無類の酒好きゆえに、ついたあだ名は「黒霧島」。
そんな人気動画クリエイター・東海オンエアゆめまるさんと、
お酒とおつまみを楽しむ“飲み旅”に出かけます。
今回は、「おしゃれな店が増えているんだよね」とゆめまるさんが教えてくれた、
そして東海オンエアの活動の拠点でもある愛知県岡崎市に注目。
さまざまなシチュエーションに合う酒スポットを見つけてきました。
写真/村上未知 文/近藤由美


無類の酒好きゆえに、ついたあだ名は「黒霧島」。
そんな人気動画クリエイター・東海オンエアゆめまるさんと、
お酒とおつまみを楽しむ“飲み旅”に出かけます。
今回は、「おしゃれな店が増えているんだよね」とゆめまるさんが教えてくれた、
そして東海オンエアの活動の拠点でもある愛知県岡崎市に注目。
さまざまなシチュエーションに合う酒スポットを見つけてきました。
写真/村上未知 文/近藤由美
誕生日や記念日などハレの日に押さえたいのが「CONNESSO okazaki(コネッサ オカザキ)」。東岡崎駅からすぐの場所にある複合施設「オト リバーサイドテラス」内のお店です。「テラス席もあるし思っていたより広い。岡崎にもカップルシートがあるお店があるんですね!」とゆめまるさんも驚く、ロケーション&雰囲気の良さが魅力。広々とした店内にはテーブル席、カウンター席のほか、個室、2名掛けのコクーンシート(カップルシート)、テラス席がありTPOに合わせた席を選べるのはもちろん、テーブル間隔を広めに取ることでそれぞれの空間を大切にする心遣いが。なかでも注目は、ホテルのインテリアなどを参考に特注でつくられたコクーンシート。繭を思わせるフォルムのおこもり感ある席に座れば2人だけの時間が始まります。
料理も2人のテンションを上げてくれるはず。数量限定の生パスタ、契約農家から届けられる野菜、天然ものを厳選した魚介類など、シンプルながら味わい深いメニューが並びます。アラカルトメニューをシェアするときは、あらかじめ取り分けてサーブするなどホスピタリティも申し分なし。大切な人をエスコートすれば心強い味方になってくれるはず。「赤ワインも生パスタのボロネーゼも大人な雰囲気を醸し出せます。デートの時はひとつのものをシェアするより、それぞれ注文するタイプが好きなので僕にぴったりな店ですよ。ほら、シェア系は最後に必ずひと口ずつ皿に残るじゃないですか。それをまだスマートに譲れる自信がありません(笑)」と、デートでのこだわりを語ってくれるゆめまるさんでした。
住所/愛知県岡崎市上明大寺町2-14-1 OTO RIVERSIDE TERRACE N304
電話/0564-83-7222
営業時間/11:00~15:00(LO14:00)、17:00~23:00(フードLO21:00、ドリンクLO22:45)
定休日/火・水曜日
普段とひと味違った飲み時間を過ごすなら、友達とワイワイできる「MARU囲(まるい)」へ。このお店の醍醐味は、2時間たっぷり楽しめるたこ焼きビュッフェ。大ぶりのタコを含む約25種類の具と自慢の明太マヨソースなど12種類あるソースを自由に組み合わせて、卓上のたこ焼き台で自ら焼いていただくスタイルです。焼き上がるまでの時間は食べ放題のからあげやポテト、スイーツを味わうもよし、ドリンクバーも利用できます。
たこ焼きをつくりながら「これはズルい、めちゃめちゃ楽しい!」とゆめまるさん。焼き上がったたこ焼きを頬張り「自分でつくったたこ焼きの中で一番旨い。表面はカリっとしていて中はトロトロ。テンション上がるわー!」と期待以上の仕上がりに満足そう。大阪出身のオーナーと岡崎出身の店長が研究のすえに辿り着いたのは、鰹をメインにした出汁味とオリジナルブレンドの粉でつくるこだわりの生地。誰が焼いてもおいしく仕上がるように考えられているうえ、何個食べても飽きない味です。
食材選びからちょっとしたアトラクションのような楽しさがあり、思いもしない食材やソースのセレクトで新しいおいしさを発見できそうです。アヒージョソースを使えば、カラフルなアヒージョも簡単に完成します。酒メニューも豊富なので、たこ焼きをつまみにいつもと違った飲み時間を過ごしましょう。
住所/愛知県岡崎市上六名4-6-3
電話/0564-47-8508
営業時間/10:00~19:00、金・土曜日10:00〜20:30
※ビュッフェ受付11:30〜17:00、金・土曜日11:30~18:30
定休日/月・火曜日
仕事仲間と互いを労い、明日へのパワーチャージをするなら「焼肉泰(たい)」で決まり。「ここはねぇ……(たっぷりと溜めて)ご褒美焼肉ですよ」とニンマリ笑顔のゆめまるさん。サシが細かく甘みがある地元産・みかわ牛をはじめ仙台牛、宮崎牛など、そのとき状態の良い全国各地のA5ランクの和牛を味わうことができます。しかも、BMS12という最上級の評価を得たもので、まさに贅沢の極みです。
「タンやホルモンも含めて、一度も冷凍していない肉を使用し、職人が手切りしています」と店主の金光さん。冷凍というストレスを受けていない肉の味わいを引き立てるタレは、脂で重くなり過ぎないように調和させる絶妙なあっさり味。内臓系は塩と味噌ダレがあり、味噌は地元の八丁味噌と数種類の味噌をブレンドしたもので、お酒とご飯も進みます。
実は、突き出しとして提供されるチャプチェ、すじ煮込み、ナムルのファンも多く、「突き出しだけでビールが空いちゃうくらい旨いわ!」と、ゆめまるさんの飲みっぷりに加速がかかります。また、焼肉店でありながらデザートは専門店のようなクオリティとボリューム。イチゴ、桃、シャインマスカットといった旬のフルーツたっぷりのデザートで締めくくれば、満足度はさらにアップするはず。
住所/愛知県岡崎市稲熊町1-113
電話/0564-24-4804
営業時間/17:00〜23:00(LO22:30)
定休日/水曜日
まったりとしたひとり時間を求めるなら「旬家旬菜 野武士」へ。昔話から切り取ってきたような古民家の和食店で、初めてここを訪れても懐かしさを覚えます。大将の近藤さんがもっとも自信をもっているのが生マグロ。「魚屋さんが店に持って来てくれたマグロのなかから、これは!と思うものを選んでいます」と大将が話せば、「いつも食べている冷凍のマグロと全然違う、旨い!」と応えるゆめまるさんは興奮気味。切り身は気前の良いサイズ感なのもうれしいポイントです。
そのほかの料理は、地産地消で旬の食材をアレンジ。三河湾で水揚げされた魚介類、額田郡で育てられたもち豚、岡崎のEMタマゴなど愛知県のブランド食材をふんだんに取り入れています。仕入れによりその日のおすすめメニューが用意されているので大将に声をかけてみて。また、岡崎市内で扱っているのは2軒ほどといわれるザ・プレミアム・モルツの最高峰である「マスターズドリーム」を提供。1杯目はクリーミーで喉ごしのよいビールをどうぞ。
話し上手な大将や女将さんのもてなしが温かく、ひとりでも居心地のいいカウンター席があるので、ついつい長居してしまいます。「そうそう、ここはタクシーがなかなかつかまらないエリアなので、ベロベロになるまで飲み過ぎないように」と、ゆめまるさん(もしや経験談?)からの注意喚起あり。
住所/愛知県岡崎市岩津町川畔15-1
電話/0564-45-5188
営業時間/昼:11:30~14:00(LO13:30)、夜:17:30~22:30(LO21:30)※金・土曜日は17:30~23:00(LO22:00)
定休日/木曜日、金・日曜日の昼
東京から来た友人・知人に、お酒を飲む前に地元のおいしい料理ちょっと食べて行かない?と、ぜひおすすめしたいのが「洋食もりい」。安城市にある老舗「レストラン仔馬」で10年以上修業を積んだ店主の森井さんが開いたお店です。「『仔馬』には子どもの頃、連れて行ってもらったことがあって、ここの料理もバイブスを感じるんですよ。ずっと慣れ親しんできた味でお気に入りだし、絶対に旨いことが確定しているので友達にご飯屋さんですすめるならここですね」とゆめまるさん。
店主の森井さんがこだわるのは地産地消。たとえば碧南からはトマト、刈谷からはかぼちゃやレモン、豊田からはドレッシングなどに使う味噌と、地の食材を提供することで地域を盛り上げたいと考えています。また、毎日20kg以上仕込むという豚肉は、岡崎竹千代ポークを採用。荒廃が進む竹林の竹を炭にしてエサとして与えられた豚肉で、味の良さはもちろんSDGsの観点からも注目の食材なのです。店でミンチ肉をつくるところから始めるハンバーグのほか、ポークカツ、ポークステーキなどバラエティ豊かなメニューでお試しを。
「洋食もダシを大切にします。そして、素材の旨みを引き出すことを心がけています」と言う森井さんの料理からは、大人も楽しめる洋食の奥深さを感じることができるでしょう。久しぶりの友達との再会は、その後の“のんべえ時間”に向けて、おいしい洋食屋さんでお腹を満たしてからスタートさせましょう。土日は混み合うことが多いので、時間に余裕を持って出かけることをおすすめします。
住所/愛知県岡崎市柱3-6-17
電話/0564-79-3887
営業時間/11:00~LO13:30、17:00~21:00(LO20:00)
定休日/月・火曜日
地元ならではの温もりが心地いい岡崎で飲み旅を敢行!
知っているお店あり、はじめましてのお店あり。
個性豊かな5軒を巡りました。
――地元、岡崎での飲み旅はいかがでしたか?
同じ愛知県でも名古屋ほど人が多くないし、僕のことを知ってくださっている方も多いので店に行きやすいというか飲みやすい! やっぱり地元はあったかいですね。
――岡崎周辺は新しいお店が増えているそうですね。
そうですね。2023年の大河ドラマの主人公が徳川家康だったこともあって、家康公が生まれた岡崎は盛り上がっていました(東岡崎駅前に徳川家康像あり)。それに名鉄線沿線の開発が進んで新しいビルも増えていますし。今回、飲み旅をさせてもらった5軒のうち3軒は行ったことがありましたが、1軒は知っていたけど伺うのは初めて、もう1軒は存在も知りませんでした。この辺も前はイオン、飲み屋やスナックばかりだったのに(笑)。おしゃれなお店が増えてるな~。
――最近の飲みエピソードがあれば教えてください。
名古屋で飲むことになって、電車の中でひとり0次会だなと思って駅の売店に寄ったら「サッポロクラシック」が売っていたので初めて飲んだら……旨い! ホームの途中まで行ったのに、売店に戻ってもう1本買っちゃいましたよ。お酒って、飲めば飲むほどピッチが上がる。今日も1軒目より2軒目、2軒目より3軒目って、のんべえを地でいっています。次はどこで飲み旅ができるのか楽しみ! 体調整えておきますね。