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1泊2日でいく 島根県松江市の旅

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溝端淳平さんが旅したのは島根県松江市。まちのシンボルである国宝松江城天守を見学したり、松江市にゆかりのある文豪が暮らしていた場所を見て回ったりといった歴史探訪が楽しめます。さらに、日本酒の飲み比べや海上アクティビティなど、水が豊かな松江市ならではの旅体験も。知られざる松江の魅力を探す旅に出かけましょう。

撮影/浅田政志 スタイリング/黒田 領
ヘアメイク/伊藤絵理 文/古本晃靖

スケジュール&アクセス
1泊2日の島根県松江市の旅 スケジュール
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1st DAY 1日目は城下町にあるお堀を小船で巡る「ぐるっと松江堀川めぐり」からスタート。風情あふれるまち並みを水上から眺めたら、国宝松江城天守と文豪・小泉八雲の記念館で松江市の歴史に触れます。たっぷり歩いたあとは松江藩主ゆかりの不思議なお茶で一服を。
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  1/6

小船に乗りながら城下町を巡るぐるっと松江堀川めぐり

屋根付きの小船に腰を下ろしたら、松江城を囲む堀川をのんびり巡る約50分の遊覧へ。石垣や武家屋敷の景色が広がる塩見縄手エリアに差し掛かると、溝端さんは「タイムスリップしたみたい!」と、風情あふれる城下町の風景を楽しんでいました。船頭さんの案内に耳を傾けながらゆっくりと進む船。堀川沿いでは春には桜が咲き、秋は紅葉、冬は氷が張ったお堀が見られるなど、四季を通してさまざまな表情を楽しめます。また、航路の途中にかかる17の橋のうち、低い橋が4つあり、これらの橋の下を通る時はなんと船の屋根が下がってくるため、乗客も体をかがめながらハラハラする場面も。

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住所/松江市黒田町507-1
電話/0852-27-0417
時間/3月1日~9月30日 9:00~17:00、10月1日~2月末日 9:00~16:00
料金/大人1,600円、中高生1,300円、小学生800円

ぐるっと松江堀川めぐり
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  2/6
車 約5分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  2/6

宍道湖傍の松江の台所 こ根っこやで地元で獲れた鮮魚と旬の食材を堪能

島根県産の食材と地酒にこだわる「松江の台所 こ根っこや」。木目を基調とした和の空間が広がる店内には大きな窓があり、美しい宍道湖を眺めながら食事ができます。ランチタイムの人気メニューは前菜・刺身・天ぷら・焼魚・小鉢・茶碗蒸しがセットになった「なんじゃもんじゃ」と、鯛のかぶと煮をメインに置いた贅沢な御膳「かぶと煮ランチ」。ディナータイムは会席コースのほか、刺身盛り合わせやのどぐろ煮つけなど、料理長自らの目利きで仕入れる四季折々の食材を心ゆくまで堪能できます。県内でもなかなか出回らない「王祿(おうろく)」をはじめとした日本酒飲み比べセットもおすすめ。

[DATA]
住所/松江市千鳥町36 宍道湖しじみ館2F
電話/0852-28-7511
時間/11:00〜14:30(LO14:00)、17:00~21:00(LO20:30)
定休日/年末年始

松江の台所 こ根っこや
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  3/6
車 約4分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  3/6

松江市のシンボル国宝松江城天守でまちの歴史を体感する

松江開府の祖・堀尾吉晴が慶長12(1607)年から5年の歳月をかけ完成させ、堀尾2代、京極1代、松平10代の居城とされた松江城。全国に12城しか残っていない現存する天守の一つであり、彦根城・姫路城・犬山城・松本城と並んで国宝に指定されています。そんな天守の内部にある柱に触れたり、展示されている資料を見たり、と松江城の400年を超える長い歴史にゆっくりと思いを馳せる溝端さん。最後は天守最上階へ登り、「すごい見晴らし!」と心地よい風を感じながら、松江のまちをぐるりと360度見渡していました。

[DATA]
住所/松江市殿町1-5
電話/0852-21-4030
時間/10~3月 8:30~17:00、4~9月 8:30~18:30 ※最終入場は30分前
定休日/無休
料金/大人680円、小中学生290円

国宝松江城天守
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  4/6
徒歩 約15分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  4/6

小泉八雲記念館・小泉八雲旧居で松江市を愛した文豪の思考に触れる

「耳なし芳一」「雪女」などの短編を収めた『怪談』や『骨董』といった著作で知られる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に関する資料を展示した記念館と隣接する旧居です。記念館1階では生涯や思考の特色をグラフィックや映像でわかりやすく紹介。2階では八雲の著書や関連書籍が多数揃っています。溝端さんも遺愛品や著書を眺めて深く頷いたり、「河童の詫び証文」の朗読を聞きながら八雲の世界に浸ったりしました。歩いてすぐの旧居では『知られぬ日本の面影』の第16章「日本の庭」に記された三方に庭が見える部屋や、八雲が執筆の際に使用していた特注の机と椅子のレプリカが置いてあります。

詳細 DATA

[DATA]
小泉八雲記念館
住所/松江市奥谷町322
電話/0852-21-2147
時間/4月1日~9月30日 8:30~18:30、10月1日~3月31日 8:30~17:00 ※最終入場は20分前
定休日/無休 ※館内メンテナンスにより、年数回の休館日あり
料金/大人410円、小中学生200円

小泉八雲旧居
住所/松江市北堀町315
電話/0852-23-0714
時間/4月1日~9月30日 8:30~18:30、10月1日~3月31日 8:30~17:00 ※最終入場は20分前
定休日/無休 ※館内メンテナンスにより、年数回の休館日あり
料金/大人310円、小中学生150円

小泉八雲記念館・小泉八雲旧居
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  5/6
徒歩すぐ
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  5/6

塩見茶屋で松平不昧公も愛した名物・ぼてぼて茶をいただきます

小泉八雲記念館の直ぐ目の前にある土産物店。ここでは「大名茶人」として名高い松江藩松平家七代藩主の松平治郷(不昧公)が鷹狩りの途中で空腹しのぎに食したとされる「ぼてぼて茶」を味わえます。「ぼてぼて茶」とは、茶の花を加えた番茶を茶せんで泡立て、十穀米や黒豆、高野豆腐、漬物等の7種の食材を入れて味わうお茶漬けのようなもの。泡立てる際に「ぼてぼて」と音がすることからその名が付いたそう。ほかにも抹茶やぜんざい、割子そば等の食事もあります。喫茶スペースは店外にあり、席から堀川が見えるのでのんびりとくつろげます。

[DATA]
住所/松江市北堀町319
電話/0852-25-4031
時間/9:30〜16:30
定休日/無休

塩見茶屋
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  6/6
車 約6分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 1st DAY  6/6

小泉八雲ゆかりの宿・大橋館で絶景を見ながら旅の疲れを癒やす

明治12(1879)年に開業し、小泉八雲が松江市で最初に投宿した「富田旅館」を継承した宿です。全20室のうち13室はベッドスタイル。さらにそのうちの2室は八雲をインスパイアした「コンセプトルームラフカディオ」として、厳選された家具・寝具などが揃えられています。大浴場は“美人肌の湯”として有名な松江しんじ湖温泉が湧き、昭和レトロな雰囲気が漂います。肌になじむやわらかい温泉の泉質を肌で感じていると、いつの間にか旅の疲れもリフレッシュ。夕食は“食と酒のマリアージュ”をテーマとした料理が並び、利き酒師が厳選した地元のお酒と一緒に味わえます。

[DATA]
住所/松江市末次本町40
電話/0852-21-5168

大橋館
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2nd DAY 2日目は120年以上続く酒蔵の店舗にある茶室で新たに始まったペアリング体験をしたのち、古事記にも登場する神秘的なスポットへ。その後、松江市の山あいにある八雲町で処理された猪肉を使ったジビエ料理を食べ、出雲大社とならぶ古社へ参拝。最後は風情ある温泉街を歩きながら、心と体を癒やします。
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  1/5

国内初!? 120年以上続く米田酒造の茶室で日本酒&和菓子のペアリング

明治29(1896)年に創業した酒蔵。出雲杜氏の技術と伝統を継承し、松江市郊外の湧水と島根県産を中心としたお米で醸造しています。溝端さんが訪れたのは酒蔵ではなく、店舗にある茶室の豊秋庵(ほうしゅうあん)。こちらでは、季節ごとのテーマに沿った3種類の銘酒と厳選した3品の山陰の肴のペアリング体験ができます。肴に用意されていたのは、なんと市内で作られた和菓子! 初めて和菓子と日本酒を一緒に口にしたという溝端さんは「お互いの良さをちょうど良く引き立て合いますね」と意外な組み合わせに感動していました。

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住所/松江市東本町3-59
電話/0852-22-3232
時間/8:30〜17:30
※土・日・祝日は早めに閉店の場合あり。酒蔵見学・豊秋庵は要予約(開催日限定)
定休日/1月1日

米田酒造
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  2/5
車 約25分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  2/5

古事記にも登場する黄泉の国と現世の境目 黄泉比良坂で神話の世界へ思いを馳せる

古事記に黄泉の国(あの世)と現世の境目として登場する黄泉比良坂。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が先立った最愛の妻・伊邪那美命(いざなみのみこと)を慕い、黄泉の国を訪ねて行く入口がこの場所であると伝えられています。この場所には、伊邪那岐命が黄泉の国の軍勢に追われた際に使った「千引の岩(ちびきのいわ)」を連想させる大岩もあり、神話の世界にタイムスリップした気分に。また、大岩の横には「天国(黄泉の国)への手紙を投函するポスト」があり、観光客や大切な人を思い偲ぶ人たちが訪れています。

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住所/松江市東出雲町揖屋2376-3
電話/0852-52-2428(松江観光協会東出雲町支部)

黄泉比良坂
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  3/5
車 約21分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  3/5

地元野菜とジビエでランチタイム 安分亭-野菜とジビエ、たまにお蕎麦。

安分亭は松江市の山あいにある八雲町にあり、有害鳥獣として捕獲された猪の利活用と野菜やお米などの地産地消を掲げるレストラン。店舗から徒歩すぐの場所に八雲猪肉生産組合があり、そこから届く鮮度が良い猪肉は臭みがなく、脂のコクも濃厚。ジビエのイメージが変わったという人も少なくないと言います。おすすめは猪焼肉定食。特製ダレがよく絡んだ肉は猪肉とは思えないほど柔らかく、ご飯が進む味。ほかにも猪そぼろ丼、いのししコロッケ、野菜のごはん、猪焼きそばなど、季節の野菜を使った週替わりのメニューをラインナップしています。

[DATA]
住所/松江市八雲町熊野793-1
電話/0852-54-2789
時間/11:00〜15:00(LO14:30)
定休日/月~木曜日

安分亭-野菜とジビエ、たまにお蕎麦。
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  4/5
徒歩 約2分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  4/5

出雲大社と縁のある古社 熊野大社で縁結びのお参り

出雲大社と並ぶ古社で、出雲国一之宮として古くから参拝されている由緒ある神社。主祭神はヤマタノオロチを退治した伝説を持つ素戔嗚尊(すさおのみこと)。素戔嗚尊が稲田姫(いなたひめ)へ婚約の際に贈った櫛に因み、毎年4月13日には御櫛祭(みぐしさい)を開催。また、それにちなんだ「縁結びの御櫛」もあり、松江の伝統工芸である八雲塗で作られた櫛が可愛らしいと評判です。さらに、10月15日に行われる鑽火祭(さんかさい)では出雲大社が納める餅の出来ばえについて苦情を口やかましく言い立てる「亀太夫神事(かめだゆうしんじ)」という神事も行われています。

[DATA]
住所/松江市八雲町熊野2451
電話/0852-54-0087
時間/境内自由 ※ご祈念は9:00~16:30
定休日/無休

熊野大社
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  5/5
車 約19分
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1泊2日でいく 島根県松江市の旅 2nd DAY  5/5

足湯、グルメ、お土産…‥と見所たくさんの玉造温泉をぶらり散策

日本最古の湯のひとつとも言われており、「美肌の湯」として知られている玉造温泉。玉湯川に沿って温泉宿や食事処、お土産店などが立ち並ぶ風情ある温泉街の散策を楽しめ、川沿いには足湯スポットも3ヵ所あります。しっかりお風呂にはいりたいという方は日帰り温泉がおすすめ。また、湯薬師広場(たらい湯)ではなんと源泉をテイクアウトできます。ボトルは持ってこなくても大丈夫! すぐ隣で温泉ボトルが販売されているので、潤い成分を多く含んだ“天然の化粧水”をご自宅で試せます。

[DATA]
住所/松江市玉湯町玉造
電話/0852-62-3300(松江観光協会玉造温泉支部)

玉造温泉
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透明度の高い北浦海水浴場にあるSUPSHOP 海楽松江でSUP体験に挑戦

ボードの上に立って、まるで水の上を歩いているかのように進むことができるSUP(サップ、正式名称はスタンドアップパドルボード)。水の底にいる魚まで見渡せるほど透明度の高い北浦海水浴場でのSUP体験は、いま松江市で人気急上昇中のアクティビティ。少し練習をすれば誰でも簡単に乗りこなせるため、どの世代の方にもおすすめです。2回目の挑戦だという溝端さんも、インストラクターからしっかりレクチャーを受けて、いざ海へ。思わず「松江サイコー!」と声に出してしまうほど、開放感たっぷりのSUPに溝端さんも大満足。「山陰屈指の美しさ」と名高い北浦海水浴場で、思い切り海と戯れましょう。

[DATA]
住所/松江市美保関町北浦368
電話/0852-28-0756
時間/9:30~16:00
定休日/不定休
料金/5,000円 ※2.5時間

SUPSHOP 海楽松江

水の都・松江市だけで見られる 宍道湖・中海の水景色5選

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