【三軒茶屋・二子玉川・用賀】一店一話|この街の粋な寿司屋を訪ねて

【三軒茶屋・二子玉川・用賀】一店一話|この街の粋な寿司屋を訪ねて

更新日:2026/07/16

活気ある路地と穏やかな住宅街が交差する、三軒茶屋・二子玉川・用賀エリア。この街には、ふと暖簾をくぐりたくなる「粋」な寿司屋があります。美味しい一貫を味わうだけでなく、「あの人に会いたい」と心惹かれる一軒。カウンター越しに紡がれる店主の穏やかな語り口と、静かな情熱が宿る丁寧な手仕事。心地良いひとときをつくる店主の物語をひも解きます。

【一店一話①】すし酒家 わかし|優しい距離感で味わう、細部まで心が届く寿司時間

「いまも料理の勉強を続けている」と語る店主

清潔感のある店内

緊張をほぐす気遣いと、心地良い距離感

優しげな雰囲気をまとう店主が選んだのは、目と手の届く範囲にこだわったカウンター席。「テーブル席があると落ち着かなくなってしまう」という思いから席数を絞りました。「お客さんからしたら大切な1回の食事なんで。この少ない席数だから、その人に合った形で」と語る通り、過度な干渉はせず料理の説明に留めてゆったり楽しんでもらう気遣いも。一人ひとりに寄り添う心地良い距離感が、敷居の高さを感じさせない気軽な空気をつくっています。

握りはもちろん、一品料理にも力を入れている

希少な伝統工芸品の道具で味わう、こだわりの一皿

手に入りにくい日本の伝統工芸品を用いた寿司道具など、細やかな小物使いにも店主の美意識が光ります。コースで目を引くのは、修業時代から愛される看板メニュー「ウニブーケ」。「やっぱ皆さんに喜ばれるし、インパクトが強いじゃないですか」と店主は微笑みます。また、握りはもちろん「一品料理をやっている期間が長かった」という経験が、コース全体に確かな深みを与えています。美しい道具と共に味わう多彩な一皿が、特別な体験を約束します。

■あなたに合う「流儀」はどれ? まだまだある名店たち

  • 匠 鮨おわな

    東京都|渋谷区

    伝統を受け継ぎ進化を続ける格別な一貫

    JR恵比寿駅から徒歩わずか約4分、店の扉を開けると東京都・四谷の名店「すし匠」で10年以上の修業を経た店主が握る本物の江戸前寿司が待っている。店主自ら豊洲市場へ足を運び、その時期最も輝く旬の魚介を選りすぐり、宮城県産「銀坊主一族」のシャリは、ネタに合わせて赤酢と白酢を使い分け、季節や気温に応じて酸度も繊細に調整される。握りとつまみが絶妙なリズムで提供されるスタイルは、匠の名に恥じない江戸前寿司の神髄だ。静岡県出身の店主が選ぶ地元の銘酒「喜久酔」をはじめ、全国各地の名酒とのペアリングも格別。

    住所:東京都渋谷区恵比寿南1丁目17-17 タイムゾーンテラスビル4F

    営業時間:昼:12:00~14:00、夜:一部17:30~20:00・二部20:30~23:00※日曜日は15:00~22:00(最終入店19:00)

    定休日:月曜日、第1・3日曜日、火・木・金・日曜日の昼

■会いに行きたくなる、街の寿司屋

美味しいお寿司を味わうだけでなく、店主の温かな人柄に心まで解けるような時間。肩ひじ張らずに身を委ねられる心地よい距離感が、この店が街で愛される理由なのでしょう。特別な日はもちろん、日常の延長でふと暖簾をくぐりたくなる。そんな温かな出会いが待つカウンターへ、ぜひ足を運んでみてください。

旅色編集部 なかしま

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記事企画・監修:旅色編集部 なかしま

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