




都心から気軽に足をのばせる茨城県稲敷市には
まだ知られていない魅力があふれています。
霞ヶ浦や利根川がもたらす豊かな水辺と、穏やかな田園風景。
土地の恵みを生かした人々の暮らしや食文化をはじめ、
世界的なヘルメットの聖地や、日本唯一の「夢むすび」大明神、
五感を満たす体験や豊かな味わいのグルメまで、巡る楽しみは尽きません。
アクセスもよく、自然のなかで心ほぐれる稲敷市の2つの日帰り旅に
美村さんとともに出かけましょう。
写真/佐野円香 スタイリング/高橋さやか
ヘアメイク/有路涼子 文/山口和志(シュワット)
「さわる」「つくる」「あそぶ」「たべる」「まなぶ」をテーマにした体験型テーマパーク。前身の「江戸崎農業公園ポティロンの森」から2016年にリニューアルし、ヤギやアルパカ、フクロウとのふれあいをはじめ、空中散歩が楽しめるロングジップスライド(1,500円)やゴーカート(1周1台700円)、キャンドル作りなどのクラフト体験など一日たっぷり遊べる施設が揃っています。2025年3月にリニューアルしたビュッフェレストラン「シュー」では、約30種類のメニューを用意。自家製ベーコンやソーセージはドイツ農業協会(DLG)主催のコンテストで金賞・銀賞を受賞した本格派です。園内は自然豊かで、美村さんも「歩いているだけで気持ちよかった」とゆったりとした時間を満喫していました。
こもれび森のイバライド
住所/茨城県稲敷市上君山2060-1
電話/029-892-3911
時間/10:00~17:00(12~2月は16:30まで、最終入園は閉園1時間前)
定休日/火・水曜日 ※祝日を除く、季節により変動
料金/おとな1,500円、こども(4歳~)800円、3歳以下無料


園内には、子どもから大人まで人気のシルバニアファミリーの世界を等身大で体感できるパークがあります。それが首都圏初となる屋外型テーマパーク「シルバニアパーク」です。パーク内ではクイズラリーやドレス(有料、子ども向けのみ)を着ての記念撮影など、さまざまな体験が楽しめます。懐かしさと愛くるしさに包まれ、思わず大人も童心に返って夢中になれる注目のスポットです。
シルバニアパーク 料金/800円、3才以下無料
車で約10分
2026年4月にオープンした複合施設「SHOEI HELMET PARK」内のピッツェリア。無類のピザ好きであるSHOEIの社長の「ピザのように世界中で愛されるブランドに」という想いが込められているそう。料理を監修するのは、国内最大級のコンテストで優勝した「IL NESSO pizza napoletana」の安藤有希シェフ。店内にはイタリア製タイルが彩る大きなピザ窯を備え、テーブル横に飾られたヘルメットが世界観を演出します。おすすめは旬の地元食材を詰め込んだ「ピッツァ稲敷」や、SHOEI契約ライダーの出身国をイメージしたコラボメニュー。美村さんも「都内の有名店にも負けない本格的な味ですね」と絶賛でした。
HELMET PIZZA住所/茨城県稲敷市江戸崎みらい6-1(SHOEI HELMET PARK内)
時間/平日11:00~19:00(LO18:00)、土・日・祝日10:00~18:00(LO17:00)
定休日/火・水曜日 ※事前予約可、土・日・祝日の12:00以降は応相談

徒歩すぐ
SHOEI初となるミュージアムでは、歴代モデルのほか、MotoGPで活躍する現役ライダーやレジェンドライダーが実際に使用したヘルメット、レーシングスーツを展示。レーサー気分を味わえるシミュレーター(1回500円)や、実際の製品に使われる転写紙を貼る「転写体験」(事前予約制・1,000円)も人気です。円形の鏡面仕上げが印象的な展示空間では、快適性と安全性の両立を追求してきたものづくりの歴史がわかりやすく紹介。1階のSHOEI Galleryでは、オリジナルグッズや3Dフィッティングによるサイズ調整を受けながら、自分に合ったヘルメットを選べるのも魅力です。
SHOEI HELMET PARK住所/茨城県稲敷市江戸崎みらい6-1
時間/平日11:00~19:00、土・日・祝日10:00~18:00
定休日/火・水曜日
料金/入場無料、転写体験は1,000円(事前予約制。当日空きがあれば受付可)


車で約10分

昭和4(1929)年、ドイツの飛行船ツェッペリン号が霞ヶ浦に舞い降りたのと同じ年に創業した、稲敷市江戸崎の老舗和菓子店。看板商品の「江戸崎まんじゅう」は蒸かごを使い、下から強い蒸気で蒸し上げる昔ながらの製法を守り続け、しっとりとした薄皮と甘さ控えめのこし餡が調和したやさしい味わい。 現在は3代目の青木利浩さんが伝統の味を受け継ぎ、フワッとした食感のどら焼きや、特産品の江戸崎かぼちゃを使った季節限定のかぼちゃどら焼きも人気です。商店街をぶらりと歩きながら、ひと口サイズの和菓子でひと休みしましょう。
青木菓子店住所/茨城県稲敷市江戸崎甲3125-1
電話/029-892-2509
時間/9:00~19:00
定休日/水曜日
江戸崎のノスタルジックな商店街を歩いていると、ふわりと漂ってくる香ばしい匂い。その先にあるのが、昔ながらの今川焼きとして地元で親しまれているお店「甘太郎焼」です。丁寧に焼き上げられたもっちりとした生地の中には、溢れんばかりの餡がぎっしり。風味豊かな定番の「小倉あん」と、まろやかで上品な甘さに根強いファンが多い「白あん」の2種類が揃います。ひと口頬張れば、どこか懐かしく素朴な甘さが口いっぱいに広がり、旅のひと休みにほっと心を和ませてくれます。焼きたてを手に取り、レトロな街並みをのんびり散策しながら味わうのにぴったりな、江戸崎の名物おやつです。
甘太郎焼
住所/ 茨城県稲敷市江戸崎3030 1F
電話/029-892-0993
定休日/日・月曜日(売り切れ次第終了の場合あり)※夏季(7月中旬~8月頃)は日・月・火・水曜日が定休日
車で約15分

国道408号沿い、新利根川に架かる堂前橋のたもとに立つ人気の農産物直売所。地元の農家が毎日持ち込む採れたての野菜や果物、漬物がずらりと並びます。国の地理的表示(GI)保護制度第一弾の7産品のひとつとして夕張メロンや神戸ビーフなどと同時に登録された「江戸崎かぼちゃ」や、東地区生まれのブランド米「元祖あずまミルキークイーン」、さらには稲敷ならではの農産物を使用したプリンやシフォンケーキなどの加工品が勢ぞろい。霞ヶ浦の佃煮や手作り味噌もお土産にぴったりで、地方発送も可能。毎月第4土曜日には特売日も開催されます。
JA稲敷新利根直売所住所/茨城県稲敷市中山4465-2
電話/0297-87-5871
時間/9:00~16:00
定休日/火曜日

![[月刊旅色]2026年9月号](https://tabiiro.brimgs.com/book/monthly/202609/images/common/cover.jpg)



