週末は、海を感じる鎌倉へ

パープルワンピース63,000円(シー ニューヨーク|ブランドニュース 03-3797-3673)、バッグ45,000円|ア ヴァケーション(アマン 03-6805-0527)、ブーツ46,000円(ぺリーコ サニー|アマン 03-6418-5889)、アクセサリー(スタイリスト私物)

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Special Interview トリンドル玲奈・1泊2日のRefresh Trip 鎌倉[神奈川県]
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刺繍コート112,000円、パンツ63,000円、チョーカー(2本セット)26,000円(すべてフォルテ フォルテ|コロネット 03-5216-6518)、バッグ45,000円(ア ヴァケーション|アマン 03-6805-0527)タンクトップ、サンダル(スタイリスト私物)

※表示価格はすべて、税抜表示となります。

透明感のある美しさとキュートな表情が見る者を惹きつけてやまないトリンドル玲奈さん。オーストリアのウィーンで生まれ、幼い頃から自然な流れで旅を重ねてきたのだとか。最近ますます気になっていると話すのは、車でパッと気軽に行けるような、小さな旅。緑に癒され、おいしいものを食べて、気分一新!トリンドルさんを内側から輝かせているのは、そんな旅サプリなのかもしれません。写真/土山大輔(TRON) スタイリング/小松千鶴 ヘアメイク/青山理恵 文/相田玲子





Special Interview Reina Triendl

ルーツの半分をヨーロッパに持つトリンドルさん。息を吸うように当たり前にしてきた海外への旅がなかなかできない今だからこそ、どんな旅も、より大切に思えると話します。

今回、鎌倉を歩いてみていかがでしたか?

鎌倉が舞台の映画『海街diary』とか、すごく好きで。以前からちゃんと旅してみたいなとは思ってたんです。近いはずなんだけど、プライベートで電車でとなると、なかなかタイミングが計れなくて。でも、実は今年の元旦にも来たんですよ。都内で初詣に行って、帰りにごはんを食べるために鎌倉まで(笑)。都内のお店がどこもいっぱいで、そうこうしてるうちにランチタイムも終わる時間になっちゃって。行きたかったお蕎麦屋さんが鎌倉にもお店を出してることに気づいたので、すぐに「行こう!」って。車で1時間半くらいかけて来て、おいしくお蕎麦をいただいて、そのまま帰りました(笑)。もったいないですよねぇ。なので、今日はいろいろ回れて嬉しかったです。

近場を旅するのもいいものですよね。

最近だと、どうにかして都内で自然を味わえないかと思って奥多摩に行ったんです。着いた瞬間、周りが全部緑で感激して。とってもリフレッシュできました。ちょっとした旅でも気分って変わりますね。今日、砂浜や長谷寺の緑の中を歩きながらも思ったんですけど、しばらく出かけられなかったぶん、前よりも、自然のパワーみたいなものをぐんぐん吸収できる体になってるんじゃないかな? お水もすっごくおいしく感じたりしました。ずっと家にいて、いつも同じお店に買い物に行って、という生活だとやっぱりちょっと刺激が欲しくなる。せっかく休みがあるならどこかへ行きたいという気持ちにもなっちゃいますよね。こういう状況になってみて、あらためて、自由に遠くまで旅できたあの時間は貴重だったんだなとも思います。これからしばらくは、国内の小旅行が多くなるのかな。そうなると、私が気になるのは道の駅! 実際に見て触れて、新鮮な野菜とか、その土地その土地のものを買いたいです。

ふだんから海外旅行によく行かれるとか。

父の実家がオーストリアにあるので、祖父母に会いに行って、そのままヨーロッパ内で2カ所くらい回るような旅ですね。去年は妹と二人、パリで1週間ほどアパートを借りて過ごしたんですよ。朝は近所のパン屋さんで買って来たものを部屋で食べて、午前中から行きたいところに極力歩いて行っていろいろ見て。ちょうどセールの時期だったのでお買い物もしたりして、夜はスーパーに寄って帰って何かつくって食べる、そんな、暮らすような旅。ちょうど私の誕生日と重なったので、その日だけは外で晩ごはんを食べました。女子二人、ちょっと子どもっぽく見えるのか、向こうの人にも可愛がられて。楽しかった~。パリとかに行くと、1週間でもすごく太って帰ってきたりします。ジムのトレーナーさんに「着ぐるみ着てるみたい」って言われたことも(笑)。帰ってきたら自然と食事で戻ったりもするから、旅先では考えなくていいかなぁって。



今、したい旅は?

私、海鮮が本当に好きなので、新鮮な魚が食べられるところにはすぐにでも行きたい(笑)。旅はいつも、絶対に行く場所を1カ所決めて出かけるんですけど、そこから先は、その場の出合いを大切にしたいですね。お昼を食べたあとで、もっとおいしそうなお店を見つけたら、ぶらぶらしてから早めの晩ごはんを食べてもいいんだし。その場で交わした会話によって、ごはんもより一層おいしく感じたりすることもあるから、地元の方とはどんどん話したいな。旅行者っぽく見えるのか、向こうから話しかけてくださることも多いんですよ。

旅に求めるものは変わってきましたか?

エステに行ったり運動したり、そういうのもとても美容にいいと思うんですけど、旅に出て自然とふれあうことで、人ってすごくきれいになるんだろうなって、最近思うようになりました。いい空気を吸って、リフレッシュして、内側からきれいになれたらいいな。たぶん苦手なんだと気づいたのは一人旅。20代前半の頃はしてたんですけど、年齢とともにちょっと寂しいかもって思うようになりました。前は、何か新しいものを!と思って旅をしてたからよかったんでしょうね。それこそ、バーに一人で入ってみたこともありました。でも最近は、どちらかというと、癒しを求めて旅に出ることが多い。となると、別に一人じゃなくてもいいかなって。やっぱり、誰かと旅をするほうが楽しいですね。

トリンドル玲奈
トリンドル玲奈
Profile
1992年1月23日生まれ。オーストリア・ウィーン出身。2011年に『JJ』(光文社)のモデルとして芸能活動をスタート。2012年、ドラマ『黒の女教師』(TBS系)で女優デビューし、以来さまざまな作品に出演している。2019年からは『with』(講談社)のモデルに。人気タレントとしてバラエティ番組などでも活躍中。