
島根の名物・ご当地グルメ完全ガイド|旬の味覚とおすすめ飲食店を紹介
更新日:2026/07/23
島根県は、日本海に加えて中海と宍道湖の汽水湖に恵まれ、出雲や石見、隠岐とそれぞれに個性豊かな文化を持つエリアです。清らかな水と豊かな漁場が育む海の幸や、古くから受け継がれてきた郷土料理など、多彩な食文化が根付いています。県内各地には、それらを活かしたご当地グルメのお店も点在。エリアをまたぐたびに異なる味と文化に出合えるのが、島根グルメの醍醐味です。本記事では、島根を代表する名物やご当地グルメについて、旬の味覚やおすすめ飲食店を紹介します。訪れる季節や旅の目的にあわせて、島根の外せない一品を見つけてみてください。
この記事の目次
- 素材の味を楽しむ!島根の代表的な「名物」
- 絶対食べたい!島根の「ご当地グルメ」
- いつが一番美味しい?島根の「旬カレンダー」
- 現地で行きたい!島根グルメを堪能できる名店・おすすめ飲食店
- 島根の味覚を旅館・ホテルで楽しむ
- 島根の名物グルメと一緒に楽しみたい観光・旅行プラン
- 島根の名物・ご当地グルメによくある質問
- まとめ
目次を開く ▼
素材の味を楽しむ!島根の代表的な「名物」
ここでは、島根県を代表する食材・名産品など、この土地ならではの魅力が詰まった「名物」を解説します。島根の豊かな自然と気候に育まれた名産品は、現地ならではの味わいを楽しめるだけでなく、お土産やお取り寄せでも気軽に購入できるものが多くあります。
しまね和牛・隠岐牛|高い評価を受ける、深いコクとまろやかな風味のブランド牛

画像はイメージです(Photo by PIXTA)
しまね和牛は、島根県産の黒毛和牛で、さらっとした脂と旨味が際立つ味わいが特徴です。一方、隠岐諸島で育つ隠岐牛は、島特有のミネラルと地元飼料を糧に育ち、霜降りながらもさっぱりとした味わいが楽しめます。県内の精肉店や料理店では、これらのお肉をステーキや焼き肉、しゃぶしゃぶなどで堪能できます。
宍道湖のヤマトシジミ|大粒で旨味成分が凝縮された、全国屈指のシェアを誇る汽水湖の恵み

画像はイメージです(Photo by PIXTA)
島根県は、ヤマトシジミの日本有数の産地として知られています。なかでも宍道湖のヤマトシジミは、海水と淡水が入り交じる汽水湖ならではの環境で育ち、身が大きく旨味成分を豊富に含むのが特徴。地元では味噌汁をはじめ、パスタやクラムチャウダーなど多彩なアレンジ料理としても親しまれています。
どんちっちアジ|一般的なアジを遥かに凌ぐ脂乗りを誇る、浜田港のトップブランド

画像はイメージです(Photo by PIXTA)
どんちっちアジは、島根県西部沖で獲れるマアジのうち、厳しい基準をクリアした個体のみに与えられるブランド名です。なかでも、浜田港で水揚げされるマアジは特に脂のりがよく、旬の時期はトロに匹敵するといわれています。島根県ではレストランや居酒屋、回転寿司などで味わえます。
隠岐のいわがき|極めて清浄な隠岐の海で3年以上かけて育つ、濃厚でクリーミーな海のミルク

Photo by PIXTA
隠岐のいわがきは、隠岐諸島周辺の海で3年以上の時間をかけて育てられる岩牡蠣です。ユネスコ世界ジオパークに認定された清澄な海で育ち、厳格な規格と安全基準をクリアしたものだけが「隠岐のいわがき」を名乗れます。一般的なマガキより大粒で、濃厚な旨味とクリーミーな味わいが特徴です。
十六島(うっぷるい)海苔|出雲地方の限られた岩場でのみ手摘みされる、冬の最高級天然岩のり

農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
十六島海苔は、出雲市十六島町の限られた期間でのみ獲れる岩のりです。漁師が冬の厳しい日本海の荒波の中で手摘みするため、生産量は極めて少なく、出雲を代表する最高級海産物として知られています。香り高くコシのある食感が特徴で、地元ではそば店や日本料理店などで味わえます。
多伎(たき)のいちじく|出雲市多伎町特産、小ぶりながら高い糖度と芳醇な香りが特徴の果実

画像はイメージです(Photo by PIXTA)
多伎のいちじくは、出雲市多伎町の気候と日本海からの潮風が育てるフルーツです。一般的な品種より小ぶりながら果肉はやわらかく、しっかりした甘さの中にほのかな酸味が楽しめます。旬の時期はそのまま味わうほか、ジャムやドレッシングなど多彩な加工品も多く作られています。
絶対食べたい!島根の「ご当地グルメ」
島根には、出雲や石見、隠岐それぞれの風土が育んだご当地グルメが揃っています。伝統の味から、港町ならではの海の幸を活かした一品まで、旅の記憶に残る島根ならではの5つのグルメを紹介します。
出雲そば|そばの実を丸ごと挽く「挽きぐるみ」の風味豊かな日本三大そば

Photo by PIXTA
出雲そばは、そばの実を殻ごと挽く「挽きぐるみ」製法で作られる郷土料理です。日本三大そばのひとつに数えられ、そば本来の香りと風味、黒みがかった色合いが特徴。県内には専門店が多く点在し、丸い漆器に盛る「割子そば」やそば湯で仕上げる「釜揚げ」など、多彩な食べ方で出雲そばを味わえます。
松江の鯛めし|松江藩主・不昧公(ふまいこう)が好んだ、お茶漬けのようにサラリと味わう郷土料理

Photo by PIXTA
松江の鯛めしは、松江藩七代目藩主・松平不昧公が好んだ「汁かけご飯」をもとに考案された郷土料理です。そぼろにした鯛の身や裏ごししたゆで卵の黄身をご飯にのせ、カツオ本節ベースのダシをかけて味わいます。ワサビや大根おろしを添え、お茶漬けのようにさらりといただける一品です。
うずめ飯|津和野地方に伝わる、ご飯の下に具材を「うずめる(隠す)」独特の山里料理

Photo by PIXTA
うずめ飯は、質素な暮らしの中で贅沢を隠したことが由来ともいわれる、津和野地方の郷土料理です。シイタケや人参、豆腐などの具材を鯛のだし汁で煮て、ご飯の下にうずめるように盛り付けるのが特徴。薬味にはもみのりや刻んだセリ、決め手となるワサビを添えています。
赤てん|魚肉すり身に赤唐辛子を練り込み、パン粉をつけて揚げた浜田のピリ辛ソウルフード

Photo by PIXTA
赤てんは、魚肉のすり身に赤唐辛子を練り込み、パン粉をまとわせて揚げた島根県浜田市のソウルフードです。ピリッとした辛みとサクサクの食感が魅力で、県内のスーパーや居酒屋では定番の一品として親しまれています。地元では軽く炙り、マヨネーズを添えて食べるのが定番の食べ方です。
出雲ぜんざい|出雲が発祥の地とされる、神在祭(かみありさい)に由来する伝統の甘味

Photo by PIXTA
出雲ぜんざいは、「神在祭」で振る舞われた「神在(じんざい)餅」が語源とされる、ぜんざい発祥の地・出雲ならではの甘味です。出雲大納言の大粒小豆と縁起の良い紅白餅を合わせた、上品な甘さとなめらかな食感が特徴です。出雲大社周辺の甘味処やカフェでは、参拝後にひと息つける一品として親しまれています。
いつが一番美味しい?島根の「旬カレンダー」
春: 隠岐のいわがき(隠岐諸島)、宍道湖のシラウオ(松江市・出雲市)、サヨリ(島根半島沿岸)
夏: どんちっちアジ(浜田市)、宍道湖のヤマトシジミ(松江市・出雲市)、多伎のいちじく(出雲市多伎町)
秋: しまね和牛(奥出雲町など県内一円)、西条柿(松江市・出雲市など)、アオリイカ(島根半島沿岸)
冬: 松葉ガニ(隠岐諸島・松江市恵曇など)、十六島海苔(出雲市十六島)、宍道湖のアマサギ(ワカサギ)(松江市)
現地で行きたい!島根グルメを堪能できる名店・おすすめ飲食店
-
RESTAURANT MOSORO
島根県|松江市
島根県内の食材を集めたレストラン
「松江エクセルホテル東急」内にあるレストラン。宿泊者以外の利用も可能で、“静かにゆるやかに”という意味を持つ“もそろもそろ”という言葉から付けられた店名の通り、島根県内の各地方から“もそろもそろ”と集めた食材で作る、和と洋の美食をゆっくりと味わうことができる。ディナーでは、旬の魚介のお造りのほか、「島根県産和牛サーロインステーキ」「出雲そば1枚」「宍道湖産しじみのお吸物」がいただける和食コースや、山陰の食材を使った洋食コースなどを提供。地元の人はもちろん、観光で訪れた人からも人気を集めている。
住所:島根県松江市朝日町590 松江エクセルホテル東急1F
営業時間:朝:7:00~10:00、昼:11:30~14:00(LO13:30)、夜:17:00~21:30(LO21:00)
定休日:無休
-
お食事処 おおもり
島根県|大田市
地元・観光客に愛される創業50余年の食事処
島根県大田市大森町の世界遺産「石見銀山」の資料館となっている大森代官所跡から徒歩約1分ほどの好立地で営む「お食事処 おおもり」。元は酒蔵だった建物を改造した趣ある店は、春は満開の桜に秋は銀杏の紅葉を眺めながら食事が楽しめる。創業当時から人気の「代官そば」は、自家製麺の割子と釜揚げの2種類のそばに天ぷらなどがセットになった逸品だ。かつ丼やカレー、各種定食なども取り揃え、老若男女が満足できるラインアップが嬉しい。2階には個室も用意されており、家族や仲間でゆっくり過ごしたい人に最適だ。
住所:島根県大田市大森町ハ44-1
営業時間:11:00~15:00
定休日:水曜日※変動あり
-
鶴華 波積屋
島根県|出雲市
石臼挽きの自家製粉にこだわったそばを堪能
出雲空港より車で約3分の場所にある「鶴華 波積屋」は、“お帰りなさいふるさとへ”をテーマに、熟練の職人が手がける滋味深い出雲そばが堪能できるそば処。石臼挽きの自家製粉にこだわり、手挽きに近い回転数でゆっくり熱が出ないように甘皮まで挽くことで、独特の出雲そばの風味が楽しめる。黒っぽい濃い色をした香り高いそばは、“木桶しょうゆ”や“出雲の地伝酒”など、選び抜かれた素材で作るつゆとともに味わおう。オンラインショップで「出雲蕎麦(つゆ付)」などの商品が購入できるので、こちらも併せて利用したい。
住所:島根県出雲市斐川町沖洲1630
営業時間:11:00~16:30(LO16:00)
定休日:不定休
島根県で名物グルメを味わえるおすすめ飲食店はこちら
島根の味覚を旅館・ホテルで楽しむ

画像はイメージです(Photo by PIXTA)
島根の名物・ご当地グルメは、飲食店だけでなく宿泊先の食事でも味わえます。宍道湖産シジミを使った料理や松葉ガニ料理を取り入れている宿も多く、食を目的にした旅行にもおすすめです。観光地に泊まる場合は、夕食や朝食でその土地ならではの味を堪能できる宿を選ぶと、旅の満足度が高まります。
島根の名物グルメと一緒に楽しみたい観光・旅行プラン
島根の名物グルメを目的にするなら、周辺の観光スポットや宿泊地と組み合わせて旅行プランを考えるのがおすすめです。グルメを軸にルートを組めば、出雲大社や松江城など島根ならではの名所巡りと食の楽しみを一緒に味わえます。
島根の名物グルメと一緒に楽しみたい観光・旅行プランはこちら
島根の名物・ご当地グルメによくある質問
Q1. 島根県内で、新鮮なカニや「どんちっちアジ」などの極上海鮮を堪能するならどのエリアを目指すべきですか?
A.カニであれば冬の隠岐諸島で松葉ガニが旬を迎え、どんちっちアジを味わうなら水揚げ港でもある浜田市がおすすめです。通年で幅広い海鮮を楽しみたい場合は、浜田市の「はまだお魚市場」のほか、出雲市や松江市周辺の市場や道の駅も訪れてみてください。
Q2. 日本三大そばの一つに数えられる「出雲そば」は、一般的なおそばと比べてどのような特徴があるのですか?
A.出雲そばは、そばの実を殻ごと挽く「挽きぐるみ」の製法が特徴で、一般的なそばよりも色が濃く、香りや風味が豊かに仕上がります。丸い割子に盛る「割子そば」や、そば湯をそのままかけていただく「釜揚げそば」など、独特の食べ方も魅力のひとつです。
まとめ
本記事では、島根を代表する名物やご当地グルメについて、旬の味覚やおすすめ飲食店とあわせて紹介しました。島根には、しまね和牛やどんちっちアジなどの食材から、出雲そばや松江の鯛めしといった郷土グルメまで、四季を通じて楽しめる食の魅力が詰まっています。出雲や石見、隠岐それぞれのエリアで異なる味に出合えるのも、島根旅ならではの醍醐味です。本記事を参考に、訪れる季節や旅先に合わせて旬の味覚を楽しみながら、島根ならではの食の魅力を満喫してみてください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 なかやま
ライター:ムク家(NEXER)
Copyright MAPPLE, Inc.
Copyright indepth, Inc.
※掲載情報は取材時のものであり、変更が生じている場合がございます。詳細は各施設にご確認下さい。





















