高知県 新安並温泉

今月の温“選”

SHINYASUNAMI ONSEN

新安並温泉

四万十川と市街地を望む台地に湧く温泉。
湧出地は汲み上げた冷泉を購入できる温泉スタンドで、
その湯は市内の宿泊施設などで楽しめます。
保湿作用があり、「美人の湯」として昔から評判の温泉です。

文/藤原寿子(クレア)

四万十川の自然と
観光を楽しむ

日本最後の清流・四万十川が流れる四万十市は、豊かな自然と歴史文化が息づくまち。その自然を身近に感じられる新安並温泉の周辺には、沈下橋や川遊びスポットなども点在しています。四万十川周辺ならではの観光を楽しみつつ、疲れを癒す落ち着いた温泉時間も過ごせます。

画像提供:四万十市観光協会

湯上がりはしっとりした肌触り
保湿作用のある美人の湯で

泉質はアルカリ性単純温泉。やわらかく肌になじむ湯は、入浴後にすべすべになるといわれることから「美人の湯」として人気を集めています。神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などの効能が期待され、観光やドライブの疲れを癒してくれるはず。源泉を汲み上げている温泉スタンドは「玉姫さまの湯」として地域の人々に広く活用されています。

新安並温泉の位置を示した地図

DATA

新安並温泉

しんやすなみおんせん

泉質/アルカリ性単純温泉
効能/神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・疲労回復など

住所/高知県四万十市安並地区
アクセス(電車)/土佐くろしお鉄道「中村駅」から車で約10分
アクセス(車)/高知自動車道「四万十町中央」ICから約1時間

新安並温泉のおすすめの宿

RECOMMENDED

自然と美食に心和む、高台の隠れ宿

なごみ宿 安住庵

中村城跡の緑豊かな高台に佇み、四万十川と市街地を一望する静かな隠れ宿。オリジナルの1人・2人用の皿鉢料理をはじめとする土佐の美食や、新安並温泉の湯を満喫できる趣の異なる2つの露天風呂が魅力。ほか、人工の光がない屋上展望台から満天の星や幻想的な朝焼けを眺めるひと時は格別です。客室が全9室のため静かで行き届いたおもてなしで、心安らぐ滞在が叶います。

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周辺の観光・グルメ情報

LEISURE & GOURMET
  • 四万十川と沈下橋を遊覧船で

    不入山(いらずやま)から太平洋まで約196kmを流れる四万十川には、欄干がなく増水時には水面に沈む「沈下橋」が47ヶ所あり、その独特の景観が名所となっています。豊かで清涼な水辺を生かして川遊びスポットやカヤック体験などアクティビティも充実。おすすめは屋形船などの遊覧船。ゆったり流れる川の音や風が運ぶ香り、鳥の声など、五感で感じる体験です。

  • トンボ自然公園「四万十川学遊館あきついお」

    環境省の「自然共生サイト」にも登録されている四万十市のトンボ自然公園(通称「トンボ王国」)は、世界初のトンボ保護区。700種類以上の野草などが自生し、これまでに81種ものトンボが確認されているという豊かな自然公園です。園内には「とんぼ館」と「さかな館」からなる博物館「あきついお」もあり、遊んで学べる施設として家族連れに人気のスポットです。

  • あおさのりや川エビなどの“川グルメ”

    大皿に多種類のご馳走が盛られたおなじみ「皿鉢料理」の一品として、四万十川で採れたあおさのりの天ぷらや川エビの素揚げが並びます。また、高知県は柚子やスダチ、ショウガの産地でもあり、薬味のおいしさが格別。特に「柚子酢(ゆのす)」は揚げ物をさっぱりさせ、美味しさのアクセントとして大活躍です。

  • 清流育ちの天然うなぎ

    清流育ちの良質な天然うなぎは四万十を代表する名物グルメ。肉厚な身を炭火で焼き上げれば、ぷりっとした弾力とともに香ばしいタレの風味が広がる魅力的な味わい。塩であっさり味わう白焼きや肝吸い、香ばしい骨の素揚げなどとあわせて、四万十自慢の名物です。近年、漁獲量が減少して貴重な存在ですが、河口付近で獲れるウナギの幼魚「シラスウナギ」は養殖にも活用され、四万十伝統の味を支えています。