小安峡温泉とは?大噴湯で知られる温泉地の見どころを紹介

時計アイコン2026.03.18

小安峡温泉とは?大噴湯で知られる温泉地の見どころを紹介

秋田県湯沢市皆瀬にある小安峡温泉は、江戸時代初期に開湯された歴史ある渓谷沿いの温泉地。断崖絶壁の岩の裂け目から約98度の熱湯と蒸気が噴き出す「小安峡大噴湯」が名物。ベストシーズンは、紅葉が渓谷を染める10月中旬~11月上旬です。今回は、そんな小安峡温泉の見どころやおすすめの宿をご紹介します。なお、この記事は2026年3月時点のものです。実際に訪れる際は、施設の公式HPなどで最新情報を確認してください。

小安峡温泉とは?秋田県が誇る秘湯の歴史と魅力

※画像はイメージです

小安峡温泉は、秋田県湯沢市皆瀬にある江戸時代から続く歴史ある温泉地です。皆瀬川の浸食によって生まれた深いV字渓谷沿いに温泉街が広がり、轟音とともに熱湯と湯煙が噴き出す「大噴湯」の絶景が有名。渓谷沿いに多くの露天風呂が点在し、四季折々の美しい景色とせせらぎを聞きながらゆっくり入浴できます。「稲庭うどん」「皆瀬牛」をはじめ、地元で採れた山菜や渓流魚を使ったグルメも楽しめます。まずは、そんな小安峡温泉の魅力や歴史を解説します。

小安峡温泉の豊かな自然と風情ある温泉街の雰囲気

豊かな自然に囲まれた小安峡温泉は、新緑の春、紅葉の秋、白銀世界の冬など季節ごとの美しさが魅力。周辺はイワナやヤマメの釣り場であり、山菜や天然マイタケなど、自然の恵みが豊富です。小安峡のV字渓谷沿いに宿が点在する、静かで風情ある温泉街は、都会の喧騒を離れて、のんびりとした時間を過ごすのに最適。名物の稲庭うどんやきりたんぽ、山菜料理などを提供する食事処や、地酒・お土産を扱う店舗が並んでおり、ゆっくり散策を楽しめます。

江戸時代から親しまれてきた歴史

小安峡温泉は、江戸時代初期に発見されたといわれ、古くから湯治場として親しまれてきました。片脚を折った鶴が山中の温泉でその脚を温めていたところ傷が治り、その温泉の効能を知ったという伝承が残っています。また、温泉のシンボルである小安峡大噴湯は、約7万~1万年前の氷河期にかけて形成された地層から、今も熱湯と蒸気が激しく噴き出しています。創業から200年以上続く老舗旅館「多郎兵衛」など、歴史ある宿や店も多いです。

大迫力の絶景!小安峡温泉のシンボル「大噴湯」の見どころ

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小安峡温泉のシンボルである「大噴湯」は、江戸時代の紀行家・菅江真澄も「雷神のひびき」と表現したほど、熱湯と水蒸気が岩の裂け目から絶え間なく噴き出しています。このダイナミックな景観は、大地のエネルギーを直接体感できる名所として知られ、四季折々の自然とともに多くの人々を魅了しています。ここでは、大噴湯の見どころについて詳しくご紹介します。

大噴湯とは?熱湯と蒸気が激しく噴き出すダイナミックな景観

「大噴湯」は、主に地熱や火山活動により、高温の熱湯や蒸気が激しい音とともに地表へ噴き出す現象やその名所を指します。皆瀬川の渓谷にある小安峡大噴湯は、地熱貯留層の亀裂が露出した、世界でも珍しい地質学的特徴を持っています。約60mの階段を降りた遊歩道沿いの岩の裂け目から、熱湯と蒸気が猛烈な勢いで噴き出している様子を見学できます。この高温の蒸気と源泉を利用した、温泉卵を作る体験も人気。

四季折々の渓谷美と特におすすめしたい紅葉シーズン

大噴湯のある渓谷は、四季折々の素晴らしい景色も魅力。特におすすめの秋は、例年10月下旬~11月上旬に紅葉の見頃を迎え、湯けむりとブナ、イタヤカエデの紅葉が織り成す絶景が楽しめます。深いV字渓谷の河原湯橋から見下ろす眺めは美しく、渓谷と紅葉、湯けむりのコントラストは格別です。冬は、河原湯橋から峡谷に下がる巨大な氷柱「しがっこ」の絶景が見どころですが、階段・遊歩道が11月上旬~4月下旬ごろまで封鎖されるのでご注意ください。

大噴湯とあわせて楽しみたい周辺の散策スポット

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こぢんまりとした風情ある温泉地の小安峡温泉は、ゆっくり散策しながらさまざまな場所を巡ることができます。採れたての新鮮野菜や、乾燥リンゴ、手作りお菓子が揃う産地直売施設の「あぐり館」、トロリとした湯触りが特徴の秘湯「泥湯温泉」、四季を通じて楽しめるアウトドアスポット「とことん山キャンプ場」など、魅力的なスポットがたくさん。ここでは「河原湯橋」と「足湯」について、ご紹介します。

渓谷の絶景を見下ろす河原湯橋からの美しい眺め

「河原湯橋」は、秋田県湯沢市の皆瀬川にかかる橋で、大地の裂け目から熱湯と蒸気が噴き出す大噴湯を見下ろせる絶景スポットです。小安峡の渓谷美や四季折々の景色を橋の上から安全に楽しむことができ、渓谷下部の遊歩道が冬季閉鎖される時期でも、橋の上から大噴湯を眺められます。また、大噴湯の寒暖差で形成される巨大なつらら「しがっこ」も、橋から鑑賞できます

散策の合間に気軽に立ち寄れる足湯

小安峡温泉には、源泉掛け流しの湯を気軽に楽しめる、無料で利用できる足湯が6カ所あります。観光物産館駐車場にある「あぐりの湯」は、大噴湯の観光前後やドライブの休憩に最適なスポット。周囲の豊かな自然や渓谷の景色を眺めながら、ドリンクやアイスを片手にゆっくり足湯を楽しめます。大噴湯の散策コース内にある「不動の湯」は、大噴湯を眼前に臨む絶景足湯。散策の後の足の疲れを癒やしましょう。

《小安峡温泉で旅の疲れを癒やすおすすめの宿泊施設》

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小安峡温泉には、大噴湯の周辺や皆瀬川沿いに10軒前後の温泉宿や民宿が点在しています。四季折々の景色や名物の大噴湯、源泉掛け流しを楽しめる、隠れ家的な宿が多いのが特徴。地元の旬の山菜、野菜、比内地鶏、みなせ牛を使用した郷土料理を味わえる、アットホームな宿も充実しています。ここでは、その中でも特におすすめの宿をご紹介します。

旅館 多郎兵衛

趣の異なる5つの温泉が自慢

小安峡温泉にある12代続く歴史ある老舗湯宿「旅館 多郎兵衛」。樹齢100年を超える秋田杉を使った大浴場「薬師の湯」、湯船に宮城県栗原市の「栗駒焼」を敷き詰めた変わり風呂「陶喜の湯」など、趣の異なる5つの温泉で源泉掛け流しの湯を楽しめます。食事は山菜や渓流の魚、旬の地元食材をふんだんに使った、女将手作りの無添加・郷土料理を提供。和室、特別室、和洋室といった、落ち着いた雰囲気の客室が揃っています。

小安峡温泉へのアクセス情報と旅のポイント

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小安峡温泉は、車では湯沢横手道路「湯沢IC」から約50分、公共交通機関ではJR湯沢駅前よりバスで約1時間と、比較的アクセスしやすい秘境です。電車とバスでも訪れることはできますが、湯沢駅からのバスは本数が限られているため、車でのアクセスが圧倒的におすすめ。秘湯「泥湯温泉」、釣り・キャンプが楽しめる「とことん山」、「秋の宮温泉郷」といった周辺のスポットにもスムーズに立ち寄れます。

公共交通機関およびマイカーを利用したスムーズな行き方

小安峡温泉へ車で行く場合、最寄りの湯沢横手道路「湯沢IC」から国道398号を経由して約45分です。仙台方面からは東北自動車道を経由して、湯沢横手道路へ入るルートが一般的です。

公共交通機関で行く場合、JR奥羽本線「湯沢駅」から羽後交通バス「小安温泉行き」に乗り、約60分で到着します。バスは本数が少ないため、必ず時刻表を確認して利用してください。小安峡温泉と湯沢駅・秋田空港・周辺観光地を結ぶ便利な「予約制の乗合タクシー・シャトル」サービス「こまちシャトル」の利用もおすすめです。

大噴湯と豊かな自然が待つ小安峡温泉へ出かけよう!

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江戸時代から湯治場として親しまれている秘湯感あふれる「小安峡温泉」は、自然の中でゆっくり過ごしたい時におすすめの温泉地。源泉掛け流しのなめらかな湯をはじめ、迫力満点の大噴湯、四季折々の美しい渓谷などさまざまな魅力があります。自然のエネルギーを全身で感じられる小安峡温泉で、心身をリフレッシュしましょう。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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