都会からふらっと訪れてみれば、そこに広がるのは美しい自然の風景。首都圏エリアにありながら、美しい海と山の魅力を併せ持つ千葉県鴨川市は、気軽に日常を離れられるリフレッシュにぴったりな街です。見て、食べて、感じて、鴨川の自然を全身で味わう1泊2日のショートトリップへ出かけましょう。
写真/山口カイト 文/長谷川創介(Penseur)
※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。
最新の公式情報をご確認ください。
都会からふらっと訪れてみれば、そこに広がるのは美しい自然の風景。首都圏エリアにありながら、美しい海と山の魅力を併せ持つ千葉県鴨川市は、気軽に日常を離れられるリフレッシュにぴったりな街です。見て、食べて、感じて、鴨川の自然を全身で味わう1泊2日のショートトリップへ出かけましょう。
写真/山口カイト 文/長谷川創介(Penseur)
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鴨川のご当地グルメといえば、おらが丼! “おらが”とは、鴨川市の方言で“我が家”という意味。市内にあるたくさんのお店で、それぞれに工夫を凝らした自慢の丼を食べることができます。数あるおらが丼の中から、今回ランチに選んだのは食事処なかむら。新鮮な海鮮が8~9種類ものったボリューム感が魅力の、なかむらのおらが丼(1,370円)をいただきます。地元で水揚げされたイカやアジをはじめ、大きな赤海老のプリプリとした食感がたまりません。
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住所/千葉県鴨川市内浦273-1
電話/04-7095-2564
時間/11:00~14:00、17:00~20:00
定休日/火曜日(祝日の場合は営業)
鴨川でしか見られない!
シャチの大迫力パフォーマンス
鴨川を代表するスポット、鴨川シーワールド。自然環境をリアルに再現した展示を通して、さまざまな海や川の生き物と出会える水族館です。中でも見逃せないのが、国内唯一にして世界的にも貴重なシャチのパフォーマンス。ダイナミックに水しぶきをあげる、海の王者の豪快なジャンプに圧倒されること間違いなし! さらに、館内には真っ白の体が特徴のベルーガ(シロイルカ)も。「海のカナリア」とも呼ばれる可愛らしい鳴き声に癒されます。
[DATA]
住所/千葉県鴨川市東町1464-18
電話/04-7093-4803
時間/9:00~16:00(時期によって変動あり)
定休日/水曜日、不定休
料金/大人(高校生以上)3,300円、小人(小学生・中学生)2,000円、幼児(4歳以上)1,300円、60歳以上2,700円
鴨川の海と山を
一望できる展望台
鴨川シーワールドをたっぷり楽しんだあとは街随一の景勝地、魚見塚展望台へ。お花見スポットとして知られる魚見塚一戦場公園内にある展望台からは、鴨川の中心地と太平洋を一望することができます。かつて漁師たちが沖合にくる魚の群れを見張るために使われていたことから“魚見塚”と名付けられたのだとか。また、展望台に立つシンボルの女神像の前で恋人同士が誓いをたてると愛が成就すると伝えられており、誓いの丘とも呼ばれています。
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住所/千葉県鴨川市貝渚3277
電話/04-7093-7835
潮風に包まれて
シーサイドでリラックス
日本サーフィンの発祥地として知られる鴨川。地元のサーファーたちに愛されるNONKEY’S CAFÉで、街に根付いたサーフカルチャーを感じながらティータイムを楽しみます。ハワイを思わせるおしゃれなインテリアと、テラスから広がるオーシャンビューに包まれて、のんびりとしたひとときを過ごすリラックスタイム。潮風を感じながら、あたたかなコーヒーとともに、ふわっとした食感とバニラの風味が香るオリジナルのケーキドーナツでほっと一息。
[DATA]
住所/千葉県鴨川市前原358-34
電話/04-7094-5173
時間/10:00~13:30、14:00~18:00(L.O15:30)
定休日/金曜日、第2木曜日
リゾート気分で
黄昏時の海岸ウォーク
NONKEY’S CAFÉの目の前に広がる前原・横渚海岸は、市内の海岸線に点在する海水浴場の中でも最大規模の1㎞。ヤシ並木が並ぶ南国ムード漂うビーチは、「日本の渚百選」にも選ばれています。広大でありながら清掃が行き届き、砂浜に沿って海浜プロムナードが並行しているので、夏はもちろんシーズンオフでもお散歩コースとして多くの人が訪れます。水平線から太陽が昇り、海が朝焼けに染まるサンライズは感動もの。初日の出のスポットとしても人気なのだとか。
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住所/千葉県鴨川市前原
電話/04-7092-0086
海を感じながら
ゆったり過ごす贅沢な時間
鴨川シーワールドから徒歩3分、観光の中心地にある鴨川温泉 鴨川館にチェックイン。充実した温泉が魅力で、海辺の宿らしい塩分を含んだ泉質の自家源泉「潮騒の湯」、鴨川の里山から湯引きした「なぎさの湯」の2種をはじめ、雄大な太平洋を眺めながら楽しめる“温泉ぷーろ”の「HARUKA」など、旅の疲れを心ゆくまで癒せます。南房総の新鮮な食材をふんだんに使ったお料理を、調理の様子を見ながら臨場感たっぷりに味わえるライブダイニングも!
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住所/千葉県鴨川市西町1179
電話/04-7093-4111
時間/チェックイン14:30、チェックアウト11:00
料金/25,300円~
2日目のスタートに選んだのは、新日本百景にも選ばれている千葉県の指定名勝、仁右衛門島。風情ある渡し舟に乗って、いざ出発! 3万平方メートルほどの島に降り立つと、そこに広がるのは美しい自然の景色。展望所からは鴨川を一望でき、岩場に降りれば太平洋を間近に感じられます。さらに、島内には源頼朝が身を潜めたという「かくれあな」や、日蓮聖人が旭を拝したといわれる「神楽岩」などの伝説的なスポットや、歌人の句碑があちこちに!
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住所/千葉県鴨川市太海浜445
電話/04-7092-3456
時間/8:30~17:00
定休日/気象条件によって渡し舟が運航できないときは休業
料金/大人1,350円、中学生1,050円、5歳~小学生950円
太平洋を望む釣り堀で
鴨川の海をもっと満喫
仁右衛門島のすぐ近くにある太海フラワー磯釣りセンターでは、太平洋を目の前に本格的な磯釣り気分で釣り堀を楽しめます。鮮やかな赤い渡り橋に乗って水面をのぞくと、元気に泳ぐ数多くの魚たちが。真鯛、石鯛、カンパチ、ウマヅラハギ、シマアジ、カサゴなど、鴨川の海で獲れた魚をそのまま放流しており、暖かな時期には30分に20匹以上釣れることもあるのだとか。釣り竿と餌付きなので手ぶらで楽しめるうえ、丁寧に教えてもらえるから初心者でも安心。
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住所/千葉県鴨川市太海浜67
電話/平日04-7093-2461、土日祝090-2677-1653
時間/9:30~16:00
定休日/無休
料金/1,500円
県外からもファンが集まる
こだわりイタリアン
鴨川の山海の幸を活かしたイタリアンで人気を集めるアペティートで、ミニコース・ランチ(1,480円)をいただきます。色鮮やかなエディブルフラワーが芳しいサラダに、千葉県のブランド豚に鴨川のヤリイカの食感をプラスしたハンバーグなど、どれをとっても至福の味わい。メニューは日替わりなので、いつ訪れても新鮮なおいしさ。パティシエ出身というオーナーのスイーツに魅了される女性客も数多く、6~8種が揃った豊富な自家製ケーキに目移りしそう!
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住所/千葉県鴨川市貝渚309
電話/04-7093-3467
時間/ケーキショップ10:30〜21:00、ランチ12:00〜15:30、ディナー18:00〜21:00
定休日/月曜日
嶺岡山の麓に無印良品?
鴨川の味が集まるスポットへ
鴨川のお土産を選ぶなら、里のMUJI みんなみの里。「里山の自然やくらしを守るお手伝いをしたい」と、無印良品が運営する街の総合交流ターミナルです。農産物直売所には鴨川で収穫されたブランド米の長狭米や地元野菜、フレッシュなレモンなど、土地ならではの味を堪能できる商品がずらり。併設されているCafé&Meal MUJIでは食事も楽しめ、ランチ後のおやつに牧場ミルクのおいしさが存分に感じられるソフトクリーム(400円)をいただきます。
[DATA]
住所/千葉県鴨川市宮山1696
電話/04-7099-8055
時間/9:00~18:00(年末年始は変動)
定休日/1月1日
旅の終わりに
棚田の風景に心癒される
最後に訪れたのは“東京から一番近い棚田”といわれ、日本の棚田百選にも選ばれている大山千枚田。県内で最も標高が高い愛宕山に麓にある棚田地帯で、375枚を数える棚田が階段状に並ぶ姿はまさに壮観。日本の原風景ともいえる広大な田園は、心に安らぎを与えてくれます。収穫後の10月中旬から1月上旬までの期間には、1万本のLEDの灯りで棚田を彩るイルミネーションも。4色に煌めく棚田はロマンチックで、ホリデーシーズンにぴったりです。
[DATA]
住所/千葉県鴨川市平塚540
電話/04-7099-9050