【2026年】金沢のおすすめ美術館11選|日帰りでめぐりたい芸術スポット

【2026年】金沢のおすすめ美術館11選|日帰りでめぐりたい芸術スポット

美術館・博物館

2026/08/06更新

金沢観光で美術館めぐりを楽しむなら、まず思い浮かぶのが「金沢21世紀美術館」。しかし金沢には、現代アートだけでなく、加賀百万石の文化や伝統工芸、石川ゆかりの芸術に触れられる美術館が数多く点在しています。この記事では、金沢でおすすめの美術館を11選ご紹介。定番の人気スポットから、落ち着いて鑑賞できる穴場の美術館、アート体験が楽しめる施設まで幅広くまとめました。日帰り旅行や週末の金沢観光で、ゆったり芸術に浸る美術館巡りを楽しんでみませんか?

金沢観光で美術館めぐりが人気の理由

金沢観光で美術館めぐりが人気を集める理由は、街歩きと芸術鑑賞を一緒に楽しめること。金沢21世紀美術館をはじめ、石川県立美術館や国立工芸館など、個性豊かな美術館が比較的近いエリアに点在しています。
現代アートから加賀百万石の文化、伝統工芸まで幅広く触れられるのも魅力。兼六園やひがし茶屋街などの観光スポットと組み合わせやすく、雨の日や暑い日のおでかけにもおすすめです。

【広坂】金沢21世紀美術館

現代アートの魅力ある展示作品が多数

日本でもトップクラスの知名度を誇る美術館のひとつ。。施設内に一歩足を踏み入れると、すぐにアートに触れられるのが特徴です。たとえば「スイミング・プール」という庭に設置された常設展示は、常識を逆手にとったアート作品。面白い仕掛けが詰まった作品となっているので、子どもは大興奮! 駐車場や託児室も完備しているため、小さい子どもがいる家庭や車でのおでかけにもおすすめです。

期間限定の展示会で今だけの出会いを楽しんで

石川・金沢観光で絶対に外せない人気の観光地、金沢21世紀美術館。こちらの美術館では見るものを引き込む恒久展示物のほかにも、期間限定で行われている一般主催の展示会も人気。
子どもも夢中になれるポップな展示物から金沢の文化や歴史がギュッと詰まった工芸品などが一同に会す素敵な企画なので、ぜひ訪れてくださいね。

休館前に見ておきたい2026年の注目企画

2026年10月31日からは、休館を控えた美術館の“現在地”を見つめ直す展覧会「今日から明日へ(仮)」を開催予定。作品を未来へ受け継ぐ意味を考えながら、金沢21世紀美術館ならではの現代アートに触れられます。
なお同館は2027年5月6日から2028年3月まで長期休館予定のため、気になる方は早めの来館がおすすめです。

【広坂】金沢能楽美術館

金沢の伝統芸能を未来につなげる美術館

能楽の歴史や魅力を心ゆくまで堪能したい方には、金沢市広坂にあるこちらの美術館がおすすめ。映像の上映や模型を使った能舞台の解説のほか、実際の体験などを通じて深く能楽の世界に触れられます。能面が作られるまでの製造工程や子どもにも分かりやすく描かれた能・狂言絵本コーナーもあり、世代を問わず楽しめますよ。

工芸作家の生み出す能の世界にも注目

こちらの美術館では、予約こそ必要なものの本物の能面や能装束を身に着けることも可能。記念撮影をして、旅の思い出になる1枚を残せます。さらに同施設の1階では金沢に住んでいる工芸作家の作品を展示・販売。いずれも能をベースとした作品となっており、家に帰ってからも金沢の文化を感じることができますよ。
展示物は定期的に変わるので、ぜひ併せて立ち寄ってみてくださいね。

【出羽町】石川県立美術館

石川県ゆかりの名品が数多く揃う総合美術館

特別名勝兼六園に隣接する金沢の歴史ある美術館。希少価値が高い古九谷(こくたに)や加賀藩の古美術など、貴重な作品が多数収蔵されています。なかでも見どころなのが、野々村仁清(にんせい)氏による国宝「色絵雉香炉(いろえきじこうろ)」。力強い作品に、心惹かれること間違いなしです。また、エントランスホールには七尾市出身の有名パティシエが手掛けたカフェが併設。休憩がてら、名品の数々に思いを馳せてみてくださいね。

自らの手で名品のレプリカを作成するなど多方面から芸術に触れられる

石川県立美術館ならではの企画展もたくさんありますが、特におすすめしたいのが企画展に関連したワークショップ。美術館に展示されている屏風《水車図》をしっかり観察してそのミニレプリカを作るなど、見るだけではなく実際に体験してより深く芸術の世界に入り込むことができますよ。

2026年秋は「ニッポンの美紙展」に注目

9月13日まで開催される企画展「巴水・夢二・暁斎 ~ニッポンの美紙展~」にも注目です。川瀬巴水や竹久夢二、河鍋暁斎、柴田是真らの作品を通して、和紙が織りなす日本の美を紹介する展覧会で、明治から昭和初期にかけて製作された和紙製品や画稿、資料など500点以上が公開されます。
なお、公式サイトでは10月以降の企画展情報はまだ未定のため、来館前に最新情報を確認しておくと安心です。

【出羽町】国立工芸館

いずれも写真 太田拓実

日本で唯一! 工芸とデザインを専門とする国立美術館

工芸のまちと呼ばれる金沢に誕生した、近現代工芸・デザイン専門の美術館。特定のテーマに基づいた所蔵作品展、特別展または共催展を開催するほか、漆芸家・松田権六(ごんろく)氏の工房の移築展示やデジタル鑑賞システム、専門図書を揃えたアートライブラリ、オリジナルグッズも充実したミュージアムショップを設置しています。国登録有形文化財である、明治期の旧陸軍施設を活用した建物も見どころの一つです。

【本多町】金沢市立中村記念美術館

美術館外観

展示室

喫茶室

喫茶室抹茶セット

茶道具や美術品、庭園など見どころ満載!

金沢の中心地にありながら、森や辰巳用水の清らかな水など豊かな自然に囲まれる美術館。茶道具や加賀蒔絵、古九谷などの名品が多数収蔵されています。年間を通してさまざまなイベントを行っているため、何度も訪れたくなる魅力的なスポットです。また、本館にある喫茶室からは立派な庭園を望むことが可能。古き良き日本の情緒を感じながら、心癒やされるひとときをお過ごしくださいね。

2026年後半は“青”と茶道具の美に注目

2026年10月4日までは、コレクション展「工芸セレクションⅥ 涼やかな青」を開催。陶芸や漆芸、染織などに表れた多彩な“青”の美を楽しめます。10月10日からは、特別展「金沢がはぐくんだ茶道具 ~江戸から現代まで~」(仮題)も予定されています。

【大手町】金沢菓子木型美術館

金沢の代表的な和菓子店で鑑賞できる貴重な菓子木型

390年以上続く歴史ある和菓子店「森八」が運営している美術館です。館内には、江戸時代から受け継がれてきた1,000点以上もの菓子木型が所せましと展示されています。菓子木型とは、和菓子を花などの形にするための道具。和菓子は江戸時代に冠婚葬祭など、それぞれの場面に適した形が生み出され、同時に菓子木型も多種多様な発展を遂げてきています。かつて加賀藩前田家も愛したという、森八の奥深い菓子文化にぜひ触れてみてください。

【橋場町】大樋美術館

初代大樋飴釉聖茶碗(江戸前期)1.3cmW×9.7cmH ©大樋美術館

大樋長左衛門窯 のれん写真正 ©大樋美術館

大樋長左衛門窯 全景 ©大樋美術館

350年以上続く加賀藩の茶陶「大樋焼」の魅力に触れる

1990(平成2)年の開館以降、初代長左衛門(ちょうざえもん)から現代に至るまで、ロクロを一切使わずに手捻りした、飴釉(あめゆう)の大樋焼(おおひやき)作品や茶道具などを展示しています。現在の館長は当主である十一代大樋長左衛門(年雄)氏が務めており、大樋家と関わった文化人や芸術家などが残していった作品や資料を公開。金沢の茶文化に触れる貴重な体験をぜひお楽しみください。

2026年10月までは臨時休館中

2026年8月17日〜10月20日までは、空調メンテナンスのため臨時休館しています。大樋美術館を含めた金沢美術館をめぐる計画を立てている方は、10月下旬以降の計画がおすすめです。

【清川町】自遊花人水引ミュージアム

水引の世界にいざなわれる金沢の新名所

金沢を代表する伝統工芸のひとつ「水引細工」。こちらは、水引の魅力や可能性を広めることを目的とした、令和5年4月にオープンしたミュージアムです。一歩足を踏み入れると、水引で作られた色鮮やかなランプシェードが生み出す幻想的な空間に目を奪われます。隣接する店の3階のギャラリーには、30分ほどで作れる水引の職人が教えてくれる体験教室があり、水引のインテリア雑貨やアクセサリーなども展示・販売。水引が作り出す美しく繊細な世界に触れてみましょう。

【小将町】加賀友禅会館(加賀友禅ミュージアムそめりあ)

友禅染を気軽に体験

金沢を代表する伝統的工芸品のひとつ、加賀友禅の魅力を紹介する施設。「兼六園」から徒歩約5分で到着できるので、観光後の立ち寄りにも便利なスポットです。1階では下絵に丹念に色を挿していく手描友禅の実演をはじめ、制作工程などを紹介。また、加賀友禅染め体験では、自分で作ったハンカチやトートバックなどの加賀友禅グッズを持ち帰ることも。他にも、加賀友禅の着用体験は女性に人気です。

【兼六町】いしかわ生活工芸ミュージアム(石川県立伝統産業工芸館)

石川県を代表する伝統工芸品の数々

加賀友禅、九谷焼、山中漆器、輪島塗など、石川県内の伝統的工芸品全36業種をすべて展示する唯一の施設です。常設展示のほかにも、伝統工芸の「いま」を紹介するさまざまな企画展が随時開催されています。毎週土・日曜日には伝統工芸師による制作実演や各種ワークショップなどを開催。実際に伝統工芸の世界を見て、触れて、楽しむことができます。館内には、ユニークでお洒落な伝統的工芸品を揃えるミュージアムショップもあるので、お土産にも最適です。

【東山】志摩・別館 お茶屋美術館(旧中や)

外観

1F展示室

2Fひろま

2Fはなれ

茶屋文化と建築様式のどちらも楽しめる美術館

1820(文政3)年に建てられたお茶屋をそのまま残しており、歴史的にも貴重な建築物として金沢市の文化財に指定されています。館内には芸妓さんが使った櫛やかんざし、宴の場にふさわしい加賀蒔絵、加賀象嵌(かがぞうがん)などの江戸時代の栄華な町人文化を表す優美な道具類が多数展示。耳を澄ますと当時のにぎやかさが聞こえてきそうです。

金沢の美術館めぐりモデルコース

金沢で美術館めぐりを楽しむなら、金沢21世紀美術館を起点に、石川県立美術館や国立工芸館、鈴木大拙館へ足を延ばすコースがおすすめです。いずれも兼六園周辺の文化エリアに集まっているため、徒歩やバスで移動しやすいのが魅力。

午前中に現代アートを楽しみ、昼食を挟んで工芸や歴史に触れる流れにすれば、日帰りの金沢観光でも充実した時間を過ごせます。時間に余裕があれば、ひがし茶屋街や近江町市場と組み合わせるのもよいでしょう。

秋は金沢で美術鑑賞を楽しもう

伝統工芸やお茶屋文化、現代アートなど幅広い芸術に出合えるのが金沢の魅力。今回は人気観光スポットや穴場スポットなど、美術館巡りで金沢を訪れるなら外せない美術館をご紹介しました。一つの美術館をじっくりと見て回るのもおすすめですが、複数のスポットを巡るなら「金沢文化施設共通観覧券」のご活用を。この共通観覧券とは、複数の施設で使えるお得なチケットです。1DAYパスポートは520円、3日間パスポートは830円で用意されており、期間中なら何度でも入館可能。一度でたくさんの美術作品に触れたい方にとっては、積極的に使いたいチケットです。今回紹介した中では石川県立美術館や金沢市立中村記念美術館、金沢能楽美術館などで利用できるため、美術館巡りで金沢を訪れる際はぜひ利用してみてくださいね。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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