瀬戸内海に浮かぶ淡路島は、「古事記」に登場する日本のはじまりの物語「国生み神話」が息づき、四季折々にさまざまな花が咲き競う自然豊かな美しい島。北は明石大橋、南は四国へと繋ぐ大鳴門橋が架かりアクセスのよさも人気のひとつですが、朝から夕方、そして夜にかけて刻々と表情を変えていく海のシチュエーションや地元の美味との出会いなどは、島に泊まってこそ体感できる特別な時間といえるでしょう。プライベート感が約束されたヴィラやホテルに暮らすように滞在し、淡路島産のとっておきグルメに舌鼓。歴史や文化に触れたり、個性あふれる遊びのスポットへ出かけたりと楽しみも尽きません。深くゆっくり楽しむほどに心がほどけていく淡路島で暮らすように過ごせるスポットをご紹介します。
文/ランズ
徳島阿波おどり空港と、淡路島の南あわじ市を繋ぐ便利なアクセスバスが、テスト運行を経て、7月20日から再び運行します。羽田空港から徳島阿波おどり空港まで約1時間20分、そこから徳島空港アクセスバスを利用すれば最短約40分で南あわじ市へ。さらに、組み合わせて利用してほしいのが、大鳴門橋開通40周年を記念して運行されている「UZU LOOP Free Shuttle Bus(通称:うずループ 無料シャトルバス)」。うずループは、「道の駅うずしお」など淡路島南部の観光施設3施設と、「ホテルニューアワジプラザ淡路島」など6つの宿泊施設を結ぶ無料のシャトルバスで、徳島空港アクセスバスと組み合わせて利用すれば、車がなくても淡路島を楽しめます。アクセスの選択肢が増えれば旅の移動はより快適に、旅の楽しみはより広がります。
静寂のヴィラから食にこだわるリゾートホテルなど、
淡路島ステイはワンランクアップの過ごし方がチョイスできます。
淡路島の西海岸沿いに佇む、豊かな自然と調和したぜいたくなヴィラ。ラグジュアリーな設備やアメニティが揃う洗練された室内空間はもちろん、オーシャンフロントに設えられたテラスでのひと時はまさに“非日常”。テラスにはプライベートサウナ、ジャグジーなどがあり、鮮やかなサンセットを眺めながらすっきりと心身をリカバーできます。星がまたたき始める頃には大型ネイチャーストーブに薪をくべ、焚き火を眺めながら至高の“整い”を体感することができます。食事もテラスでのバーベキューがおすすめですが、客室内ですき焼きを楽しむこともできるほか、提携先の「まほろば食堂」では厳選された淡路島の幸も用意されています。朝から夜へ移り変わるオーシャンビューを眺めながら過ごす特別な時間のなかで、五感のすべてが覚醒されることでしょう。
DATA
住所/兵庫県淡路市浅野南字水越4-6
電話/06-6539-1169
料金/19,000円~
淡路島の南西端に位置する鳴門海峡の絶景と静寂に包まれた、大人のためのオーベルジュ。全室南向きオーシャンビューで、客室の窓はピクチャーウインドのごとく美しい景色を映し出します。オーベルジュを謳っているだけに淡路島の旬の食材を活かした料理は評判が高く、淡路ビーフ、地魚、地場野菜などをふんだんに使った和のエッセンスが感じられる淡路島キュイジーヌ(イノベーティブ・スタイル)を提供。素材が持つ力強い魅力が引き出された彩り豊かな逸品を堪能できます。2023年よりプライベートジャグジーや2025年にペットと一緒に宿泊できるドギー・ヴィラなど、新たな客室も誕生。2026年にはプライベートサウナがあるスイートルームが加わり、日常を離れて心から寛げる“大人の隠れ家”として、進化を続ける淡路島のラグジュアリーリゾートです。
DATA
住所/兵庫県南あわじ市阿那賀1109
電話/0799-39-1111
料金/1泊2食付 31,000円~(一人あたり)
海に囲まれ気候穏やかな淡路島は、
玉ねぎをはじめとする地場野菜や新鮮な魚介類、淡路島牛などまさに食の宝庫です。
好みにカスタマイズも可能
地元産の野菜と肉をたっぷり使ったボリューム満点の淡路島ハンバーガー。パン職人と肉のプロがコラボし、素材や製法にこだわりそれぞれの魅力を最大限に引き出したここでしか味わえない人気商品です。香り高く焼き上げた特製バンズ、つなぎを使わず素材本来の旨味を追求した淡路島和牛100%のパティ、そして淡路島玉ねぎのソースが一体となった絶妙な味わい。専門性の高い職人たちが妥協なく作り上げた”本気のハンバーガー”は、料理として一級品です。おすすめは看板メニューでもある濃厚チーズバーガー。ひと口噛めばとろけるチーズが豪快にあふれ出す、満足度の高い一品。眼下の海を望む抜群のロケーションも味にひと役買っているといえるでしょう。
DATA
住所/兵庫県淡路市野島蟇浦168-1
電話/0799-82-0808
時間/10:00~19:00
定休日/不定休
家族連れやカップルなど誰もが
楽しめる遊びやアクティビティのスポットが盛りだくさん。
大自然が描くパノラマビューも淡路島ならでは。
水しぶきをあげながら岩肌を流れ落ちる落差約14,5mの「鮎屋の滝」。洲本市の市街地から20分ほどの距離に位置する自然豊かな森の中に、そのすがすがしい滝はあります。そして日常から離れてゆっくり滞在できるスポットとしてこの場所にオープンしたのが「あわじ島 鮎屋組 滝テラス」。グランピング施設やオートキャンプ場、ドッグラン、サウナや温泉も併設され、滝へと続く散歩道も整備されています。夏には敷地内を流れる川にはホタルが飛び交い、幻想的な雰囲気も。宿泊せず場内を散策するだけでも利用できますが、のんびり過ごすならやっぱり宿泊して鮎屋組の村民になるのがおすすめ。家具やキッチン、トイレなどが設置された贅沢なドーム型のグランピング施設に泊まり、星降る夜を楽しんではいかがでしょう。
DATA
住所/兵庫県洲本市鮎屋476
電話/0799-53-6661
料金/入場料500円
鳴門海峡のうず潮に一番近い道の駅。2025年10月にリニューアルオープンし、”うずうずワクワク”をキャッチコピーに、そして何度でも足を運びたくなく”巡る”をコンセプトに新たな楽しみが増えています。まずは屋上にある絶景展望360°(サンロクマル)に上がると、迫力満点の大鳴門橋とうず潮のダイナミックな光景が360度見渡せるパノラマビュー。また幅約6m、高さ1.5mのうずしおビジョンでは、渦潮にまつわる映像コンテンツを上映しています。ショップでは約1,000種の商品が並び、120種はここでしか出会えないオリジナルアイテム。「全国ご当地バーガーグランプリ」の1位と2位をそれぞれ獲得したハンバーガーが楽しめるほか、淡路牛や新鮮な海の幸、特産の淡路島玉ねぎなどが味わえる食事処も充実しています。
DATA
住所/兵庫県南あわじ市福良丙947-22 道の駅うずしお
電話/0799-52-1157
時間/9:00~17:00
定休日/木曜日
昭和60年(1985)開通の大鳴門橋と同時にオープンした、ショッピングやグルメ、エンターテイメントも楽しめる複合施設。鳴門海峡を見下ろす丘の上に建ち、淡路島名産の玉ねぎをかたどった高さ2.5m、直径2.8mの巨大たまねぎオブジェ「おっ玉葱」は、人気の撮影スポットになっています。クレーンゲームで淡路島産のたまねぎをゲットできる「たまねぎキャッチャー」や、たまねぎのネオンアート「タマデン」などのアクティビティも。レストランやハンバーガーショップなどでもたまねぎや地元食材をふんだんに使ったメニューが堪能できます。さらにうず潮を「見て・遊んで・学べる」「うずしお科学館」を併設。自然界のうずしおを現実と同じように発生させる珍しい水理模型を巨大球体スクリーンと連動させ、うず潮の仕組みを視覚的に学ぶことができます。
DATA
住所/兵庫県南あわじ市福良丙936-3
電話/0799-52-2888
時間/9:00~17:00(うずしお科学館9:00~16:30)
定休日/火曜日
料金/うずしお科学館入場料300円
![[月刊旅色]2026年7月号](https://tabiiro.brimgs.com/book/monthly/202607/images/common/cover.jpg)



