かつては県下屈指の醸造の町であり、商いの町として栄えてきた御船町。往時の酒造りを復活させるべく誕生した日本酒をはじめ、寒暖差のある高原特有の地形や清らかな水が育むお茶やビール、ご当地料理の馬刺しなど銘品がずらり。さらには貴重な活版印刷体験プログラムまで……。“恐竜の郷”御船町の魅力は恐竜だけに留まりません。
かつては県下屈指の醸造の町であり、商いの町として栄えてきた御船町。往時の酒造りを復活させるべく誕生した日本酒をはじめ、寒暖差のある高原特有の地形や清らかな水が育むお茶やビール、ご当地料理の馬刺しなど銘品がずらり。さらには貴重な活版印刷体験プログラムまで……。“恐竜の郷”御船町の魅力は恐竜だけに留まりません。
阿蘇外輪山の南側、標高600mの吉無田高原に位置する浅の藪(あさのやぶ)地区は、高原特有の寒暖差と吉無田水源の伏流水に恵まれた地域。この地で50年以上続く茶園「お茶乃のぐち」のお茶は、香り高く、渋さのあとにくる旨味と甘みが特徴です。急須でお茶を淹れるひと手間を楽しむことで、日常にちょっとした変化や豊かさがプラスされるはず。ちなみに「ふれあい広場(恐竜公園)」にある、「ディノベース」で販売中の「恐竜ソフトクリーム」にも同茶園のお茶が使用されています。
熊本随一の酒造りの町として知られてきた御船町。時を越えて御船の酒を復活させたいと、多くの困難を乗り越えて誕生したのが純米原酒「水の鼓動」です。熊本名水百選の吉無田水源の水、御船町田代地区のミネラル豊富な土壌と清流が育てた米(ヒノヒカリ)、熊本酒造研究所で育成し、実用化された熊本酵母と、熊本尽くしの原料で造られています。きれいですっきりとした飲みやすい辛口の酒を地元の料理とともに味わってみては。
熊本県は馬刺しの生産量が日本一で、戦国時代の武将・加藤清正も食べたといわれる熊本の郷土料理。低脂肪、低カロリーで高タンパク、鉄分や亜鉛などミネラルが豊富なことから、そのおいしさだけでなく滋養食としても注目されています。霜降り、ロース、赤身など牛肉と同様に味わいの異なるさまざまな部位を食べ比べできるのも魅力。スライスした玉ねぎ、おろし生姜やニンニクを薬味に、九州特産の甘口醤油で召し上がれ。
サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ 香るエール」は、平成の名水100選に選ばれた天然水でビール製造をしている熊本・阿蘇ブルワリーで造られています。その名の通り、みずみずしい香りが特長で、豊かな味わいや爽やかな後味も楽しめます。また、希少な「カリスタホップ」を一部使用したことで、まろやかな余韻が続きます。ゴクゴク飲むビールとは異なり、色や香り、味わいをゆったりと堪能したい特別感のあるビールです。
1890(明治23)年創業の「池田活版印刷所」では活版印刷体験ができます。活版印刷は1450年頃に誕生した技術を今に受け継いだもので、活字と呼ばれる鉛製の文字を一文字ずつ拾い、組み合わせた版にインクを付け、一枚一枚押しつけて印刷する昔ながらの方法です。圧力がかかることで凹凸が生まれ、紙の風合いと相まって手仕事の温もりを感じさせてくれます。体験では、名刺、コースター、メッセージカードなどを作ることができます。