宍道湖は、川の淡水と海の海水が混ざり合う汽水湖のため魚介類が豊富です。なかでもヤマトシジミの漁獲量は日本一を誇り、そのおいしさは全国的にも人気。松江市の食文化でもあるシジミを後世に残すため、近年では曜日と時間を決めて漁が行われています。朝6時頃から湖に船を出し、「ジョレン」と呼ばれる爪の付いた籠に竿の付いた道具を使って、湖底を掻きながら漁をする姿は、朝の松江市でしか見られない風景。また、漁師たちによる定期的な保全活動も行われていて、おいしいシジミと美しい宍道湖を守り続けています。

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住所／松江市袖師町ほか
電話／0852-21-3391（宍道湖漁業協同組合）

宍道湖が有名観光地になった要因のひとつが湖に沈む夕日です。日没30分前に茜色に染まる空、湖に反射する夕日、そして夕日を背景にして湖上にポツリと浮かぶ小さな島・嫁ヶ島のシルエット……。刻々と変わっていく宍道湖の様子を「夕日のショー」と捉え、湖畔に点在する観賞スポットに地元民や観光客が多く訪れます。全国のファンを虜にするこの景色は「日本の夕陽百選」にも選出されています。松江観光協会公式ホームページには一週間分の夕日指数（宍道湖に映える夕日が見える度合い）と夕日スポットが掲載されているので事前に確認を。

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住所／松江市袖師町5（宍道湖夕日スポットとるぱ）
電話／0852-27-5843（松江観光協会）

日本有数の湖上花火大会「松江水郷祭」は、毎年8月初旬の2日間で開催。昭和4（1929）年に観光および商店街振興のために始まった大会で、現在も花火のほか、さまざなまイベントや屋台で人気のイベントです。見どころはなんといっても、宍道湖の広さを活かしたワイドでダイナミックな花火。宍道湖上4カ所の台船から上がる連続斜め打ちやスターマイン尺玉連発など、湖上と湖面を彩る花火は一見の価値ありです。グランドフィナーレでは更なる絶景が眼前に広がるので、一瞬たりとも目が離せません。

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住所／松江市宍道湖ほか
電話／0852-32-0504（松江水郷祭推進会議）

江島大橋とは、松江市にある江島と鳥取県境港市（さかいみなとし）とを結ぶ、中海にかかる橋です。全長1,446m、最上部は44.7mでPCラーメン構造（橋脚と橋桁をコンクリートにより一体化）の橋としては日本最長。テレビCMで取り上げられ、その急勾配から通称「ベタ踏み坂」として一躍有名になりました。日中のドライブだけでも楽しいのですが、イチオシは“奇跡の一枚”が撮れると言われる5月下旬と7月中～下旬の早朝。気象条件が合うと橋の上に太陽が現れ、離れた場所から望遠レンズで撮るとまるでロウソクのように見えると写真愛好家の間で話題になっています。

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住所／松江市八束町江島
電話／0852-61-5650（松江観光協会八束町支部）

中海とは島根県と鳥取県にまたがる湖で、日本海とも繋がっていることから海水と淡水が混じった汽水湖。この湖の上にあり、島根半島・江島・大根島・大海崎を結んでいるのが中海堤防道路です。正式名称は「島根県道338号 美保関八束（みほのせきやつか）松江線」。堤防のように埋め立てをし、その上に道路を通しているため、湖面との距離が近くまるで湖の中を走っているような感覚になれます。途中にパーキングもあり、中海を眺めながらドライブ休憩も可能。また、中間地点である八束エリアには、江島大橋や日本庭園由志園などの観光スポットがあるので立ち寄ってみて。

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住所／松江市八束町ほか
電話／0852-61-5650（松江観光協会八束町支部）