【福岡/脇田温泉・宮若温泉郷】おすすめ旅館・宿&あわせて立ち寄りたいスポット4選

時計アイコン2024.08.21

【福岡/脇田温泉・宮若温泉郷】おすすめ旅館・宿&あわせて立ち寄りたいスポット4選

福岡市と北九州市のちょうど中間点に位置する宮若市は、2006(平成18)年の平成の大合併によって、旧鞍手郡若宮町と宮田町が合併してできた市です。その宮若市の中心部から南西部へ約4キロメートル、犬鳴峠東麓の犬鳴川沿いに、古くからの温泉街、脇田温泉と宮若温泉郷があります。今回は、福岡県の筑豊地方にある温泉地、脇田温泉&宮若温泉郷のおすすめ旅館とあわせて立ち寄りたいおすすめのグルメスポットをご紹介します。

福岡市から好アクセスの温泉地!脇田温泉・宮若温泉郷のおすすめ宿&グルメスポットを徹底解説

1枚目:宮若市清水寺から望む宮若市風景

福岡市から車で約40分、久山を経由して犬鳴峠を越えるとすぐに宮若市へ入ります。脇田温泉・宮若温泉郷は、福岡方面から行くと福岡直方道路21号線を宮若市へ入って約7~8分行ったところの右手になります。脇田温泉街には、古くからの老舗の旅館が4軒、さらに脇田温泉街から車で約5分のところにある宮若温泉郷がある複合宿泊施設には、温泉宿やレストランなどがあり、家族連れでも楽しめます。今回は、脇田温泉・宮若温泉郷のおすすめの宿とグルメスポットをご紹介します。

※こちらの情報は2024年7月時点のものです。実際に行く前にお店の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

そもそも脇田温泉・宮若温泉郷ってどんなところ?

脇田温泉

脇田温泉

脇田温泉の開湯は奈良時代まで遡り、大伴旅人が大宰府赴任中の天平年間に入湯したとされており、ある程度の効能が期待されていました。脇田温泉の正式呼称は「わきたおんせん」ですが、「わいたおんせん」とも読まれ、名前の由来は、温泉が湧くという意味から、もともとは湧田(わくた)という地名だったものが、地元福岡では、転じて現在の脇田(わいた)という呼称でも使われるようになったとされています。

戦後、筑豊に炭鉱が数多く存在した1960年代ごろまでは、神経痛や皮膚病などの効能も期待でき、歓楽街の温泉地として栄えましたが、現在は静かな温泉地として、立ち寄り湯などに訪れる観光客が多くいます。

宮若温泉郷

宮若温泉郷は、宮若市の地域活性化や地域ブランディングを目的に、宮若市の自然を最大限に活かした全部屋離れや源泉掛け流し温泉、レストラン宿泊施設が一体となった複合宿泊施設のことを指し、脇田温泉から車で5分ほどの場所にあります。

アルカリ性単純温泉の脇田温泉は美肌の湯

脇田温泉の泉質と効能は、硫黄分を多く含有するアルカリ性単純温泉で無色透明。ぬめりを感じる湯ざわりがその特長です。「美肌の湯」とも呼ばれており、入浴後は肌がつるつるすべすべになるそうです。主な効能は、神経痛や胃腸病、リウマチ、皮膚病、貧血症など、さまざまな症状への効能が期待できるとされています。

静かな安らぎ空間が過ごせる脇田温泉・宮若温泉郷

宮若市内にある脇田温泉・宮若温泉郷は、福岡市や北九州市から車で約40分ほどのところにあるので、週末に仕事を終えてからでも気軽に行ける距離です。脇田温泉・宮若温泉郷周辺は、小高い山に囲まれた静寂なところで、日々の慌ただしさからの開放感に満ちあふれています。九州の温泉郷の中でも穴場的なところで、源泉かけ流しの湯に浸かり川のせせらぎを聞きながら静かな安らぎの時を満喫できます。

また、近くを流れる犬鳴川は、ホタルが生息する清流の名所として知られており、5月下旬から6月上旬に、まばゆいばかりのホタルの光の舞を見ることができるので、この時期の温泉旅行がおすすめです。

脇田温泉・宮若温泉郷のおすすめスポット:宿

今回ご紹介するおすすめの宿は、古くからある脇田温泉街から車で約5分、「西鞍の丘総合運動公園」のすぐ横にある宮若温泉郷の宿です。いずれも古民家を改造し、和モダンな雰囲気が漂うお洒落な温泉宿です。周囲は小高い山々に囲まれて静かでのんびりとした雰囲気が漂っています。

【おすすめ宿】古民家 煉り

ゆったりと寛げる全室離れの部屋

福岡市から車で約40分、犬鳴峠を越えて脇田温泉街先の左手、「西鞍の丘総合運動公園」横にある「古民家 煉り」。1棟貸切の客室内は、十分な天井高で広々とした空間。ウェルカムドリンクにはじまり、帰りの際のお見送りなど、すべてがおもてなしの配慮にあふれています。全6棟の部屋にある源泉掛け流しの温泉風呂は、窓を開ければ露天風になり、いつでも好きなだけ入湯が楽しめるなど、都会の喧騒を忘れてゆったりと寛げます。

細かな心づかいが感じ取れる充実の設備

すべての部屋にある源泉掛け流しの温泉風呂は、窓を開ければ露天風になり、いつでも好きなだけ入湯が楽しめ、都会の喧騒を忘れゆったりと寛げます。アルカリ性単純泉の美人の湯で身も心もすっきりすべすべになるのが実感できます。

アメニティ類も充実しており、タオルは今治タオルを用意。バスタオルは、部屋に着いたあと、夕食後、翌朝と3回の入浴後に新しいタオルが使えるように1人3枚を用意。また、湯上り時に羽織るローブもあり、細やかな心づかいが感じ取れます。

【おすすめ宿】宮若虎の湯

大家族にも対応した全8タイプ全室温泉付き客室

脇田温泉街から車で約5分、乙野地区に新しく生まれた宮若温泉郷にある「宮若虎の湯」は、大人から子どもまで、家族連れで楽しめる温泉宿です。客室はツインからトリプル、クワッドタイプまで全8タイプで、全室に源泉掛け流しの温泉風呂が付いています。最大5名の大家族でも対応できる嬉しい仕様となっています。

ライブ感あふれるオープンキッチンのビュッフェ

館内にある「Buffet KOHAKU」は、筑豊直方を中心にお肉や惣菜の名物スーパー「びっくり市」を展開する明治屋産業が監修。長年精肉店として培ってきた実績を元に、地産地消の食材を取り入れた和・洋・中からスイーツに至るまで、ライブ感あふれるオープンキッチンから次々と繰り出されます。メインは、ライブキッチンの「国産牛のステーキ」。シェフが目の前で火を入れ、その場で焼き上げた出来立てあつあつをいただけます。

脇田温泉・宮若温泉郷のおすすめスポット:グルメ

宮若市の脇田温泉から車で約5分、乙野地区に新しく生まれた宮若温泉郷は、温泉宿や名物料理が楽しめるグルメレストランなどを兼ね備えた複合宿泊施設です。温泉宿から歩いて行ける距離に、都心にあっても違和感のない高級感あふれるグルメスポットがあります。

【おすすめグルメスポット】料匠虎白

四季折々の創作日本料理が楽しめるレストラン

レストランと温泉施設が一体となった複合宿泊施設「宮若温泉郷」にある和風創作料理のレストラン「料匠虎白」は、周囲の山々から湧き出る良質な水と、それによって獲られた良質な地元の食材を使い、見て味わって楽しむ四季折々の創作料理を提供しています。座席は個室対応で全席完全予約制となっています。

選べる3種類のランチコースと目黒荘太郎監修のスイーツ

「料匠虎白」では、ランチコースもあり、事前に予約をすれば気軽に立ち寄りでも利用できます。コースは、宮若や福岡の食材をふんだんに使った全9品の翡翠コース、ボリュームもさらに満足できる全10品の葵コース、季節を五感で感じることができるより贅沢な懐石料理、全10品の3種類があります。また全コースに選べるデザートが付いており、「ヤマトルテ」のパティシエ目黒荘太郎がコラボし監修したスイーツを楽しめます。

【おすすめグルメスポット】MIYAWAKA Soukatei

あえてメニューを設けない“オートクチュール”スタイル

地産地消で人と地域をつなぐ“farm to table”をテーマに、あえてメニューを設けない“オートクチュール”スタイルのコースを提供しています。ランチは10皿のコース、ディナーは12皿から16皿の4コースに分かれており、ユニークかつ独創的な、まるで芸術作品を見ているような至高の料理の数々が楽しめます。

地産地消と九州全域の旬の食材をテーブルへ

地産地消でふんだんな食材を使った料理に加え、自家栽培の野菜を使った“farm to table”を実現しています。黒田八寸人参を使ったり、嘉麻市で獲れた鹿肉だったり、筑豊地方だけでなく、大分、長崎、熊本から宮崎、鹿児島、沖縄に至るまで、九州全域の旬の美味しいものを提供しています。店内は高級感あふれるシックな装いで、名物料理に負けじ劣らないホスピタリティで心地良い寛ぎの会食タイムを過ごせます。

脇田温泉・宮若温泉郷の名泉&名物グルメでリラックスしよう

宮若市の脇田温泉は、福岡県の穴場的な温泉地で、現在は4軒の老舗旅館があり源泉掛け流しの温泉が楽しめます。また近年、脇田温泉近くにオープンした宮若温泉郷には、地元の食材をふんだんに使ったレストランや全室離れの宿などがあり、それぞれ名泉と名物グルメを楽しむことができます。脇田温泉・宮若温泉郷は、福岡市からも車で40分ほどで行ける距離にあるので九州へお出かけの際は、脇田温泉・宮若温泉郷まで足を伸ばしてリラックスしてみてはいかがでしょう。