都心から車や電車でわずか1時間ほどのロケーションにある東金市。
こんな近場で、深呼吸したくなるような豊かな自然、知的好奇心をくすぐる歴史、
そして、とっておきのグルメが揃うことに驚く人も多いのでは?
2024年は市制施行70周年の記念の年、
1年を通してさまざまなイベントや記念グッズが企画されていることにも注目を。
写真/中野修也(TRON) スタイリング/川上舞乃
ヘアメイク/Hitomi 文/近藤由美
諸説ありますが、徳川家康のために造られた東金御殿の庭池として整備されたとも伝わる「八鶴湖」。市民の多くが一番に思い浮かべる古くからの観光名所です。池を囲むように植えられた約300本の桜が咲き誇る春は特に見応えがあり、「東金桜まつり」には屋台が出て華やかな雰囲気に。ほかにも、アジサイ、ツツジ、ハナショウブ、ハスが彩り、豊かな自然の美しさを教えてくれます。
八鶴湖
住所/千葉県東金市東金1415-1
電話/0475-50-1142(東金市商工観光課)
「八鶴湖」の奥にある大鳥居を抜けて、平野部から丘陵地へ上がるために切り開かれた細い道「切通し(きりどおし)」を通って辿り着くのが、約1200年前に開かれ、600年ほど前にこの地に移った「日吉神社」。徳川家康が鷹狩りのため東金を訪れた際に、国家安泰、武運長久を祈願したと伝わる歴史ある神社です。見どころのひとつでもある、樹齢400年を超える杉が並ぶ参道は圧巻。「静かで空気が澄んでいますね」と桜井さん。39本もの御神木が並ぶ風景は壮観で、歴史の重みを感じる荘厳な雰囲気からは神秘的なパワーを感じられるようです。
日吉神社
住所/千葉県東金市大豆谷860
電話/0475-54-0980
7軒のぶどう農家が集まる松之郷(まつのごう)は「東金ぶどう郷」の名で知られる千葉県内有数のぶどう産地。その中にある「(忠)鈴木ぶどう園」では、ヒムロット、巨峰、シャインマスカット、甲斐路などを直売、希望者にはもぎ取り体験を案内しています。ぶどうは木の先端に実ったものから順に熟し、枝に近い房の上から順に熟すそうなので、自身の目でこれはと思うぶどうを探してみましょう。フルーツが大好きだという桜井さんもテンション高く吟味していました。
東金ぶどう郷・(忠)鈴木ぶどう園
住所/千葉県東金市松之郷3565-2
電話/0475-54-2931
時間/8月初旬~9月末:9:00〜17:00
定休日/期間中は無休
築50年ほどの古民家をリノベーションしたレストラン。「東京にはないロケーションで、心が満たされますね」と話す桜井さんのように、ここを気に入った地元の女性を中心に話題となり、ランチタイムは満席必至です。細部にまでこだわりを感じる空間では気心知れた友人宅のように寛げ、気付いた頃には長居しているかも。ソースやドレッシングから手作りの料理を召し上がれ。
kawa no saki
住所/千葉県東金市松之郷12-1
電話/050-3635-7339
時間/11:00〜15:00(LO14:00)、月・火曜日18:00〜21:00※ランチ予約優先(~4名)、ディナー予約制 、1日1組限定(4名~)
定休日/水曜日、不定休あり(水曜日を含む2連休が月に2回)
板チョコを模したファサードを見たら誰もがワクワクする「たぶん…世界一小さいチョコレート工場」。ベルギーやガーナ産のチョコレートをベースにアレンジしたお菓子はもちろん、店の設えも手作りの可愛らしいショップです。ナッツやドライフルーツと合わせた定番のほか、消費期限2日の生チョコレートやおかきと合わせた変わり種まで、常時40〜50種類ものアイテムが並びます。
たぶん…世界一小さいチョコレート工場
住所/千葉県東金市田中85-1
電話/0475-53-6810
時間/9:30〜17:00
定休日/年末年始
東金市の西の端、ゴルフ場を中心とした街・季美の森の一角にあるグランピング施設。人工的な音が届かない自然の中に身を置き、雨の日でもできるBBQでお腹を満たし、ピザ作りやヨガなどのアクティビティに挑戦するひとときは、慌ただしい日常をリセットするのにぴったり。アウトドア施設=夏のイメージが強いかもしれませんが、実は秋冬も快適に楽しめます。
The Forest Garden KIMINOMORI
住所/千葉県東金市季美の森東1-590-5 B1
電話/0475-71-2808
時間/チェックイン16:30、チェックアウト9:00
日帰りBBQ 10:30〜14:30、16:30〜20:30
定休日/木曜日