約1,500年前、5世紀後半に造られたといわれている、国指定史跡の前方後円墳「江田船山古墳」。刀剣や甲冑、装身具など、出土した92件の副葬品は国宝に指定されています。出土品のひとつ、「銀象嵌銘大刀」の峯に刻まれた75の文字や、馬などの文様から、大陸との交流に密接に関わった有力な豪族の墓である説が有力。古墳内部は自由に見学でき、墓の主が眠る石棺を間近に眺められます。石棺を見渡した真矢さんは、「博物館で見るのと違って、過去を手に取るような感じ。発掘した人の目線でノスタルジックな気分になりました」と、古代の時間を肌で感じられる空間を楽しんでいました。

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住所／熊本県玉名郡和水町江田302
電話／0968-34-3047（和水町教育委員会社会教育課）
時間／24時間観覧可能
定休日／なし

江田川のほとりに立地する「和水江田川カヌー・キャンプ場」。菊水ICから車で約3分とアクセスが良く、休日には多くのアウトドア好きが集まります。こちらでは、面倒な準備や火起こし、後片付けが不要の「手ぶらBBQ」が可能です。おしゃれなテント・タープの下で、キャンプ気分を味わいながらいただくBBQは開放感抜群。地元の「さいき農場」が育てるブランド豚「火の本豚」のお肉を味わい、食後はコーヒーでほっとひと息。木々の緑と川畔の風を感じながらBBQを楽しんでみませんか。

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住所／熊本県玉名郡和水町江田460
電話／0968-82-8414（電話受付9:00〜17:00）
時間／9:00〜17:00（管理棟）、手ぶらBBQ（第1部10:00〜13:00、第2部13:30〜16:30）
料金／1組２〜8名 大人4,500円、小学生以下2,200円（入場料込み、車1台横付け無料）
※3日前までの要事前予約。その他詳細は公式HPを要確認

手ぶらBBQ以外にも、キャンプやカヌー、ポタリング（サイクリング）などのアクティビティが楽しめる「和水江田カヌー・キャンプ場」。カヌーはライフジャケット付きで1人乗りか2人乗りをレンタルできます。レクチャー付きで、川の流れも穏やかなので、初心者でも安心です。真矢さんは、目的地を決めずに自転車でのんびり走る「ポタリング」を体験。自転車をレンタルして、カヌーが浮かぶ川の畔をのんびりサイクリング。自転車に乗るのは久しぶり……とのことでしたが、すぐに慣れてスイスイと走行していました。

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住所／熊本県玉名郡和水町江田460
電話／0968-82-8414（電話受付9:00〜17:00）
時間／9:00〜17:00（管理棟）
料金／カヌー：1人乗り1,600円（1艇）、2人乗り2,400円（1艇）、ポタリング：大型自転車（24〜26インチ）、中型自転車（20〜22インチ）1台500円、キッズバイク1台300円 ※利用時間は9:30～16:30（貸出日当日）
※その他詳細は公式HPを要確認

福岡・志賀島のハンバーガーショップ「アンカー」が、2024年4月、和水町にオープン。レトロなアメリカンテイストの外観が特徴で、バイカーの立ち寄りスポットとしても知られるテイクアウト専門店です。名物の「ハンバーガー（450円）」は牛100％のパティで、ソースも手作り。素朴でありつつもジューシーな肉感があり食べ応え抜群です。手で豪快にいただく「手づかみチキン・骨付きもも肉（1,250円）」は、甘じょっぱいオリジナルスパイスがやみつきになる味！ タピオカドリンクやコーヒーなどのドリンク、ポテトなどの軽食もそろっているので、ドライブ合間にぜひ立ち寄ってみて。

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住所／熊本県玉名郡和水町瀬川3617-1
営業時間／平日11:00〜13:30、17:00〜、土日祝11:00〜
※売り切れ次第終了、またはお客さんがいる限り深夜まで営業
休日／水曜日

江戸時代に建てられた民家など、各地から移築された民家が集まり、昔暮らしを体感できる「肥後民家村」。その中で、緑に囲まれてひっそりと佇む雑貨店「NAMELESS」。木のぬくもりにあふれ、開放感のあるおしゃれな空間には、木工職人であるオーナー夫婦が作る木のおもちゃやアクセサリー、表札・看板、店舗オーダー家具などが並びます。真矢さんはカメラのおもちゃに興味津々。レンズ部分が穴になっていて「覗けるの？ これはいいわね」と感心していました。

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住所／熊本県玉名郡和水町江田302 肥後民家村内
電話／0968-86-3030
時間／11:00〜17:00
定休日／月・火曜日（祝日の場合は営業、翌日が定休日）

緑の中に古民家が点在し、まるでタイムスリップしたかのような光景が広がる「肥後民家村」。散策や休憩を楽しむだけでなく、2棟の古民家で簡易宿泊ができます。「旧河野家住宅」は、江戸末期に建築された茅葺屋根の民家。時代劇に出てきそうな雰囲気ですが、土間にはガスコンロやポット、炊飯器が設置されたキッチンがあり、調理が可能。なんと、フリーWi-fiもあるのでワーケーションもできるかも……。縁側に座ると視界に広がる肥後民家村の木々の緑には、どこか懐かしさを感じます。

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住所／熊本県玉名郡和水町江田302 肥後民家村内
電話／0968-86-5721（和水町まちづくり課）※要予約
料金／宿泊4人まで 10,000円、1人増すごとに+2,000円（定員15人）、休憩3時間まで 1,000円、１時間増すごとに+500円

和水町には体にまつわる「八つの神様」が点在しています。それは「命」「目」「歯」「耳」「イボ」「胃」「手足」「性・腰」の神様で、健康を祈願してご利益めぐりをするのだとか。なかでも体の部位ではなく命に関わる神様として異色なのが「命の神様（遠野立神）」です。命に関わるほどの大病にかかった時にだけ平癒祈願ができ、必ず治ると伝わっています。ただし、願いかけは一生に一度きり。今回、訪れた「命の神様」に真矢さんは願い事をしたのでしょうか。

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住所／熊本県玉名郡和水町西吉地
電話／0968-86-5721（和水町まちづくり課）

旧春富小学校内の教室の一角に開設された「田中城ミニミュージアム」。国指定史跡である田中城跡と、城主であり、肥後国衆のひとりである和仁（わに）氏の歴史を分かりやすく解説したパネルやジオラマを展示しています。また、天正15（1587）年、検地に抵抗して田中城に籠城した和仁氏に対し、秀吉側が行った城攻めの様子をプロジェクションマッピングで解説。激しい攻防戦ののち落城した様子をリアルに学ぶことができます。この場で実際に起きた史実を体感しながら、戦国時代に思いを馳せてみませんか。

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住所／熊本県玉名郡和水町和仁781（旧春富小学校内）
電話／0968-34-3047（和水町教育委員会社会教育課）
開館時間／10:00〜16:00
休館日／火曜日（火曜日が祝日の場合はその翌日）、年末年始（12月26日〜1月4日）
料金／無料
駐車場／あり（無料）

三加和（みかわ）温泉の入浴施設「ふるさと交流センター」に隣接する「緑彩館」は、地元で採れる新鮮野菜の直売所。地元の農家が直接出荷する採れたて野菜は、新鮮さはもちろん、おいしい地下水で育った味の良さ、大きさやボリューム、価格の安さが魅力です。手作りこんにゃくや加工品、果物、郷土菓子なども販売しているので、お土産スポットにどうぞ。真矢さんは、地元産の大きな長ナスや、県産のオクラなどのお手頃価格にびっくりして手に取っていました。

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住所／熊本県玉名郡和水町大田黒768-1
電話／0968-34-4222
営業時間／9:00〜18:00
休館日／毎月第1水曜日（祝日の場合は翌週の水曜日）

ランチで訪れたのは、ユニークな空間でスパイスカレーをいただける「大塚カレーと珈琲ユキコ」。福岡の専門店で修行をした店主の大塚ユキコさんが、2013年に和水町に移住してオープン。その後、廃校になった小学校舎の一角に移転しました。人気メニューは「チキンカレー」と「トマトキーマ」の2種を味わえる「合いがけ（1,100円）」。お肉たっぷりながらやさしい味わいで、手作りの「唐辛子のアチャール」を添えればピリッと味変も楽しめます。懐かしい学校の雰囲気と、店主のあたたかい人柄が伝わる空間でいただくカレーに、真矢さんも癒されたようでした。

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住所／熊本県玉名郡和水町板楠2982（旧緑小学校内）
営業時間／10:30〜15:00（冬期は11:00〜15:00）
休み／不定休※公式Instagram（@ostuka_yukiko）で確認

旅の締めくくりに、三加和温泉郷にある栗山温泉「紅さんざし」でひとっ風呂。温泉旅館のような建物には全13棟の個室があり、ヒノキ風呂、岩風呂、茶碗風呂、桶風呂など、部屋ごとに趣向の異なるお風呂を楽しめます。源泉かけ流しの温泉はアルカリ性の軟らかくとろみのある泉質で、美肌の湯としても有名。どの部屋にも内湯と露天風呂があり、新緑や紅葉、雪など季節によって湯船からの景色が変わるのも魅力です。食事ができるカフェも併設しているのでゆっくり休憩できますよ。

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住所／熊本県玉名郡和水町大田黒284
電話／0968-34-4233
営業時間／10:00〜翌０:30（受付23:30まで）
休み／なし
入浴料／1,800円（60分）～3,100円（60分）※部屋のタイプにより異なる