
2026.07.01
【兵庫】城崎温泉・完全ガイド|外湯めぐりや食べ歩きグルメ、おすすめ旅館・宿など紹介
兵庫県豊岡市にある「城崎温泉」は、開湯1300年以上の歴史を誇る関西屈指の温泉。「まち全体がひとつの大きな宿」というコンセプトでまちづくりがされており、浴衣でそぞろ歩きをしながら、「7つの外湯めぐり」を楽しめます。最も人気を集めるのは、11~3月の冬シーズン。今回はそんな城崎温泉の魅力や、おすすめスポットを徹底解説します。
この記事の目次
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城崎温泉とは?外湯めぐりで人気の温泉街

※画像はイメージです
城崎温泉は、開湯1300年以上の歴史を誇る関西屈指の温泉。浴衣と下駄で柳並木の温泉街をそぞろ歩きしながら、7つの個性的な外湯を巡るスタイルが最大の魅力です。「松葉ガニ」や「但馬牛」など、四季折々の美食も揃っています。まずは、そんな城崎温泉の歴史や特徴をご紹介します。
城崎温泉の歴史
1300年以上の歴史を誇る城崎温泉は、奈良時代に僧侶の道智上人が難病救済のために祈願し、温泉を開いたのが始まりとされています。江戸時代に医学者や学者から高く評価され、「海内第一泉(日本海側で一番の温泉)」と称されました。明治・大正時代になると、多くの文人が長期滞在するようになり、志賀直哉の名作「城の崎にて」の舞台としても知られています。川沿いに揺れる柳並木と太鼓橋は、1925年の大震災後にしっとりとした温泉情緒を醸し出すように計画的に整備された景観です。
浴衣姿で楽しむ外湯めぐりの魅力
城崎温泉の最大の魅力といえば、「まち全体がひとつの旅館」というコンセプトのもと、お気に入りの浴衣をまとい、下駄を鳴らしながら7つの個性豊かな外湯を巡る体験。徒歩圏内に点在する7つの温泉は、それぞれ異なる特徴や歴史、建築の趣を持っています。宿泊者は無料で入り放題となり、日帰りでも「ゆめぱ」を購入すると、すべての外湯が入り放題で楽しめます。柳並木の川沿いや情緒あふれる街並みをそぞろ歩きしながら、湯めぐりを満喫しましょう。
城崎温泉へのアクセス方法
城崎温泉へのアクセスは、乗り換えなしで快適なJRの特急列車が最もおすすめ。大阪・京都・神戸の主要都市から直通便が出ており、車窓を楽しみながら約2時間30分で到着します。JR城崎温泉駅に到着後、目の前はすぐに温泉街が広がっています。車の場合、中国自動車道や舞鶴若狭道を経由し、北近畿豊岡自動車道を利用するのが一般的なルートです。専用駐車場がない旅館もあるため、事前に確認しておきましょう。
城崎温泉のベストシーズン
城崎温泉は11~3月にかけてがベストシーズン。毎年11月上旬に解禁される松葉ガニは、城崎の冬の代名詞で、甘みと旨味が詰まったカニ刺し、香ばしい焼きガニ、ダシが染み渡るカニすきなど、さまざまな松葉ガニグルメを堪能できます。また、この時期は雪が積もる日が多く、風情ある街並みが白く染まる姿はまるで映画のような美しさ。雪の舞う中、浴衣と丹前姿で外湯を巡るのが城崎の伝統スタイルで、寒い外気と温かい温泉のコントラストは格別です。
城崎温泉の外湯めぐりを楽しもう

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城崎温泉の外湯めぐりは、浴衣姿で7つの個性豊かな外湯を巡る伝統的なスタイル。それぞれ異なるご利益や特徴を持った外湯を、ゆったりと散策しながら楽しむのが醍醐味です。ここでは、江戸時代から続く「一の湯」や、コウノトリ伝説の残る「鴻の湯」など、それぞれの外湯の魅力をご紹介します。
一の湯|洞窟風呂が人気の外湯
江戸時代の医師・香川修徳が”天下一の湯”と推薦した「一の湯」は、歴史ある共同浴場。温泉街の中心部に位置しており、歌舞伎座を思わせる桃山調の豪華な外観が特徴。合格祈願や交通安全のご利益があるとされています。まるで洞窟の中にいるようなユニークな気分を味わえる、天然の岩盤を削って作られた「洞窟風呂」は、名物の半露天風呂。建物のすぐ隣にある足湯では、気軽に温泉を楽しめます。
一の湯
御所の湯|開放感のある露天風呂を楽しめる湯処
城崎温泉の湯の里通りに構える「御所の湯」は、年間約40万人が訪れる人気の外湯。南北朝時代の歴史物語「増鏡」にて、文永4年(1267年)に後堀河天皇の御姉安嘉門院が入湯された記録が残っていることからこの名がつけられました。城崎温泉の外湯唯一の「全面露天風呂」では、自然や滝を眺めながら開放感抜群の温泉に浸かれます。「美人の湯」としても知られています。
御所の湯
まんだら湯|落ち着いた雰囲気が魅力の外湯
「まんだら湯」は、養老元年(717年)、温泉寺を開いた道智上人が一千日間にわたり「曼荼羅経」を唱え続けた満願の日に湧き出たことから名付けられました。城崎温泉はこのまんだら湯の開湯から歴史が始まったとされています。商売繁盛、五穀豊穣、一生一願の湯として親しまれており、城崎の7つの外湯の中では比較的コンパクトで隠れ家的な情緒があります。寺院風の唐破風(からはふ)屋根と陶器製の露天桶風呂が特徴で、気泡風呂も備えています。
鴻の湯|城崎温泉最古とされる外湯
1400年前、足を怪我したコウノトリが傷を癒やしていた場所に温泉が湧き出していたことが名前の由来となっている「鴻の湯」。入口にコウノトリのオブジェがディスプレイされており、夫婦円満や不老長寿のご利益がある「しあわせを招く湯」として親しまれています。温泉街のメインストリートからは少し離れた閑静なエリアに佇む隠れ家的な温泉で、美しい緑に囲まれた庭園露天風呂が名物です。
鴻の湯
柳湯|こぢんまりとした癒やしの湯
中国の西湖から移植した柳の木の下から湧き出たことから名付けられた「柳湯」は、外湯の中では一番小さな温泉。城崎温泉の街並みを象徴する柳通りに位置しており、子授安産、子授けの湯として知られています。大正から昭和初期の建物をイメージしたモダンな和風の雰囲気で、浴槽はコンパクトですが深く、お湯の温度が高めに設定されているのが特徴。外には2カ所に足湯も併設されています。
地蔵湯|家族連れにも利用しやすい外湯
江戸時代に村人が多く利用していたことから“里人の外湯”と呼ばれていた「地蔵湯」は、泉源から地蔵尊が出土したことからこの名がついたと言われています。庭内には現在も地蔵尊が祀られており、家内安全・水子供養の湯としても知られています。和風の大きな燈籠をイメージした建物は、玄武洞を模した六角形の大きな窓が特徴。広々とした浴槽のほか、ジェット風呂があります。
地蔵湯
外湯めぐり券の使い方と注意点
城崎温泉の外湯めぐり券「ゆめぱ」は、7つの外湯を何度でも楽しめるフリーパス。宿泊者はチェックイン時に受け取るかスマホ登録をし、日帰りの場合は各外湯の窓口で「1日入浴パスポート(大人1,500円)」を購入できます。それぞれ受付のバーコードにかざすだけで入館可能。購入日、または宿泊施設での発行日の当日限り有効で、タオルやアメニティは別料金になるため持参が必要です。
《城崎温泉で泊まりたいおすすめの宿4選》

※画像はイメージです
城崎温泉には、老舗の純和風旅館、登録有形文化財の宿、リゾートホテル、素泊まり特化のカジュアルな宿など多彩なタイプの宿があります。温泉はもちろん、冬の「松葉ガニ」や、ブランド牛の「但馬牛」など、地元の海の幸・山の幸を楽しめる料理自慢の宿も多いです。今回はその中でも、特におすすめの宿を厳選してご紹介します。
城崎温泉 湯楽 Kinosaki Spa&Gardens
緑豊かな高台に佇む「城崎温泉 湯楽 Kinosaki Spa&Gardens」は、「緑に囲まれた静かな森の和のリゾート」をコンセプトとしています。季節により花やフルーツが浮かぶ趣向を凝らした3種類の無料貸切露天風呂を備え、女子旅にも大人気。毎朝の競りに料理長自らが足を運び仕入れた、新鮮な地魚や地元の旬野菜を使った会席料理も自慢。城崎の自然をテーマにした4タイプのデザイナールームの客室で、ゆったりとお過ごしください。
城崎温泉 湯楽 Kinosaki Spa&Gardens
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島844
- アクセス
- 電車:JR山陰本線 城崎温泉駅から徒歩約20分
車:北近畿豊岡自動車道 但馬空港ICから約30分 - 公式HP
- https://www.yuraku-group.co.jp/kinosaki/
- TEL
- 0796-32-2738
- FAX
- 0796-32-3681
川口屋城崎リバーサイドホテル
大谿川の河畔に佇む「川口屋城崎リバーサイドホテル」は、地元・但馬の旬の食材を活かした会席料理が自慢の老舗の料理湯宿。最上階には「星のおさんぽ」と「夢のかよひ路」2つの有料貸切展望露天風呂を備え、星空を眺めながらプライベートな湯浴みを愉しめます。6階にはデトックスウォーターやアイスが楽しめる宿泊者専用ラウンジ「玄-Gen-」を併設しており、色柄浴衣の無料貸し出しサービスが女性から好評です。
川口屋城崎リバーサイドホテル
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島880-1
- アクセス
- 電車:JR山陰本線 城崎温泉駅から徒歩約7分
車:北近畿豊岡自動車道 但馬空港ICから約24分 - 公式HP
- https://www.kawaguchiya.co.jp/
- TEL
- 0796-32-2611
- FAX
- 0796-32-4567
城崎温泉 しののめ荘
JR城崎温泉駅から徒歩約5分の好立地にある「城崎温泉 しののめ荘」は、木造3階建ての純和風の温泉旅館。全国の巨大な岩を集めて造られた野趣あふれる「岩風呂」、竹の風情がある小浴場、タイル画が施された貸切温泉風呂で天然温泉を堪能できます。旬を大切にした地野菜やブランド牛「但馬牛」をはじめ、松葉ガニや香住ガニなど、年間を通してカニ料理を愉しむことができます。
城崎温泉 しののめ荘
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島757
- アクセス
- 電車:JR山陰本線 城崎温泉駅から徒歩約6分
車:北近畿豊岡自動車道 但馬空港ICから約23分 - 公式HP
- https://www.sinonomesou.com/
- TEL
- 0796-32-2411
- FAX
- 0796-32-2589
城崎温泉お宿 芹
円山川河畔に佇む「城崎温泉お宿 芹」は、全11室の隠れ家的な温泉旅館。窓や展望風呂からは国立公園内の円山川と山並みを望むことができ、四季折々の豊かな自然を愉しめます。名物の展望風呂のほか、無料で利用できる貸切温泉も完備。夕食は津居山港で水揚げされる新鮮な魚介類や但馬牛を活かした、手作りの懐石料理をお部屋でゆっくりと味わえます。朝食は炊きたてのご飯とともに、自慢のダシを使った出汁巻き玉子、特製カレー、干しガレイ、イカ刺しなど全8品を提供しています。
城崎温泉お宿 芹
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町桃島1297-1
- アクセス
- 電車:JR山陰本線 城崎温泉駅から徒歩約15分※無料送迎あり
車:北近畿豊岡自動車道 但馬空港ICから約24分 - 公式HP
- https://www.kinosaki-seri.net/
- TEL
- 0796-32-3368
- FAX
- 0796-32-3737
城崎温泉周辺で立ち寄りたい観光スポット

※画像はイメージです
自然の神秘を体感できるジオパークから、体験型の水族館、城下町まで城崎温泉周辺には多彩な観光スポットが集まっています。今回はその中から、特におすすめの観光スポットを厳選してご紹介します。温泉街から徒歩でアクセスできるスポットばかりなので、気軽に足を運んでみてください。
城崎温泉ロープウェイ
城崎温泉街から大師山山頂まで約7分で結ぶ全長676mの「城崎温泉ロープウェイ」は、中間駅である歴史ある「温泉寺」を経由し、山頂の展望台から温泉街の街並みや遠く日本海を望む絶景が楽しめます。山頂、温泉寺、山麓の駅舎は、その美しいデザインと歴史的背景から国の登録有形文化財に指定されており、近代建築の意匠としても見ごたえ抜群。春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節によって異なる自然の表情をお楽しみください。
城崎温泉ロープウェイ
温泉寺
「温泉寺」は、城崎温泉を開いた道智上人により開創された約1300年の歴史を持つ古刹。かつては温泉に入る前に参拝し、お湯の恵みに感謝することが作法とされており、現在も城崎温泉の発展と人々の心身安穏を見守る霊場として親しまれています。ご本尊の「十一面観音立像」は国指定の重要文化財で、33年に1回ご開帳されます。境内にある兵庫県指定重要文化財の多宝塔や、温泉の源泉を守る薬師堂も見どころ。
温泉寺
木屋町小路
2008年に「和のにぎわい」をテーマにオープンした「木屋町小路」は、飲食店、お土産店、エステなどさまざまなジャンルのショップが軒を連ねています。ここでしか味わえないスイーツや地産地消のグルメを楽しめ、休憩スペースも設けているので散策途中に立ち寄るのにぴったり。志賀直哉の名作「城の崎にて」に登場する小動物が木屋町小路内に隠されていたり、ボールが転がるルートに豊岡・城崎にちなんだものが配置されている「ボールサーカス」があるなど、遊び心満載です。
木屋町小路
城崎温泉を快適に楽しむコツ

※画像はイメージです
城崎温泉を快適に楽しむ最大のコツは、「浴衣で街歩き、宿は客室、外湯は大浴場」という街全体を1つの大きな宿として楽しむスタイルに合わせること。7つの外湯めぐりはもちろん、温泉街ならではのグルメを味わうなど、さまざまな楽しみ方ができます。ここでは、外湯めぐりに必要な持ち物や、混雑回避のポイントをご紹介します。
外湯めぐりに便利な服装と持ち物
城崎温泉は、旅館の浴衣に着替え、下駄で外湯めぐりを楽しむのが基本のスタイル。浴衣の下は、夏場は吸汗速乾性のあるインナー、冬場はヒートテックなどの重ね着がおすすめです。下駄が履きなれない方は、脱ぎ履きしやすいスニーカーやサンダルを持参すると安心。入浴後は体が冷めやすいため、半纏や羽織りが重宝します。宿で用意される「湯かご」に、小銭、タオル、ビニール袋、スキンケア用品、飲み物などを入れて歩きましょう。
混雑しやすい時間帯と回避のポイント
城崎温泉の外湯めぐりや街歩きは、16時から20時(チェックイン後~夕食前)が混雑する傾向にあります。7時から8時30分頃までの朝風呂を活用するか、日帰り利用の場合はお昼前から14時ごろまでに到着して入浴を済ませるとスムーズ。「御所の湯」や「一の湯」などの中心部にある大きな外湯は特に混雑するため、中心部から少し離れた「鴻の湯」や「地蔵湯」などを狙うのもおすすめです。城崎温泉観光協会の公式サイトや、専用アプリ「ゆめぱ」では、外湯混雑状況を確認できます。
雨の日でも楽しめる過ごし方
城崎温泉は雨の日でも情緒たっぷり。温泉街には「みんなの傘」と呼ばれるどなたでも利用できる無料の貸し出し傘が設置されており、急な雨でも安心です。傘を片手に「外湯めぐり」を楽しんだり、屋内の観光スポットやカフェでゆっくりとした時間を過ごすのもおすすめ。静かな空間で城崎の文化に触れることができる「温泉寺宝物館」、個性的なカフェやスイーツ、お土産店が集まる「木屋町小路」など、屋内スポットも充実しています。
城崎温泉で外湯や街歩きを楽しもう

※画像はイメージです
「街全体が一つの旅館」というコンセプトのもと作られた城崎温泉は、外湯とそぞろ歩きが魅力の温泉地です。浴衣と下駄を身にまとい、風情ある柳並木や歴史ある7つの外湯をはしごして、風情あふれる街並みを満喫しましょう。「カニまん」「地ビール」「城崎ジェラート」など、温泉街ならではの食べ歩きグルメもお楽しみください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 おおもり
ライター:erierieri1
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