旅色初登場の浜辺美波さんと巡ったのは、標高1000～1400ｍの高原リゾート、山梨県の八ヶ岳・清里。鳥のさえずりが響く雑木林を散歩したり、現代アートに触れたりと、癒しの旅を満喫しました。

八ヶ岳・清里をゆっくり旅するのは今回が初めてということですが、いかがでしたか？

本当に景色がきれいな場所でした。都心と比べてとても空気が澄んでいるように感じて、深呼吸したくなりましたし、歩いているだけで癒されました。
中村キース・ヘリング美術館では、ポップアートの世界を体感しました。アートに触れるとワクワクして、心が動きます。清里は10月の下旬頃になると紅葉がきれいだと聞いたので、今度は車を運転できる友達と一緒にドライブをしたいです。

愛犬との初ロケでもありました！

この子は、バラエティ番組で抱っこしたのがきっかけで迎えたポメラニアンのぽぷです。赤ちゃんだったのがいまは少し大きくなって、やっと一緒にお出かけできるようになりました。ときどき、ぽぷをリュックに入れて近所をお散歩したりしているので、最近は徐々にお外に慣れてきて。今回もすごく楽しそうでした。私はこの旅のために新しくリードを買ったり、気分はもうお母さんなんです。

ぽぷちゃんと一緒にどんな旅がしたいですか。

ドッグランがあるところや、ペット同伴OKのレストランに行ってみたいです。ペットと同じものを食べられるお店もあるそうで、気になっています。ぽぷは人見知りもしないし、ほかのワンちゃんとも仲よくできる子なので、これからいろいろな場所に行くのが楽しみです。

お土産も買いましたか？

山梨のフルーツを使ったリキュールや食器など、たくさん買いました。旅先での出会いは一期一会なので、ついお買い物がはかどってしまいます！
お料理が好きなのでその土地の調味料があると買ってしまいますね。お皿を集めるのも好きです。毎回、帰る頃には荷物が行きの2倍くらいになってしまいます（笑）。

旅の荷物は多いほうですか？

多いほうだったんですけれど、最近は少なくなりました。以前は、本を読み終わったときのために2冊くらい持っていったりもしてましたが、最近は着替えも最小限で、すごく身軽です。荷造りや荷解きの時間も省けるし、荷物が重くて疲れてしまうこともないので、旅を最大限に楽しめます。

旅慣れているんですね。これまで行ったところで、印象深かったのはどこですか。

高校生のときに、写真集の撮影で行った台湾です。海外旅行はそれが初めてで。もちろん国際線の飛行機も初めてだったんですけど、そのときメイクさんに「国際線ではみんな靴を脱ぐんだよ」と嘘の情報を教えられて、信じていました（笑）。
実際に台湾を訪れてみると、「こんなに街の雰囲気や時間の進み方の体感が違うんだ」と感じました。一日中蒸し暑い独特の気候もあって、遠くに来んだなと実感しました。

普段の旅のスタイルを教えてください。

基本的にはのんびり派です。自然の中でリラックスして、ゆっくり食事をするのが理想。予定は決めずに、ホテルと飛行機のチケットだけ予約して、あとは現地に着いてから決めることが多いです。でも実は、そのとき出演している作品や役によっても変わるんです。楽しい作品だとアクティブになって、いきなり一人でテーマパークに行ってしまったり（笑）。逆に重い作品だと、落ち着いた旅になります。

そのときの役柄が反映された旅になるんですね。逆に、旅が仕事に与える影響はありますか？

旅行に行くとき、台本は持たず仕事のことは考えないようにしています。いったん仕事から離れることで、いろいろなことが整理できるんです。落ち着いて普段の自分を省みると、これしなきゃ、あれもしなきゃ、といかにせわしなくしているかに気がつきます。旅に出て気持ちを一度リセットすることで、仕事に戻ったとき、自分を一番いいコンディションにもっていくことができるんです。

浜辺さんにとって理想の旅とは？

国内旅行が好きなので、ちょうどいい気候で、温泉がある場所がいいな。友達と2人でのんびりして、夜はバーベキューをして、星を見たり。3泊から1週間くらいでゆっくりしたいです。ものを作るのが好きなので、お皿や写真立ての手作り体験もしたいな。思い出に残るものを持って帰るのが好きなんです。
いま興味があるのは、グランピング。泊まる場所は人があまり多くなく、お部屋に温泉がついていたら言うことなしです。
あと最近、北海道には“シメパフェ”というカルチャーがあると聞いて気になっています。一日の終わりにスイーツをいただくなんて、最高じゃないですか？