浅田政志の宿旅

旅の目的は、あの宿に泊まること―。夏休みのような宿泊体験を切り取る写真連載。第40回は、近所の銭湯に行く気軽さで一年中、常夏が楽しめるリゾート。あらゆる世代の心が躍る楽園です。
浅田政志の宿旅
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Shall we ダンス?

Vol.40「スパリゾートハワイアンズ」福島県いわき市

6つのテーマパークと3つのホテルが揃い、老若男女の楽しみがここにあります。ウォーターパークの室内設定温度は28℃。まずは、ハワイの衣装で記念撮影ができるオハナ写真館で浮かれましょう。(撮影写真入り記念カードは無料、ほかの商品は有料)
スパリゾートハワイアンズ
楽園へ一直線!
鳥居のような門を抜け、コーナーを曲がれば、楽園の入り口まではもう少し。夏は水着で来館する人もいるそう。冬は、雪は降らないまでも外は寒いので上着をお持ちください。
スパリゾートハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズ
まずはひと泳ぎ
大プールのあるウォーターパークをはじめ、6つのテーマパークは水着で移動するのが基本。「恥ずかしい」なんて俗世の気持ちは入場口の脇に置いておき、めいっぱい楽しんだもん勝ちです。ゆったりしたい方は浮き輪をどうぞ。浮き輪の空気入れ(無料)も設置する細やかさは日本のよさです。
スパリゾートハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズ
イッツァ・ショータイム!
映画『フラガール』で脚光を浴びたショーは昼夜の2公演。有料席の一部はダンサーとの記念撮影の特典付きです。昼の部は一部無料席も。生演奏で、本場さながらの艶やかで迫力あるショーの記念に。
スパリゾートハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズ
両替せずに食べられます
南国の雰囲気一色の館内。レストラン「パーム」では、ガーリックシュリンプ、ハンバーグなどが一皿に盛られたハワイアンプレート(1,500円)のほか、ラーメンやうどんも食べられます。名物のパイナップルジュース(1,200円)はアロハタウンのフードコートでどうぞ。
スパリゾートハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズ
大衆レジャーの本気
館内は広大にして多彩。温泉がひかれた屋外の「スパガーデン パレオ」は冬でも屋外で遊べ、日本一のボディスライダー「ビッグアロハ」も外せません。遊び疲れたら、世界最大級の露天風呂「江戸情話 与市」(水着での入浴はNG)へ。
お昼寝タイムはお部屋で
客室でお昼寝できるのもレジャー施設併設のホテルならではの楽しみ。ホテル「モノリスタワー」は定員4名以上の和洋室がメインなので、家族旅行に最適です。
竜宮城がありましたとさ。
「世界最大級」「日本一」に並び「日本初」なのが、南国の魚が泳ぐ水槽を中央にした流れるプール「フィッシュゴーランド」。鯛やヒラメの舞い踊りは見られませんが、水族館の気分さながら海中のような写真が撮れます。
スパリゾートハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズ
お土産は推しグッズ
定番のハワイ土産ハワイアンホースト社のマカダミアナッツチョコは、トップダンサーをプリントしたオリジナルデザイン。イチオシはダンサーたちのオリジナルグッズ。フラガール使用モデルのバッグや、応援うちわなど。推しを見つけて通いつめたくなります。

「スパリゾートハワイアンズ」

創業57年。リニューアルを重ね、今の形になりました。プールのほか、温泉施設や休憩所も充実しており、どんな年代でも楽しめます。1日ではとても遊びきれないので、泊まりが断然おすすめ。宿泊者には首都圏から無料の送迎バスが毎日出ています。ホテルはモダンな「モノリスタワー」、和室を中心としたゆったり楽しめる「ホテルハワイアンズ」、レジャー施設内にある「ウィルポート」などスタイルが選べます。

住所 / 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50
電話/ 0570-550-550
料金 / モノリスタワー23,750円〜(1泊2食付、一室4名利用時1名あたり)

浅田政志
Masashi Asada浅田政志
1979年三重県生まれ。2007年に写真家として独立。2008年、写真集『浅田家』(赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2020年、『浅田家!』として映画化された。著書に『NEW LIFE』(赤々舎刊)、『家族新聞』(幻冬舎刊)、『浅田撮影局 まんねん』(青幻舎)など。また、国内外で個展やグループ展を精力的に開催している。
http://www.asadamasashi.com/