訪れやすいことも人気の理由です。

また、平泉観光をはじめ、岩手県南部や三陸海岸などの観光地を巡る拠点としても便利です。ぜひ一関温泉郷で湯めぐりを楽しみながら、岩手の多彩な魅力に触れてみてください。

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一関温泉郷の泉質・効能

一関温泉郷の6つの温泉では、それぞれ異なる泉質が楽しめます。含硫黄・鉄・アルミニウム硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)、炭酸水素塩泉、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉などがあり、同じ温泉でも内湯と露天風呂で泉質が異なることもあります。

泉質によって期待できる効能もそれぞれ違いがあります。なかでも、アルカリ性の美肌の湯は女性に人気があり、ゆったりと浸かることで肌が滑らかになるといわれています。一関温泉郷を訪れる前に、それぞれの泉質や効能をチェックし、自分に合った温泉を見つけてみてはいかがでしょうか。

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ベストシーズンはいつ?

一関温泉郷は一年を通じて楽しめますが、特におすすめの時期はあるのでしょうか。温泉につかりながら、春は桜、秋は紅葉を楽しむのも良いですし、冬の雪見風呂も趣きがあって魅力的です。また、温泉の泉質や温度、効能にこだわっ選ぶ方も少なくないようです。

一関の有名観光スポットである厳美渓は、古くから景勝地として知られています。四季折々の自然が楽しめる名所で、特に紅葉の美しさは評判で、多くの観光客が訪れます。この時期に合わせて一関温泉郷を訪れるプランもおすすめです。

山桜 桃の湯

天空露天風呂でリフレッシュ、17種類のお風呂を楽しもう

こちらの宿は、一関の観光名所である厳美渓や猊鼻渓、さらに平泉からも近い高台に位置する温泉宿です。宿には17種類のお風呂があり、源泉掛け流しの湯を楽しめます。泉質はナトリウム―塩化物泉で、肌を優しく包み込むような温かさが特徴で、湯冷めしにくいため、ゆっくりと入浴することができます。

なかでも、女性専用の天空露天風呂は、一関の街を見渡せる高台にあり、美しい景色が人気です。夕暮れから夜の星空への移り変わりを楽しめ、朝風呂では清々しい空気の中でリフレッシュできると好評です。

お風呂には温泉ソムリエによる解説も付いており、より効果的にリラックスできるでしょう。自分に合った湯を見つけて、楽しいひとときをお過ごしください。

世界遺産の隠れ宿 果実の森

温泉と共に果物の収穫体験も、植物に癒されよう

こちらの宿は「山桜 桃の湯」の姉妹館で、全客室に100%源泉掛け流しの檜内風呂が完備されています。また、1階には専用の露天風呂もあり、ゆったりとした時間を楽しむことができます。桃の湯の17種類のお風呂も利用できるため、湯めぐりを楽しみたい方にもおすすめです。

宿の庭園「果実の森」では、春から秋にかけて、桃やスモモ、ブルーベリー、りんごなどさまざまな果実が実り、実際に収穫して味わうことができます

また、桜やつつじなどの花々が美しく、訪れる人々の目を楽しませてくれます。特につつじは庭全体を鮮やかに彩り、約2カ月にわたり、見頃が続きます。ぜひ、温泉とともに自然に癒されるひとときをお過ごしください。

栗駒山・元湯 須川高原温泉

日本でも珍しい泉質の温泉、蒸し風呂もおすすめ

こちらの温泉は栗駒山の北麓、標高1,126mの場所にあり、古くから「みちのくの名湯」として親しまれてきました。泉質は「みょうばん緑ばん泉」と呼ばれる、日本でも珍しい強酸性の温泉です。女湯の露天風呂からは、その緑色の湯川を眺めることができます。

4種類のお風呂があり、特に「おいらん風呂」は隠れた名物として知られています。宿の裏手を100mほど登った場所にある小さな小屋で、ござを敷いて寝そべり、毛布にくるまって入るスタイルで、デトックス効果が高く、すっきりとリフレッシュできると好評です。

また、大露天風呂は広々として開放感があり、特に女湯の正面には「大日岩」と呼ばれる奇岩がそびえています。この岩は夜になるとライトアップされ、神秘的な雰囲気を醸しだします。

なお、こちらの宿は冬季休業となりますので、冬の観光を予定されている方は前もって確認することをおすすめします。

祭畤温泉 かみくら

神が降り立つ自然に包まれた一軒宿、癒やしのひと時を

こちらの宿は、神が降り立つ場所として古くから崇拝を集めてきた祭時山の麓に位置し、大自然に抱かれた一軒宿です。周囲には豊かな原生林が広がり、建物には大木をふんだんに使うことで、穏やかで落ち着いた雰囲気を感じさせてくれます。

温泉の泉質はナトリウム・カルシウム─硫酸塩泉で、ナトリウム成分による保温効果と、カルシウム成分による鎮静効果が期待できます。肌にも優しく、安心して入浴いただけるでしょう。春から秋にかけては露天風呂で、内風呂からも豊かな四季の変化を楽しむことができます。どうぞ、ゆっくりと癒やしのひとときをお過ごしください。

周辺ではカヤックやトレッキングなど、自然を満喫できるアクティビティも豊富に揃っています。岩手の美しい自然を体感するステイプランもおすすめです。

一関温泉郷の名湯に浸かって心身をリフレッシュ

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一関温泉郷は、岩手各地へのアクセスが良好で、さまざまな泉質を持つ温泉が点在する、湯めぐりに人気の温泉地です。特に四季折々の美しい変化も魅力で、一年を通して観光と温泉の両方を堪能できます。ぜひ一関温泉郷の名湯で、心と体をリフレッシュするひとときをお楽しみください。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり