「国生みの日」は国生み神話の島・壱岐島で絶景神社をめぐるイキイキ(IKIIKI)パワーチャージ旅【長崎】
9月23日は「国生みの日」。長崎県の離島・壱岐島(いきのしま)は、古代から朝鮮半島や中国大陸を結ぶ交通の要所として栄えてきました。『古事記』や『魏志倭人伝』にも登場し、「国生み神話」では、8つの島のうち5番目に生まれたとされています。車で1周約2時間のコンパクトな島に、約150もの神社があり、祠も含めるとその数は1,000を超えるそう。旅色LIKESライター・おんりが、島ならではの絶景神社を紹介します。
目次
「国生み神話」と「国生みの日」
「国生み神話」は、イザナギとイザナミの2神が日本列島を創生する物語です。日本列島を構成する8つの島々のうち、最初に創られたのが「淡路島」で、「壱岐島(伊伎嶋)」は5番目に創られたとされています。「天比登都柱(アメノヒトツバシラ)」とも呼ばれ、天と地を繋ぐ架け橋としての役割を担うなど、古来より神々との結びつきが深い場所とされてきました。
「国生みの日」は、9(く)2(に)23(うみ)にちなみ、神話や伝統芸能への理解を深めるために兵庫県淡路市により制定されました。「国生み神話」ゆかりの地・壱岐島で、自然と一体となった絶景神社を巡ります。
壱岐のモンサンミッシェル「小島神社」
日本遺産にも指定されている内海湾(うちめわん)に、干潮時のみ参道が現れる「小島神社」。壱岐の代表的な観光地です。フランス西海岸のサン・マロ湾上に浮かぶ小島と修道院、「モンサンミッシェル」に似ていることから「壱岐のモンサンミッシェル」とも呼ばれます。島全体が神域とされているため、小枝1本も島外に持ち出してはならないそう。神秘的な参道を歩いていると、何やら砂浜から「パチッ!パチッ!」と不思議な音が。目を凝らして見てみましたが、正体はわからず……。帰ってから調べてみると、どうやら「テッポウエビ」がハサミを閉じるときに鳴る破裂音だったよう。海の中にある神社ならではの出会いです。
◆小島神社
住所:長崎県壱岐市芦辺町諸吉二亦触
断崖絶壁の絶景スポット「左京鼻(さきょうばな)龍神」
壱岐を代表する景勝地「左京鼻」の先端にある「左京鼻龍神」。約1キロメートル続く断崖と、どこまでも広がる青い海と空。晴れているのに立っていられないほどの強風で、圧倒的な自然のパワーに少し怖くなるほどでした。強い風で、少々の考え事や悩み事は吹き飛ばされてしまいそう。
海の方を見ると、玄武岩の柱状節理(ちゅうじょうせつり)※が発達して出来た細長い岩が突き出ています。壱岐の神話に登場する八本の柱のひとつ「観音柱」です。壱岐は「生き島」とも言われ、勝手に移動してしまうと考えられていました。そこで神様が島が流されてしまわないように八本の柱で繋ぎとめたのだとか。もう少し風が弱ければ、芝生に寝転んで、ボーっと空を眺めていたいくらいの絶景スポットでした。
※ 火山活動でできた溶岩やマグマが冷えて固まる際に、収縮してできる柱状の割れ目。
◆左京鼻龍神
住所:長崎県壱岐市芦辺町諸吉本村触1512番地
竜神﨑の岩礁にたつ「龍蛇(りゅうだ)神社」
芦辺港の北部にある「少弐(しょうに)公園」の遊歩道を下って行くと、岩礁の先端に現われるのが「龍蛇神社」です。ギリギリ1人通れるくらいのくねくねとした細い参道は、まるで龍の背中を歩いているよう。波がすぐそばまで迫ってくるので、若干怖さを感じます。すぐ近くにある「龍蛇浜」の波打ち際には、龍の鱗のような黒く薄い石が折り重なり、このあたり一帯が竜神﨑と呼ばれているのも頷けます。実際に龍神様のパワーを感じる人も多いのだそう。
◆龍蛇神社
住所:長崎県壱岐市芦辺町瀬戸浦
おわりに
今回は自然のパワーをダイレクトに感じられる絶景神社を3つ紹介しましたが、壱岐にはまだまだ個性的な神社がたくさんあります。神社の数の多さゆえに、複数の神社を兼任されている宮司さんもいらっしゃるので、御朱印などが欲しい場合は、あらかじめ電話予約をするのが確実です。壱岐の絶景神社で、IKIIKIパワーチャージしてみてくださいね。















