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Special Interview 真矢ミキ 夏本番の眩しい太陽の光と青空の下、のどかな木々の緑と菊池川のせせらぎが心地よい。「江田船山古墳」で古代に思いを馳せたり、川畔でサイクリングを楽しんだり。歴史と現代の文化が共存する和水町に「五感を刺激された」と語る真矢さんに、今回の旅の思い出をお聞きしました。 写真/齋藤 弦(ACUSYU) 文/馬場健治(シーアール) ヘアメイク/小澤久美子 スタイリスト/佐々木敦子

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Special Interview 真矢ミキ
和水町は、誰もが持っている原風景が詰まった町
真矢ミキ インタビュー
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――1泊2日の和水町の旅は、いかがでしたか?

一番は、身体の奥から“頭が解放された”と感じました。五感がとても元気になってきたというか。和水町に到着したときから2日間、鳥の声、美しい川の流れ、土の香りと、私の身体に気づけば自然が沁み渡っているような体験でした。人間ってこんなに短時間でどんどん進化していくのかと驚いたほど。そして、土を感じながら生活するっていうのは、こんなに豊かなことなのかということにも。なんだか気持ちがすっきりして、子どもの頃のようにあれもやってみたい、これもやってみたいとまるで夏の少年のような、私の知らない私にも出会えた時間でした。

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――ここでは時間がゆったり流れるだけではなくて、創造性が磨かれるとお話しされていましたね。

和水町の魅力はやはり、新旧を感じられるところだと思います。深い緑の中を流れる川を、現代的なアウトドアで遊ぶことができる。その横には1,500年前の古墳があって、この古墳とカヌーの間にはどれくらいの月日が流れているのだろうって。古いものを大切にしながらも、アップデートして現代のものとコラボしているところに、どちらの良さも引き立ってくるような奥行きを感じました。

原風景って「まだ残っている」という表現をしがちですけど、和水町は今もなお進化していて、皆さんの日常に息づいているように感じました。古墳からも呼吸のようなリズムを感じた気がします。まだまだこの地上には、いろんなものが眠っているんじゃないかっていう想像力や探究心が湧いてきました。

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――訪れたなかで特に印象に残っているのはどこですか?

「江田船山古墳」で、当時の文化を考えていました。一体ここで何が行われたのだろうって。出土されたものによると、大変高貴な方だったのだとロマンが広がります。解説してくださった方は「卑弥呼だったのかもしれない」とおっしゃっていて。壮大な夢が広がりますよね。古墳の扉を開くと石室がすぐ目の前にあり、贅沢な博物館に立てた気もしました。まるで、自分が当時の国民のひとりになったような気分になったと言いますか、5世紀の方もこの距離感で石棺を見ていたのだと。この身近に古墳がある生活は本当にうらやましいですね。

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――和水江田川カヌー・キャンプ場でのサイクリングは元気いっぱいでしたね。

信号がないってこんなに気持ちいいのかと思いながら、あと風を切るってこんな感じだったかなと、子どもの頃以来の懐かしさを感じていました。江田川にかかる木橋から見える木々のグリーンが何段にも、幾重にも広がりを見せて、十二単みたいにきれいなグラデーションは圧巻でした。

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――ランチには「大塚カレーと珈琲ユキコ」でスパイスカレーをいただきました。

合いがけカレー、おいしかったですね。10種類のスパイスを使っていらっしゃるということで、どんな複雑な味になるのかと思ったら、なんともまろやかで、包み込むような味だったのが衝撃でした。唐辛子のアチャールを添えると、さまざまな味が口いっぱいに広がっていって、味が表情を変えて、言葉では足りないくらいおいしくて楽しかったです。店内に陳列されている小物たちもほっこりと、店主のユキコさんのお人柄がカレーにも店内にもあふれていて、すごくよかったですね。

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――お土産は何を買いましたか?

「緑彩館」で辛子蓮根と、お友だちにおすすめしてもらった高瀬飴を買いました。辛子蓮根は、熊本でいただいたものが本当においしくて。鼻に程よくツンとくるのだけど食べやすくて。外側の黄色い部分は揚げているらしいのですが、小麦粉の塩梅なのか揚げ物特有のボコボコ感がなくて、錦糸卵かと思うほどでした。思わず大量買いしましたよ。

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澄んだ空気を吸っているだけでいい気分になれる
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――和水町はどんな町でしたか?

現代人がもしかしたら、一番求めているものがあるかもしれないですね。観光の押し売りはされない。だけど自分で行きたいと思ったら、自分が思うだけ進むことができる。見たい景色が見える。でも、ゆっくりしたかったら、本当に空気を吸っているだけでもいいみたいな、自分らしさで過ごせるような、そんな居心地のよい町でした。それにお水がとにかくおいしくて、そのお水で炊いたお米もおいしかったですね。野菜もお水がいいからか、大きくて生き生きしていました。

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――次の旅に行きたい場所はありますか?

実は、このあと、レンタカーを借りて阿蘇に行ったり、山間をドライブして高千穂の方まで行こうかなと。和水町がある熊本県は、周囲にいろいろな県が隣接しているじゃないですか。だからか、他の県が得意としているものも全部あって、もちろん、熊本の得意なものを周りの県でも体験できて。だって、鶏も豚も牛も全部おいしいってどういうこと? と、この世の楽園を感じていました。いつか九州7県を車でばーっと周るのが夢です。

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真矢ミキ
真矢ミキ
Profile

1964年1月31日生まれ。大阪府豊中市出身。元宝塚歌劇団花組男役トップスター。独自のアイデアや幅広い活動で「宝塚の革命児」と呼ばれ、一時代を築く。退団後、1999年に女優デビューし、数々のドラマや映画、舞台に出演。また、「理想の上司」「理想の母親」など各好感度・理想像調査等では常に上位にランクインするなど、男女問わず幅広い層より人気を集めている。2024年06月、松竹 「九十歳。何がめでたい。」に杉山響子役で出演。2024年11月、「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」に出演する。趣味は旅行と絵を描くこと。

衣装協力

・1日目/ブラウス82,500円(CO|TE|IZA)、ネックレス25,300円(GEM KINGDOM|H.P.FRANCE)、バングル37,400円(SERGE THORAVAL|H.P.FRANCE)、バッグ145,200円(JAMIN PUECH|H.P.FRANCE)、帽子30,800円(CA4LA)、その他スタイリスト私物

・2日目/ワンピース、ネックレス(ともに参考商品|ラルフ ローレン コレクション)、ピアス16,500円(GEM KINGDOM|H.P.FRANCE)、バッグ137,500円(JAQUES LE CORRE|H.P.FRANCE)、その他スタイリスト私物

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協力

熊本県和水町

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編集長

播磨雄介

編集

阿部大亮、細淵佳奈子、石川 葵、福田桃子、大熊静香、
吉川綾乃、白田麻依子、清水彩純

アドバタイジング

田中伸幸

デザイナー

中村 綾(ヒストリアル)

HTMLコーダー

ヒストリアル

発行人

井上秀嗣

発行元

株式会社ブランジスタメディア

東京都渋谷区桜丘町20番4号

03-6415-1183

ぶっちゃけ聞かせて!和水町の暮らしってどう?

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