京都蒸留所初のブランドハウス「季の美HOUSE」でクラフトジンから京都らしさを楽しむ
旅とお酒が好きな旅色LIKESライター・あやっこです。作り手のこだわりが詰まった「クラフトジン」は、今や世界的に人気。日本にも個性的なクラフトジンを作る蒸留所が多くあります。なかでも日本で先駆けとなったのが、京都蒸留所が作る「季の美(きのび)」です。そんな“季の美”の魅力をたっぷり感じられるのが、京都市役所の近くにある「季の美HOUSE」。築100年以上の町屋を改装したこだわりの空間で、京都らしさにこだわったクラフトジンを楽しんでみませんか?
目次
京都蒸留所が作る、日本初のクラフトジン「季の美」
京都蒸留所は、2016年に創業した日本初のクラフトジン専門の蒸留所です。京都の豊かな自然と伝統を活かし、独自のジンを製造しています。日本酒でも有名な京都伏見の名水を使用し、クラフトジンの特徴を作るボタニカル(植物由来の素材)には、柚子や緑茶、山椒など京都でとれる和の素材が使われている「季の美 京都ドライジン(KI NO BI Kyoto Dry Gin)」。名前には「四季の美しさ」という意味が込められており、日本の四季折々の自然を感じさせるジンとして世界的に人気を博しています。
季の美の世界を体感できる「季の美HOUSE」
地下鉄東西線京都市役所駅から徒歩5分ほどのところにある「季の美HOUSE」は、世界観を堪能するために作られたブランドハウスです。築100年以上の町屋を改装して作られた店内は、スタイリッシュながら和を感じさせる雰囲気が素敵。1階にはショップのほか、京都蒸留所の作る様々なジンのテイスティングや、季の美を使ったカクテルなどを楽しめるバー「季の美の間」があります。原酒のブレンドや、熟成方法などの違いを感じられるテイスティングセットは、季の美の魅力を知るのにぴったり。お昼から営業しているので、京都観光の休憩に立ち寄るのもおすすめです。
蒸留器を囲むような階段を登った2階は「展示の間」。ジンの歴史や製造方法、季の美に使われている原料やボトルデザインの変遷などが展示されていています。実際にボタニカルの香りを楽しむことも。
「混和の間」では「テイスティングセミナー」が行われています。季の美で使われるボタニカルの原酒を実際に味わったり、世界観などより詳しい話を聞けるそう。
●季の美テイスティングセミナー
開催曜日:土・日曜日
開催時間:17:00~18:00
料金:4,000円
人数:最大12名
※完全予約制
メンバーシップ会員限定バー「ジンパレス」
季の美に興味を持った人におすすめしたいのが、季の美HOUSEメンバーシッププログラム「ELEMENTS(えれめんつ)」です。入会金6,000円で、会員特典として、会計から10%オフや会員限定のオンラインショップの案内、バーの奥にある会員限定バー「ジンパレス」が利用できます。
「ジンパレス」とは19世紀・ヴィクトリア朝時代のイギリスで、豪華な内装を施した店内でジンを販売していたバーの総称のことです。坪庭を望む京町家のなかに、イギリスから取り寄せたアンティークの家具を配し当時の雰囲気を再現したのだとか。西洋のアンティークと和の雰囲気が絶妙に融合した室内は、会員限定という特別感もあって気分が上がります。こちらではバーで出されているメニューのほか、ジンパレス限定のカクテルや、樽熟成された限定品「季能美(きのうび)」もいただけます。このスペースが利用できるだけでも会員になって損はありませんが、さらに入会特典として6,000円分のウェルカムギフトがいただけるので、実質0円で会員になれるのは驚きです。
会員限定のブレンディング体験でオリジナルジンを作成
この春にELEMENTS会員向けのブレンディングを体験しました。季の美の味わいを決めるポイントの一つです。一般的なジンの製造方法では使用するボタニカルを全て混ぜて蒸留します。しかし、季の美では11種のボタニカルを「ベース」「シトラス」「ティー」「ハーブ」「スパイス」「ハーバル&フローラル」の6つのエレメントに分類し、それぞれ別々に蒸留。これにより、特性を最大限に引き出し、最終的にブレンドして複雑で奥深い味わいを実現しています。
“季の美グローバルアンバサダー”の佐久間雅志さんから、各エレメントの特徴や使われるボタニカルについて教えてもらいます。例えば、山椒や柚子、紫蘇などの和のボタニカルは、京都の農家さんから香りがいい時期に収穫したものを仕入れているそう。原酒を味見すると、ブレンドされた時には感じなかった素材の味や香りのビビッドさに驚きます。原酒それぞれの特徴を知ったら、いよいよブレンディングです。
スポイトで原酒をとり、メスシリンダーで混ぜ合わせていきます。スタンダードな季の美は各エレメントを絶妙なバランスでブレンドしていますが、せっかくの機会なので好みのエレメントを突出させることに。京都旅行のお土産に買った柴漬けに合わせるイメージで作りました。ブレンドの割合が決まったら、佐久間さんに調合してもらい200mlのボトルに詰めてもらいます。世界で一つだけのオリジナルジンの完成です。
高瀬川を眺める隠れ家バーで季の美カクテルを堪能
ブレンディング体験後は、季の美HOUSEから歩いて5分ほどの場所にある「BAR 帆‐ハン‐」に移動し、バーテンダーでもある佐久間さんの作る、季の美を使ったオリジナルカクテルと懐石料理のディナーを楽しみました。カクテルというと食後のイメージがありましたが、料理を引き立てる計算された味わいに、カクテルの奥深さに驚きます。また和食と“季の美”の相性のよさも実感しました。
高瀬川沿いの町家にあり、京都らしい雰囲気を感じながらカクテルが楽しめます。もちろん、季の美も扱っています。テラス席からは高瀬川を見下ろす風情あるロケーションで、これからの季節にもぴったり。席数が少ないので訪れる際は電話をしておくのがおすすめです。また、事前予約でお昼には懐石料理もいただけるそう。知る人ぞ知る隠れ家的なスポットです。
◆BAR 帆 ‐ハン‐
住所:京都府京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町537-7 2F
電話:050-5486-6303
営業時間:ランチ 11:00~15:00 ※3日前までの完全予約制(コース8800円)、バー 20:00~1:00
定休日:月・火曜日
クラフトジンで広がる京都を体験してみませんか
京都らしさにこだわる京都蒸留所では、ジンの原料だけでなく、季の美のボトルデザインをはじめ京都の伝統文化や工芸を取り入れています。それは、季の美HOUSEでも。西陣織や伝統的な唐紙などがあしらわれた空間の京都らしさは、クラフトジンに詳しくない人でも楽しめます。ブレンドでさまざまな味わいを生み出す「季の美」は、京都の有名ホテルやバーとのコラボレーションした限定品も多くあります。例えば、パークハイアット京都オリジナルの「季の美 青龍」や、リッツカールトン京都開業10周年記念の季能美など。また、京都発のクラフトジンということもあり、バーでは季の美を使ったカクテルも多く見かけます。バーごとに、どんな味わいに出会えるのかも楽しみの一つ。京都旅行でクラフトジン体験、おすすめです。
◆季の美HOUSE
住所:京都市中京区河原町通二条上る清水町358
電話:075-223-0457
営業時間:水・木・日 15:00~21:00(L.O 20:30) 金・土 15:00~22:00(L.O 21:30)
定休日:月・火

















