天照御祖神社(通称 伊勢神社)
岩手県/北上市
天照御祖神社(通称 伊勢神社)
アマテラスミオヤジンジャ(ツウショウ イセジンジャ)
訪れる人の心を癒やす“東北のお伊勢さん”
1679年(延宝7年)、奥寺八左エ門によって岩手県北上市に建立された「天照御祖神社(通称伊勢神社)」は、“東北のお伊勢さん”として崇敬を集める古社。三重県にある伊勢神宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)の分霊を勧請した歴史を礎とし、境内には落ち着いた空気が漂う。神楽殿を8つの神社が取り囲む境内には、四季折々の自然が広がり、訪れる人の心を和ませる。歳旦祭や夏越祭など一般参列が可能な年中行事も多く、日常のなかで気軽に足を運べる心のよりどころとして、地域に親しまれ続けている。
- 江戸時代、庶民の間で流行した“お伊勢参り”の影響を受け、信仰が深まり、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を勧請した。
- 境内には神楽殿を囲む形で8つの神社が鎮座。それぞれ多岐にわたる御利益を持ち、地域の人々の暮らしと密接に結びついている。
- 祭礼や年中行事は地域コミュニティの絆を深める大切な役割を担い、次世代に地域の歴史や精神文化が受け継がれる場となっている。
禰宜
伊勢 昂矢
社家に生まれ、2020年(令和2年)に神職資格を取得。伝統を重んじながら日々の奉仕に向き合う姿が、境内に穏やかな時間を添えている。趣味は音楽鑑賞。
旅路に刻まれる和の印影
主祭神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)をモチーフにした御朱印をはじめ、複数の神々が描かれた切り絵タイプや季節にちなんだ限定御朱印など、神聖さと芸術性を感じさせる多彩な御朱印が揃う。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
| 開催月 | 行事 | 時間 |
|---|---|---|
| 1月1日 | 歳旦祭 | |
| 1月15日 | 焼納祭(どんと祭) | |
| 4月16日 | 春祭(祈年祭) | |
| 6月30日 | 夏越祭 | |
| 9月5日 | 神幸祭 | |
| 9月6日 | 例祭 | |
| 10月 11月 |
七五三詣 | |
| 11月23日 | 新嘗祭 | |
| 12月30日 | 大祓祭 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
“東北のお伊勢さん”として親しまれる神社
江戸時代初期、南部藩士の奥寺八左エ門は原野が広がっていた岩手県・北上地方の新田開拓に尽力し、工事の成就を願って三重県の伊勢神宮へ幾度も祈願を重ねた。すると不思議なお告げがあり、その導きによって困難を極めた工事を見事に成功へと導いたという。この逸話は現代まで“白キツネ伝説”として語り継がれている。その報恩感謝の念から、1679年(延宝7年)に天照大御神(あまてらすおおみかみ)の分霊を勧請し、この地に神社を建立。“お伊勢参り”が流行するなか、遠方の伊勢まで赴けない人々にとって、“東北のお伊勢さん”として身近に拝める存在となり、篤い信仰を集めた。時代が移ろいゆくなかでも、祭礼や年中行事を通じて伝統と文化が脈々と受け継がれてきた。素朴な佇まいに歴史の重みを感じさせるこの神社は、今も地域における精神的なよりどころとして大切にされている。
社殿
四季折々の自然と調和する歴史深い社殿
1679年(延宝7年)の造営以来、四季の自然と調和しながら守り継がれてきた木造の社殿は、本殿、拝殿、神楽殿などで構成されている。本殿には主祭神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)の分霊が鎮座し、歴史を物語るように佇む。日々の祈りや神前結婚式の場としても大切にされてきた拝殿の正面には、社号を記した額が掲げられており、両脇には太陽を象徴する金色の「日像之御石」と、月を象徴する銀色の「月像之御石」が奉納されている。神楽殿を囲むように8つの境内社が並ぶ配置が、八百万の神々が寄り添う社ならではの荘厳さを醸し出す。境内にはお香がたかれ、塗香で身を清められる聞香舎や神輿殿も点在し、心落ち着く雰囲気が漂っている。自然光がやわらかく差し込む空間は、日常に寄り添う神域ならではの清らかさに満ち、訪れるたびに心が洗われるような感覚をもたらす。
個性豊かで愛らしい授与品
御神徳を身近に感じるさまざまな授与品
社務所には種類豊富なお守りや絵馬が並び、なかでも「日月御守」が多くの参拝者に親しまれている。これは金色の「日の守り」と銀色の「月の守り」の2種類から成るお守りで、前者は太陽を象徴し健康や万物の発展を、後者は月を象徴し“ツキ”を呼び寄せ夢や願いの成就を祈願したもの。拝殿に安置された「日像之御石」「月像之御石」に由来しており、関連する鈴守りや絵馬も授与されている。おみくじでは、赤・青・ピンクなどカラフルな鯉にハートが描かれた「恋鯉みくじ」が目を引く。“恋”と“鯉”をかけたネーミングも愛らしく、引き終えたあとにハート型の納所へ結ぶ参拝者も多い。水に浸すと文字が浮かび上がる「水みくじ」も人気だ。御朱印には天照大御神(あまてらすおおみかみ)を描いたものや繊細な切り絵タイプなど個性豊かな意匠が施されたものが揃い、参拝の記念として愛されている。
寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。
夏を始める茅の輪くぐり
心静かに手にする御朱印
人々が集う紅葉の社
例大祭が紡ぐ神との結び
雪化粧をまとう冬の鳥居
静けさに満ちた白い境内
- 住所
- 岩手県北上市村崎野24地割79-3
- アクセス
- 車:東北自動車道北上江釣子ICより約15分
電車:東北本線村崎野駅より徒歩約10分 - 公式HP
- https://isejinja.jp/
- TEL
- 0197-66-2244旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 無休
- 料金
- 御守:500円~、御祈祷:7,000円~
- 駐車場
- 50台
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やわらかな光に包まれる
彩り重なる春の境内