金井神社
三重県/いなべ市
金井神社
カナイジンジャ
願いが叶う“叶の宮(かないのみや)”
1221年(承久3年)創建。皇大神宮(伊勢の神宮・内宮)、豊受大神宮(伊勢の神宮・外宮)より御分霊を勧請し創祀(そうし)された。地域では“かないさん”の愛称で親しまれ、花手水や御朱印、願いが記された風車が色鮮やかに回る様子などが注目を集めている。願いが叶った参拝者が“金井”の響きに“叶い”を重ね、「金井神社」はいつしか“叶の宮(かないのみや)”と呼ばれるようになった。近年では、願いの成就を祈り、全国各地から多くの参拝者が訪れている。
- 1221年(承久3年)、災難が相次ぎ人々が困窮するなか、五穀豊穣と安全を祈願して伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された。
- 戦国時代に社殿が焼失したものの人々は信仰を絶やすことなく、1761年(宝暦11年)に幕府から古社と認定され再建した。
- 明治時代に複数の神社を一つにする合祀(ごうし)が進められ、「春日社」「金巌社(かないわしゃ)」を合祀した。
権禰宜
種村 睦吉
コロナ禍中に“大変な時だからこそ、参拝者の心を明るくしたい”との思いで境内整備を開始。今も続いて、誰もが訪れやすく願いを託せる境内造りに励んでいる。
旅路に刻まれる和の印影
毎月4柄を頒布し、月ごと年ごとに異なる意匠で奉製。絵柄は神職が考案し、一冊一冊一枚一枚、手書きで丁寧に書き入れている。参拝の証しとして見返したくなる、一つとして同じもののない御朱印となる。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
| 開催月 | 行事 | 時間 |
|---|---|---|
| 毎月1日 毎月15日 |
月次祭(つきなみさい) | |
| 1月 | 歳旦祭 | |
| 2月 | 建国祭・桜詣 | |
| 3月 | 祈念祭(きねんさい) | |
| 4月 | 長尾堂稲荷大祭 | |
| 6月〜10月中旬 | かない風鈴 | |
| 6月 | 夏越大祓 | |
| 7月 | いもち祭 | |
| 8月 | 中元祭(ちゅうげんさい) | |
| 9月 | 秋分祭 | |
| 10月 | 御例祭(れいさい) | |
| 11月 | 七五三詣・新嘗祭 | |
| 12月 | 年越大祓・年越祭 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
時を越え人々の祈りを紡ぐ“叶の宮”
鎌倉時代の1221年(承久3年)、承久の乱による動乱に加え洪水や飢饉(ききん)などの災難が相次ぎ人々が困窮。五穀豊穣と一郷安全を祈願して、伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された。戦国時代には社殿が焼失するも、人々が「承久三年の棟札」を救い出し信仰は絶えなかった。江戸時代になり、1761年(宝暦11年)に幕府から正式に古社と認定され社殿を再建。氏神として再興し伊勢の神宮への代参も復活するなど、地域の信仰の中心として歩みを重ねていった。明治時代に入り複数の神社を一つに合わせる合祀(ごうし)が進められ、近隣の「春日社」「金巌社(かないわしゃ)」を合祀。神社は“かないさん”の愛称で親しまれ、願いが叶った報告に訪れる人々が自然と“金井”の響きに“叶い”を重ね“叶の宮(かないのみや)”と呼ぶようになり、願いが叶う神社として広く知られていった。
天照大御神をはじめ数多くの神々が鎮座
主祭神に太陽の神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、合殿神に衣食住をつかさどる豊受比売大神(とようけひめのおおかみ)、山の神々を統べる大山津見神(おおやまつみのかみ)、縁結びの大国主命(おおくにぬしのみこと)、勝利の神の武甕槌神(たけみかづちのかみ)など、多くの神々を祀る。それぞれの御神徳により多彩な願いや祈りが託せる。
戦火のなかで守り抜かれた信仰の象徴
永禄年間(1558~1570年)の織田信長による侵攻などで社殿をはじめ村の多くの建物が焼失。しかし戦火のなか人々は、創祀(そうし)の年を伝える「承久三年の棟札」を守り抜いた。社殿を失うも信仰は絶えず、思いは江戸時代の再建へとつながっていった。人々の深い信仰と絆に守られてきた当神社は、今もその歴史を伝えながら参拝者を迎えている。
社殿
3つの社紋が歴史を刻む神明造の社殿
社殿は伊勢の神宮と同じ神明造の厳かな姿で再建されており、柱の木鼻には獅子や獏(ばく)などの彫刻を見ることができる。明治時代に複数の神社を一つに合わせる合祀(ごうし)が進められた折、「金井神社」は近隣の真言宗永源寺の守護社であった「春日社」と、地頭の祈願社として崇敬された「金巌社(かないわしゃ)」を合祀。これにより3社が一つの社として祀られ、十六葉菊紋・五七桐紋・那須藤紋の3つの社紋が随所に配された。これらは、それぞれの社が歩んできた歴史を今に伝えるもの。境内には四季の花々が彩る花手水をはじめ、色鮮やかな風車や季節の趣向が随所に施され、折々の表情で参拝者を迎えている。歴史ある社殿の趣と華やかな境内の彩りが美しく調和し、参拝のたびに季節の移ろいを感じられる神社として、多くの人々に親しまれている。
“お稲荷さん”として親しまれる長尾堂稲荷
境内社・長尾堂稲荷には、農業や商業の神様である宇賀之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られている。伏見稲荷大社より、神階(神の位)のなかで最も高い正一位を授けられたと伝わり、古くから“お稲荷さん”として親しまれてきた。五穀豊穣をはじめ、商売繁盛や家内安全などの御神徳で篤く信仰され、今も多くの願いや祈りが寄せられている。
季節とともに彩りを変える社殿内
花手水や御朱印、お守りなど、四季の彩りを大切にする「金井神社」。社殿内にもその年の干支や季節の装飾が施され、訪れるたびに異なる趣を感じる空間が整えられている。春夏秋冬それぞれの意匠が御神前を彩り、参拝のひとときに季節の移ろいを添える。祈りの場としての厳かさを大切にしながら、四季の風情が身近に感じられるのも当神社ならではの魅力。
授与品
願いを託す「金井神社」ならではの「叶守」
“叶の宮(かないのみや)”と呼ばれる「金井神社」ならではのお守りのひとつが「叶守」。六角形をした「叶守」、20cmを超えるサイズの「大福叶守」、ハート形をあしらった「叶守」の3種類が揃い、なかでもハート形は多くの参拝者に親しまれている。いずれのお守りにも合祀(ごうし)した3社それぞれの社紋が施され、一体一体心を込めて奉製されたもの。バッグやポーチなどにも付けやすい形態で、さまざまな色から好みの一体が選べるのも嬉しい特徴だ。このほかにも「病気平癒守」「開運厄除守」「安産守」「学業守」「交通安全守」など、それぞれの願いに応じたお守りを頒布。大神様の御加護を仰ぎ、日々大切に身に付けられるお守りとなっている。
金糸の刺繍が織り成す優美な「ひめまもり」
繊細なレース地に金糸を用いた独自の刺繍で、御簾(みす)の奥にお姫様の姿を描いており、光を受けるとやわらかく輝きお姫様の姿が優しく浮かび上がる。女神である主祭神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)や比売神(ひめがみ)を祀ることにちなみ、女神の御加護のもと心身ともに健やかに、内面から美しく日々を過ごせるよう願いが込められている。
参拝の証しと季節を重ねる華やかな御朱印帳
「叶守」と同じく、合祀(ごうし)した3社それぞれの社紋をあしらった独自の御朱印帳。全10色を揃え、日常のなかで身近に感じ長く大切に使えるよう、色合いや意匠にも心が配られている。参拝の証しとなる御朱印とともに、その折々の祈りや境内の情景を一冊に重ね、見返すたびに記憶がよみがえる、末長く寄り添ってくれる一冊として頒布されている。
御朱印
四季を描く手書きの御朱印
「金井神社」では、「月替御朱印」や「特別御朱印」など、毎月4柄の御朱印が頒布されている。絵柄は印刷に頼ることなく一つひとつ丁寧に書き入れられており、手書きならではの表情とぬくもりを大切にしているのが特徴だ。意匠は神職が一から考案し、花や生き物、月ごとの行事など、その季節ならではの題材を取り入れながら、同じ月であっても毎年色とりどりの異なる意匠で奉製されている。御朱印帳への直書きはもちろん、書き置きも一枚一枚心を込めて書き入れられているため、見返すたびに参拝した日の記憶や季節の情景がよみがえり、心が温かくなる御朱印。訪れるたびに新たな彩りが受け取れるのも、参拝の楽しみのひとつになるだろう。
御朱印帳に直接書き入れる「月替御朱印」
毎月2柄が頒布される「月替御朱印」は、御朱印帳に直接書き入れていただける。一冊一冊、心を込めて手書きで書き入れることを大切にされており、日によっては待つ場合もあるので時間に余裕を持ってお受けしよう。書き置きも用意されているほか、授与所で新たに「金井神社」の御朱印帳を授かり、その御朱印帳に書き入れをお願いすることもできる。
さまざまな彩りの和紙を使う「特別御朱印」
A5サイズの和紙を使った「特別御朱印」も、毎月2柄が頒布される。黒や濃青、白、桃色など、絵柄に合わせてさまざまな彩りの金箔(きんぱく)入り和紙を用い、紙の色や質感も意匠の一部として大切に選んでいるそう。その月ならではの絵柄がより美しく映えるよう和紙との組み合わせにこだわり、一枚一枚丁寧に書き入れた特別な御朱印となっている。
ご祈祷
願いを託し家族の節目を祝う「七五三詣」
“叶の宮”と呼ばれる「金井神社」では、七五三を迎えた子どものこれまでの成長に感謝し、これからの健やかな成長と家族の健康を願うご祈祷を受けることができる。人生の大切な節目に、晴れ着姿の子どもとともに御神前へ祈りを届けられるのも「七五三詣」ならではの喜び。境内は花手水や風車をはじめ、七五三の季節に合わせた彩りが施されており、日本らしい風情が感じられることもこの日を印象付ける。参拝のあとは、その日の晴れやかな姿を境内の彩りとともに撮影し、将来成長の歩みを振り返る時のために、かけがえのない思い出を残そう。子どもの成長を家族で祝い、これからの日々の幸せを願いながら、大切なひとときを過ごすことができる。
人生の節目や日々の願いを届ける各種ご祈祷
「初宮詣」「厄除け」「安産」「交通安全」「商売繁盛」「病気平癒」「学業成就」など、人生の節目から日々の願いまで、さまざまなご祈祷が執り行われている。御神前にて大神様の御加護を仰ぎ、それぞれの願いが穏やかに結ばれるよう心を込めてご祈願しよう。本人はもちろん、家族の幸せや健康を願う大切な機会としてお参りができる。
大切な家族の健康長寿を願う「ペット祈願」
「金井神社」は大切な家族の一員であるペットの健やかな成長と健康長寿を願うご祈祷も、完全予約制にて執り行われている。日々をともに過ごせることへの感謝を大神様に捧げ、これからも元気で穏やかに過ごせるよう祈願する。愛するペットとのご縁を改めて感じる大切な節目の参拝として、ご祈祷を申し込もう。
寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。
涼やかに彩る夏の花手水
風鈴の音色に涼を感じて
色づく紅葉彩る秋
秋色のお守りに願いを込め
行燈(あんどん)が彩る
雪化粧に包まれる境内
- 住所
- 三重県いなべ市員弁町北金井911
- アクセス
- 車:東海環状自動車道大安ICより約5分
電車:三岐鉄道北勢線楚原駅より徒歩約20分 - 公式HP
- https://www.kanaijinjya.com/
- TEL
- 0594-88-5588旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- 営業時間
- 社務所:9:00~15:00、御朱印受付:9:00~15:30※御朱印の事前受付は対応不可、ご祈祷は前日までの事前予約制
- 定休日
- 無休
- 料金
- 参拝無料
- 駐車場
- 20台
テーマやシチュエーション別に、スポット周辺のモデルコースを紹介。
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桜と花手水彩る春の境内
こいのぼりも風に舞う