
2026.09.25
福島・高湯温泉完全ガイド|白濁の湯の魅力やおすすめ宿など紹介
福島県福島市の吾妻山麓にある高湯温泉は、蔵王・白布と並ぶ「奥州三高湯」のひとつ。空気に触れることで青みを帯びたり白濁したりする「高湯ブルー」とも称され、強い硫黄の香りがします。循環や加水・加温を一切行わない100%源泉掛け流しのお湯を、温泉宿や日帰り入浴施設で堪能できます。今回は温泉の特徴やおすすめの宿など、高湯温泉の魅力を徹底解説します。
白濁の硫黄泉が魅力の温泉

※画像はイメージです
福島県福島市の吾妻山麓に位置する高湯温泉は、乳白色の濁り湯と100%源泉掛け流しが自慢の歴史ある温泉地。昔ながらの静かな湯治場の雰囲気が残っており、「大人の隠れた名湯」として人気を集めています。まずはそんな高湯温泉の歴史や魅力をご紹介します。
吾妻山の中腹に広がる自然豊かな温泉地
福島県と山形県の県境にある日本百名山の火山群の総称が「吾妻山」です。初夏の緑、秋の紅葉、冬の樹氷など、季節ごとに異なる大自然の姿を楽しめます。そんな吾妻山の豊かな自然に囲まれた高湯温泉は、標高約750mに位置しており、動力を使わず地形の落差を利用して、源泉を浴槽まで引くことで成分の鮮度を保っています。周辺には「磐梯吾妻スカイライン」「不動滝」「吾妻高原スカイランド」など自然を満喫できるスポットが充実。
自然湧出する源泉掛け流しの白濁した湯
高湯温泉は、2010年に地域全体で「源泉掛け流し宣言」を行い、加水・加温や循環ろ過を一切行わない「ありのままの温泉」を守り続けています。自然湧出する源泉を一切手を加えずそのまま浴槽へ注ぐ、100%源泉掛け流しの白濁した硫黄泉をご堪能ください。光の差し方や湯の花の具合によって、乳白色や鮮やかなコバルトブルーに見える美しいお湯で、強い硫化水素の香りや酸性度の高いピリッとした浴感が特徴です。
400年以上の歴史を持つ温泉
慶長12年(1607)に開湯したと伝えられる高湯温泉は、2007年に開湯400年を迎えた歴史ある温泉。信夫屋旅館の祖とされる宍戸五右衛門と、安達屋の祖とされる菅野国安がそれぞれ温泉を開いたという2つの開湯伝説があり、江戸時代から食料や布団を担いで登る人々の湯治の場として栄えてきました。山形県の白布高湯、蔵王高湯とともに「奥州三高湯」のひとつに数えられています。
高湯温泉の滞在と併せて訪れたい自然・絶景スポット

※画像はイメージです
高湯温泉周辺には、吾妻山ならではの自然を満喫できるスポットが充実しています。温泉街からすぐにアクセスできるスポットも。高湯温泉の滞在に併せて、周辺の自然・絶景スポットにも足を運んでみてください。
磐梯吾妻スカイライン
福島県の高湯温泉と土湯峠を結ぶ「磐梯吾妻スカイライン」は、全長約29km、平均標高1,350mの山岳観光道路。「日本の道100選」にも選ばれており、まるで空を走っているかのような大パノラマや、火山地帯の絶景を望みながらドライブを楽しめます。道中にはつばくろ谷、天狗の庭、スカイラインの中間地点の浄土平湿原など見どころが揃っており、春は「雪の回廊」、初夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々の自然の風景を堪能できます。
磐梯吾妻スカイライン
吾妻小富士
「吾妻小富士」は、福島県福島市にある標高1,707mの活火山。麓の福島市街地から見ると小さな富士山のように見え、直径約500m、深さ約70mのすり鉢状の火口があるのが特徴です。「磐梯吾妻スカイライン」沿いの浄土平駐車場から、階段を約10分登るだけで頂上に着き、火口壁をぐるりと一周すると約1時間かかります。頂上からは、福島盆地や浄土平の雄大な景色を一望できます。
吾妻小富士
不動沢渓谷
福島県福島市の磐梯吾妻スカイラインにある「不動沢渓谷」は、深さ約80mの深い渓谷。かつて多くのイワツバメ(つばくろ)が飛び交っていたことから別名「つばくろ谷」と呼ばれ、景勝地「吾妻八景」のひとつとして知られています。渓谷にかかる「不動沢橋」からは福島市街地の大パノラマを望むことができ、秋になると山全体が赤や黄色に染まる紅葉の名所として親しまれています。
不動沢渓谷
高湯温泉へのアクセス方法

※画像はイメージです
高湯温泉は、福島県福島市にある吾妻連峰の中腹、標高750mの山あいに位置しています。福島市の中心部や福島駅からも比較的近く、山あいの秘湯でありながらアクセスしやすい立地です。ここでは、各交通手段ごとのアクセス方法をご紹介します。
福島駅から公共交通機関で向かう方法
福島駅から高湯温泉へ公共交通機関で向かうには、福島駅西口から福島交通の路線バスを利用するのが最も便利です。所要時間は約40分で、料金は片道920円になります。
車で向かう場合と季節ごとの注意点
車の場合、最寄りのICは東北自動車道の「福島西IC」または東北中央自動車道の「福島大笹生IC」で、各ICから約20~30分でアクセスできます。冬期は道路の積雪や凍結に注意し、スタッドレスタイヤを装着し、タイヤチェーンも携行しておくと安心です。大雪や猛吹雪の日は通行止めになる場合があります。また、秋の紅葉シーズンは周辺道路や磐梯吾妻スカイラインが混雑します。時間に余裕を持った移動がおすすめ。
高湯温泉でおすすめの宿

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高湯温泉は、すべての宿で加水・加温を一切しない「100%源泉掛け流し」の乳白色の硫黄泉を満喫できます。木造の湯小屋や野趣あふれる露天風呂など、宿ごとに異なる風情あるお風呂が揃っているのが特徴。ここでは、高湯温泉でおすすめの宿を厳選してご紹介します。
安達屋
創業400年余りの歴史を誇る「安達屋」は、乳白色の天然温泉100%を源泉掛け流しで愉しめる開放的な大露天風呂や貸切風呂が人気。和の伝統とスタイリッシュな洋の雰囲気を兼ね備えており、和室のリビングとベッドルームが分かれている「スーペリアルーム」や、ソファーとシモンズ社製ベッドを有した2024年誕生の「コンフォートツイン」など、こだわりの客室が揃っています。食事処は全席に囲炉裏を備えており、旬の食材を目の前で焼いて提供する囲炉裏焼きは絶品。
安達屋
- 住所
- 福島県福島市町庭坂字高湯21
- アクセス
- 電車:JR・私鉄各線 福島駅から車で約30分
車:東北自動車道 福島西ICから約30分 - 公式HP
- https://www.adachiya.jp/
- TEL
- 024-591-1155 「旅色」を見たとお伝えください。
- FAX
- 024-591-4246
旅館 玉子湯
明治元年創業の「旅館 玉子湯」は、お湯の匂いがゆで卵に似ていることや、入浴すると肌が玉子のようにすべすべ滑らかになることが名前の由来になっています。萱ぶき湯小屋の「玉子湯」や、大小2つの浴槽を備えた野天岩風呂「天渓の湯」をはじめ、貸切露天風呂、大浴場、足湯など7種類の湯処でゆっくりと青白濁の高湯温泉を堪能できます。夕食は、地元で採れる山の幸を中心とした和会席を福島県の地酒と共に愉しめます。
旅館 玉子湯
- 住所
- 福島県福島市町庭坂字高湯7
- アクセス
- 電車:JR・私鉄各線 福島駅から車で約30分
車:東北自動車道 福島西IC・東北中央自動車道 福島大笹生ICから約30分 - 公式HP
- https://tamagoyu.jp/
- TEL
- 024-591-1171 「旅色」を見たとお伝えください。
- FAX
- 024-591-4629
高湯温泉に関するよくある質問

※画像はイメージです
Q. 高湯温泉の白濁したお湯はなぜ白く見える?
A. 高湯温泉のお湯が白く見えるのは、温泉に含まれる硫化水素が空気に触れて酸化し、微細な硫黄の粒子(コロイド)となって光を散乱させるため。地中から湧き出たばかりの時は無色透明です。
Q. 高湯温泉は日帰り入浴できる?
A. 高湯温泉は日帰り入浴ができます。「旅館玉子湯」や「安達屋」など、日帰り利用が可能な宿で入浴をお楽しみください。
Q. 高湯温泉を訪れるのにおすすめの季節はいつ?
A. 高湯温泉を訪れるのに最もおすすめの季節は、鮮やかな紅葉と乳白色の温泉のコントラストを楽しめる10月中旬から10月下旬の秋です。
白濁の名湯と吾妻の自然を満喫しよう

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高湯温泉は、吾妻山の豊かな自然と、加水・加温を一切しない100%源泉掛け流しの白濁した硫黄泉が満喫できる400年の歴史を持つ名湯。昔ながらの湯治湯や秘湯の雰囲気が残っており、のんびり過ごしたい方にもおすすめです。萱ぶき屋根の湯小屋や開放的な露天風呂など、個性豊かな温泉でゆっくりと「美肌の湯」を堪能しましょう。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:erierieri1
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