海のものから山のものまで ニュースな名物&名品

同じ市内でも多様な地形が存在する西予市は、まさに食材の宝庫。
海の幸から山の幸まで、さまざまな名物があります。
食べ物だけでなく、真珠など旅の記念になる名産品も!
ふるさと納税でも人気がある、今最も注目の5つがこちらです。

文/若宮早希

米

寒暖差と“みかん”が育む清らかな「田力米」

500mを超える山々に囲まれた宇和町は、知る人ぞ知る愛媛の米どころ。高原性の盆地ならではの昼夜の寒暖差や、ミネラルをたっぷりと含んだ肱川清流の水に恵まれていることから、おいしいお米が育ちます。近年話題の「田力米」はみかんの搾りかすを発酵させた有機肥料を田んぼの土作りに使った、“みかん王国”愛媛ならではの環境に優しいお米。国内最大規模のお米の品評会で何度も金賞を受賞しており、味は折り紙付き。

海鮮

宇和海に面する西予市は、近海で水揚げされる魚介類が自慢。太平洋から流れ込んだ黒潮に乗ってアジやマダイ、マグロなどの回遊魚がやってきます。また、リアス海岸の海底には魚が集りやすい魚礁があり、豊かな漁場となっています。明浜町のちりめん(カタクチイワシの稚魚)のほか、魚礁で生まれ育った三瓶町の「奥地アジ」、4種のハーブで育てる「ハーブ媛ひらめ」は県外からも注目を集めています。

豊かな海に恵まれ、漁業が盛ん。ヒラメやアジなどブランド魚も

9~5月頃の楽しみ!ジュースやジャムなど加工品も

柑橘類
柑橘類

年間を通して温暖で、晴れの日が多い西予市は、柑橘類の栽培に適しています。宇和海に面する明浜町や三瓶町の段畑は水はけがよく、潮風を浴びたミネラル豊富な土が栄養分をたっぷり含んでいるため、柑橘類が育つには最適な環境。年間を通してさまざまな品種が栽培されており、9月に収穫が始まる極早生みかん、温州みかん、ポンカン、せとか、清見、ニューサマーオレンジなど、5月頃まで味わえます。

野菜

西予市は海抜0mの沿岸エリアから、標高1,400mの山間地まで、変化に富んだ地形が特徴です。そのため、さまざまな環境で野菜が作られており、多彩な品目を収穫することができます。山間地の城川町などでは栗やゆず、山菜、中山間地ではきゅうりやトマト、ほうれんそうなど。山々に囲まれた宇和盆地は県下最大の穀倉地帯で、大豆栽培も盛ん。栗やきゅうり、大豆は県内でも有数の産地です。

標高差が大きい西予市は四国イチの多品目産地!?

美しいツヤとテリが特徴一生物のパールは手作りも可能

真珠

明浜町の段畑の眼下の海に、真珠の養殖場と加工場があります。石灰岩で造られた段畑からカルシウムを多く含んだ山水が海へ注ぐため、真珠の養殖に適しているそう。佐藤真珠株式会社では、真珠のアクセサリー作りを体験できます。スタッフの方が丁寧に教えてくれるので、初めてでも問題なし。たくさんの真珠のなかから気に入ったものを選べるのも嬉しいところです。

[DATA]
佐藤真珠
住所/西予市明浜町狩浜2-207-2
電話/0894-65-0080
受付(体験可能)時間/9:00 ~ 17:00
定休日/不定休
料金/真珠ペンダントトップ2,200円~

西予の名物&名品はふるさと納税でも手に入る

上記で紹介したもの以外にも、一年中楽しめるお肉やフルーツの加工品、お菓子や地酒、工芸品など、返礼品として受け取れる品々は数え切れないほど! 秋から冬の柑橘類はシーズンにより品種が変わるので、随時チェックして。