


――小学校5年生の担任の先生が徳之島に赴任されたことが、ご縁の始まりだったそうですね。
はい。先生が徳之島へ旅立つときは港までお見送りに行きました。戻られてからもよく徳之島に行かれていて「きっといいところなんだろうな」というイメージがありました。先生経由で徳之島産の島バナナを送っていただいていたんですけど、食べ頃は真っ黒になってからなんですよ。途中で食べたら口の中がキュッとなるくらい渋くて(笑)。子どもたちと一緒に熟していく様子を楽しみにしていました。

――今回はタイプの異なる海辺を3か所訪れました。
「ムシロ瀬」は岩肌の模様が印象的で、「どうやってこんな形になったんだろう」って考えてしまいました。“むきだしのアドベンチャー”といった感じ。「犬の門蓋」は近くで見るほど、風や波、海水の力で長い年月をかけて岩が削られてきたことが伝わってきました。撮影で訪れたメガネ岩も、いつかは違う形になるかもしれない。そう思うと、今しか見られない景色なんだと、より実感できました。
――海水浴場ヨナマビーチでは、「海外みたい」とおっしゃっていました。
鹿児島本土からは桜島の火山灰に染まった海を見ていたので、子どもの頃は青い海=海外だと思っていて(笑)。ヨナマビーチは周囲をサンゴ礁が囲み、その内側が浅瀬になっています。白いサンゴの砂浜と海底が見えるほど透き通った海を見て、大人になってから日本にもこんな景色があるんだと知りました。
――ブランコに乗っている姿がとても楽しそうでした。
木にロープを掛けた手作り感がすごく素敵でした。同じ場所でも、都会の公園にあるようなブランコだったら、あそこまでテンションは上がらなかったと思う。あの場所で、あの景色で、あのブランコだからこそ乗りたくなるんですよね。


――世界自然遺産の一部である松原登山道も歩きました。
小さい頃は山に行く機会が多かったので、こういう自然の中を歩くのは好きなんです。滝の音や風で揺れる木々の葉の音も心地いい。土の匂いを感じながら1人で歩くと、すごく癒やされます。本当に深呼吸したくなる場所でした。


――山の中を1人で歩くのは、少し怖くありませんか?
少し怖いです(笑)。誰かに見られているような、不思議な気配を感じることがあるんですよね。「神隠し」という言葉を思い出したり…。でも、それも自然が偉大だからこそ。虫はそんなに怖くないですよ。何もしなければ、虫のほうから人を襲ってくることはないですから。
――「うおっちょ」ではサメ料理を味わっていただきました。最初は少し不安そうでしたね。
食用のサメを見たことがなかったので「どんな味なんだろう」とドキドキしていました。でも食べてみたら、普通においしい白身魚でびっくり。今日いただいた鮫バーガーは臭みがまったくなくて、それだけ丁寧に調理されているんだなと感じました。あんなにおいしいなら、もっと知られてもいいのにね。


――空の駅「あまぎ」では、お買い物も楽しまれていましたね。
島ならではの食材が並んでいて、見ているだけでも楽しかったです。昨日飲んだ生パッションフルーツサワーが本当においしくて、家でも飲んでみたいなと思って、パッションフルーツを買いました。半分に切ってスプーンで食べるのも好きなんです。旅先で、その土地ならではの食材に出会えるのはうれしいですよね。

――今回の旅で、印象に残った出来事はありましたか?
タクシーの運転手さんや、ご飯を食べたお店のお母さん、ホテルの方……。皆さんとの距離感が、とても心地よかったです。昨日晩ごはんを食べたお店の方は「ホテルでゆっくりしてくださいね」ってバスソルトをくださったり。初めて会ったはずなのに、私の親族なのかなって思うくらい距離が近くて(笑)。あの“おかえりなさい感”は何なんでしょうね。「またすぐ帰ってくるでしょ?」というくらい自然に接してくださる。その空気が、とても居心地よかったです。
――普段の旅のスタイルは?
私は旅に目的がなくてもいい。「行ってから見つければいいじゃない」と思うタイプ。歩いていて気になるお店に入ったり、地元の方におすすめを聞いたり。そういう偶然の出会いがある旅のほうが、自分には合っている気がします。

――どんな方に天城町をおすすめしたいですか。
王道の観光地ではなく、新鮮な感動を求めている人にはぴったりだと思います。海も山も本当に素晴らしいですし、自然を目の前にすると「生きてる!」って感じがするんですよね。都会にいると忘れがちだけど、人間も自然の一部。自然災害は人間の力ではどうにもならない。そういう当たり前のことを思い出させてくれる場所でした。

1985年6月22日生まれ、鹿児島県出身。2001年高校在学中にファッションモデルとしてデビューし、2004年に出演したリクルートの結婚情報誌『ゼクシィ』のCMで注目を集めた。2005年公開の映画『東京タワー』で女優デビューし、以降映画やドラマに出演。2007年にはドラマ『女帝』で連続ドラマ初主演。近年はバラエティ番組にも多数出演し、活躍の場を広げている。二児の母。
衣装協力
1日目/シャツ¥19,800(ELENDEEK 03-6853-0100)、オールインワン¥30,800(カデュネ https://ap-story.jp/cadune/)、ピアス¥35,200(ブランイリス/ブランイリス・ジャポン https://blanciris.jp/)、バッグ¥14,495(SIYAZU/HANA SHOWROOM hana.showroom@hana-korea.com)、スニーカー¥23,200(ナイキ スポーツウェア/ナイキ カスタマーサービス 0120-6453-77)、キャップ(スタイリスト私物)
2日目/ブラウス¥20,900(カデュネ https://ap-story.jp/cadune/)、ブルゾン¥37,400、デニムパンツ¥46,200(ともにダブルスタンダードクロージング/フィルム 03-5413-4141)、ピアス¥37,400(ブランイリス/ブランイリス・ジャポン https://blanciris.jp/)、バッグ¥14,495(SIYAZU/HANA SHOWROOM hana.showroom@hana-korea.com)、サンダル¥13,750(ル タロン/ル タロン 有楽町マルイ店 03-6738-3731)
撮影・取材協力
鹿児島県天城町
編集長
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編集
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デザイナー
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発行元
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