山形県 蔵王温泉

今月の温“選”

ZAO ONSEN

蔵王温泉

開湯1900年といわれ、強酸性の硫黄泉で“美肌の湯”として人気です。
冬は樹氷観光やウインタースポーツ、夏は高原散策など、
周辺は四季折々の絶景が楽しめるロケーション。東北屈指の温泉リゾート地です。

文/藤原寿子(クレア)

蔵王連峰に抱かれた歴史ある名湯

蔵王温泉は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征時に発見されたという伝説が残る古湯。標高約900mの高原地帯に位置し、江戸時代は蔵王権現の登山口として、また、薬効を求めて人々が集まる湯治場として栄えてきました。硫黄の香り漂う温泉街には現在も共同浴場が点在し、レトロなまち情緒も味わえます。

美肌の湯とリゾート体験

泉質は強酸性の硫黄泉で、体内水分量を増加させ、血行を促進して、肌や血管を若返らせる働きがあるとされています。美肌効果、疲労回復効果が期待され、湯上がりは体の芯からぽかぽかに。周辺は避暑地として快適な高原地帯で、夏はエメラルドグリーンの火口湖「御釜(おかま)」、冬は樹氷と四季を通して楽しめます。

蔵王温泉の位置を示した地図

DATA

蔵王温泉

ざおうおんせん

泉質/酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
効能/切り傷、慢性皮膚病、糖尿病、高血圧、関節痛、冷え性など※源泉が複数あり、一部、含鉄泉が基準値に達していない源泉もあります

住所/山形県山形市蔵王温泉
電話/023-694-9328
アクセス(電車)/JR山形駅からバス約40分、「蔵王温泉バスターミナル」下車
アクセス(車)/山形自動車道 山形蔵王ICから約30分

蔵王温泉のおすすめの宿

RECOMMENDED

源泉かけ流し温泉と四季の景観に癒される宿

蔵王四季のホテル

蔵王温泉の豊かな自然に包まれた温泉宿。宿から歩いてすぐの「離れ湯 百八歩」では、硫黄の香りと乳白色の湯が特徴の源泉かけ流し温泉を露天風呂や足湯でも楽しめます。客室は2024年冬にリニューアルを完了し、シモンズベッドやマッサージチェアなどを完備。食事は、山形牛をはじめとする四季折々の地元食材を活かした会席料理で、山形ならではの味わいを存分に味わえます。蔵王ロープウェイへは徒歩約5分でアクセスでき、観光やウィンタースポーツの拠点としても便利です。

名湯に癒されるくつろぎの温泉宿

蔵王国際ホテル

蔵王温泉の中心に佇む「蔵王国際ホテル」は、硫黄泉100%の源泉かけ流し天然温泉が自慢の宿。硫黄の香りに包まれ、四季折々の景色を楽しみながら、ゆったりと心身を癒せます。館内には多彩な湯処をはじめ、湯上り処や足湯、リラクゼーションコーナーも備え、存分にくつろげる環境です。料理は山形牛や地元の旬の食材を取り入れ、目でも舌でも季節の恵みが楽しめます。観光の拠点としても便利な立地で、冬はスキーやスノーボードも満喫できます。

創業1000年の大正ロマン薫る湯宿

おおみや旅館

山形県・蔵王温泉に佇む、創業1000年の歴史を誇るレトロな旅館。大正ロマンの趣が漂う館内は廊下を含めてすべて畳敷きで、素足で歩くたびに心地よさが感じられます。温泉は蔵王温泉の大湯元として知られる源泉掛け流しの強酸性硫黄泉。湯の花が舞う温泉に浸かれば、旅の疲れがじんわりほぐれます。料理は山形牛を中心に、山形の地産地消にこだわった会席を。蔵王温泉バスターミナルから徒歩約5分という好立地で、湯けむり漂う温泉街の情趣に包まれながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

おすすめの宿を一覧で見る

周辺の観光・グルメ情報

LEISURE & GOURMET
  • 高湯通り 温泉街散策

    古くからの旅館、共同浴場、土産物屋、飲食店が並ぶ蔵王温泉のメイン通りです。共同浴場は上湯、下湯、川原湯と3つあり、足湯も3つ(季節により閉鎖する施設あり)、日帰り温泉施設は4つあり、温泉街散策を堪能できます。レトロな雰囲気を残しつつ新しい店舗も増えているので、食べ歩きやお土産選びも満喫できます。

  • 御釜おかま

    夏の蔵王で外せないのが「御釜」。刈田岳、熊野岳、五色岳に囲まれた火口湖です。1182年を皮切りに今まで26回の噴火を繰り返した火口に、雨水や湧水が溜まってできました。湖水は生物が生息できないほどの強酸性、透明度が高く、天候、季節や時間帯によって色合いが変化するため「五色沼」とも呼ばれる絶景スポットです。

  • ジンギスカン

    北海道や岩手とともに、ジンギスカン料理発祥の地のひとつとされているのが山形県の蔵王。特に鉄鍋を使ったスタイルのジンギスカンで、地元には名店が揃っています。ジンギスカンは羊肉ですが、そのほか旬の野菜とともにいただく山形牛の焼肉などもおすすめ。「食材王国」山形は自慢の食材が盛りだくさんです。

  • 玉コンニャク

    山形のソウルフードでおなじみの「玉コンニャク」。串に刺した玉コンニャクは醤油味のシンプルな味わいで、催事の出店やおやつなどで手軽に食べられています。元は立石寺(通称「山寺」)を開山した慈覚大師が中国から持ち帰ったコンニャクを精進料理に使ったのが始まりとか。現在も山形県はコンニャクの消費量全国トップクラス。