菊池川と緑の山々など豊かな自然に恵まれた和水町は、米や野菜、果物など農産物の生産が盛んな町。菊池水源の豊かできれいな水と火山灰質の土壌は作物の育成に最適で、その質の高さに定評があり、ギフトにもおすすめです。そんな和水町が誇る農産物のなかから、地元の人が特にイチオシする5品目を教えてもらいました。
菊池川と緑の山々など豊かな自然に恵まれた和水町は、米や野菜、果物など農産物の生産が盛んな町。菊池水源の豊かできれいな水と火山灰質の土壌は作物の育成に最適で、その質の高さに定評があり、ギフトにもおすすめです。そんな和水町が誇る農産物のなかから、地元の人が特にイチオシする5品目を教えてもらいました。
和水町をはじめとする菊池川流域は古くから米づくりが盛んな土地です。弥生時代から受け継がれた条里、山間部の井手(用水路)と棚田、広大な耕作地を生み出した干拓など、先人たちによる土地利用が今もその姿を留めており、その米づくりの歴史は日本遺産に登録されています。そんな和水町の米づくりを支えているのが菊池川の水。阿蘇外輪山の菊池渓谷を源とする、不純物の少ない澄んだ水がおいしいお米を育てています。
ナスの生産量全国2位を誇る熊本県。和水町は日照時間が長く、ナスの生育に欠かせない日射量も十分な土地です。また、「ナスは水で育つ」といわれるように水も重要な要素のひとつ。年間雨量も多い和水町は、おいしいナスの栽培に適しており、特産品としてブランド化を推進しています。夏野菜のイメージが強いですが冬場でもハウスで栽培されており、「夏秋ナス」「冬春ナス」の両方が野菜の指定産地として国から指定を受けています。
火山灰質で水はけの良い和水町の土壌は、ぶどうの生産にも適しています。また、日照時間が長いため、活発に糖分がつくられて甘いぶどうが育つんです。大粒で果汁たっぷりの巨峰や、爽やかな香りでパリッと皮ごと食べられるシャインマスカットなど、自然の恵みをたっぷりと受けたぶどうは、甘みも香りも格別です。土壌づくりから手入れ、収穫時の繊細な見極めなど、各農家さんがさまざまな工夫を凝らしながらぶどうづくりを行なっています。
熊本県といえば、生産量日本一のスイカが有名ですね。おいしいスイカをつくるには、高い気温と強い光が必要。もともとの温暖な気候に加え、多くはビニールハウスで栽培されているため、より一層光と熱を吸収しながら成長し、スイカの甘みが引き出されます。大玉スイカのほか、果皮のギリギリまで食べられ、皮目まで甘い小玉スイカもおすすめ。小さいので冷蔵庫にも入りやすく、少人数でも食べきりやすいため、贈り物にもおすすめです。
柑橘類も熊本県の名産のひとつ。和水町でもみかんの生産が盛んで、ふるさと納税でも毎年人気の返礼品です。おいしいみかんをつくるのに大切なのは、日当たりが良く、年間を通して暖かい気候であり、水はけがよい土地であること。しっかりと太陽の光が当たる山の斜面に、温暖な気候、そして水はけのよい火山灰質の土壌を持つ和水町は、みかん栽培にうってつけの環境です。陽の光をたっぷりと浴びたみかんは、ジューシーでおいしいと評判を呼んでいます。