【山形県】観光スポットも満載! 酒田・鶴岡でワーケーション旅
こんにちは。出張で全国を飛びまわっている旅色LIKESライター・&ヨシカです。今回、ワーケーションをしたのは山形県酒田市。宿泊したホテルがとても素敵で、周囲の海や昔ながらの街並みもわたし好み。お隣の鶴岡市にあるクラゲで有名な水族館にも足を延ばせたので、大満足の旅になりました。
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景観・館内施設も充実している「月のホテル」はテレワークにピッタリ
客室の窓からは、遠くに白い雪を被った美しい鳥海山と鮮やかなブルーの電車が見えます。室内には東北芸術工科大学の学生さんがデザインしたホテルのロゴをあしらった地元の工芸品も。これらの工芸品の一部はお土産として購入もできます。
ホテルのエントランスには本やお土産が。お部屋にあるタブレット端末でもお土産のラインアップや在庫の確認ができ、気に入ったものを端末で注文するとチェックアウト時に用意してもらえます。わたしは美しい桜色のけん玉と、織り物を作る際に出た残糸を使ったブローチをお土産に購入しました。また、レストラン「月のみち」でも厳選された地元のお菓子やおつまみを販売しています。田村牛乳のキャラクターが描かれた可愛らしいトートバッグと、オランダ煎餅などを買いました。
もうひとつ特筆すべきは、令和2(2020)年11月にオープンした「ミライニ(酒田駅前交流施設)」の中にホテルのエントランスがあり、施設内にある「酒田市立図書館」に気軽に立ち寄れること。2階には読書やお仕事に使えるデスクがたくさんありました。1階には最新の雑誌も置いているので、雑誌や本から仕事のアイデアをもらうのもいいかも。ワーケーションで来た場合、ホテルのチェックイン前とチェックアウト後のお仕事スペースはここで決まり!3階には鳥海ビューデッキもあるので、鳥海山を見ながら気分転換もできる最高の図書館だと思います。
◆月のホテル
住所:山形県酒田市幸町1-10-20
電話:0234-26-8800
◆月のみち
住所:山形県酒田市幸町1-10-20
電話:0234-26-8800
営業時間:7:00~10:00(LO9:30)、11:30~14:00(LO13:30)、18:00~22:00(フードLO20:00、ドリンクLO21:30)
定休日:不定休
◆酒田市立図書館
住所:山形県酒田市幸町一丁目10番1号 ミライニ内
電話番号:0234-24-2996
営業時間:月~土曜日 9:00~21:00、日・祝日 9:00~19:00
定休日:第2・4水曜日、年末年始、図書整理期間
具がそびえる丼⁉︎ 名物店で賑わう「酒田港」でお魚三昧
月のホテルから車で10分ほどのところに位置する酒田港には港湾の利用に必要なさまざまな施設や、県民の憩いの場となる緑地、買い物や食事ができる海鮮市場などが集まっています。その中でも、港の一角にある「酒田みなと市場小松鮪専門店」の前に行列が。9時の開店と同時に店内へ人が吸い込まれていったので急いで後に続くと、数量限定のメニューのほとんどは完売。みなさん、これを目当てに並んでいたのですね。ちなみに席の予約はできませんが、数量限定の丼は予約できるそうです。その中からわたしは黒マグロ中トロ丼(1,400円)をオーダー。充分満足しましたが、ドライアイスがもくもく漂い、具だくさんな「山鉾丼」(1,800円)が周りの席に運ばれているのを見て羨ましくなってしまいました……。食後には満席になっていたので、開店前に行くのがおすすめです。
酒田みなと市場の隣には、お寿司や魚を使ったお惣菜をテイクアウトできる「さかた海鮮市場」もありました。朝ごはんはマグロ尽くしだったので市場内にある「菅原鮮魚さかた海鮮市場本舗」にてヤリイカのお刺身とエンガワのお寿司を購入。外にテーブルもたくさんあるので、この市場で色々購入して朝ごはんやランチを食べても良さそうです。
◆酒田みなと市場小松鮪専門店
住所:山形県酒田市船場町2丁目5-56
電話:0234-26-0190
営業時間:9:00~18:00(食事はご飯がなくなり次第終了)
定休日:水曜日
◆菅原鮮魚さかた海鮮市場本舗
住所:山形県酒田市船場町2丁目5-10
電話:0234-23-5522
営業時間:8:00~18:00 ※2月は全日17:00閉店
定休日:第3水曜日
米どころ酒田のシンボルである「山居(さんきょ)倉庫」
酒田港から車で5分ほどの山居倉庫は、1893(明治26)年に建てられた米保管倉庫です。日本海からの強い西風と夏の直射日光をさえぎり、倉庫内の温度を一定に保つ目的で植えられたケヤキが現在では見事な巨木となり、新緑や紅葉の季節には特に美しい景観になるそうです。倉庫自体も趣深く、見とれてしまいました。毎日18時から22時まで行われているライトアップも見たかったな……。なお、酒田市が舞台となった、NHK朝の連続テレビ小説『おしん』のロケ地としても使われていたのだとか。
12棟の倉庫のうち駐車場側にある2棟が観光物産館「酒田夢の倶楽」となっています。ここには酒田のお土産品が勢ぞろいしており、軽食コーナーや食事処も。またミュージアムもあり、わたしの行った3月中旬はひな祭り前(酒田では旧暦の4月3日がひな祭り)だったので雛飾りがたくさん展示されていました。
◆山居倉庫
住所:山形県酒田市山居町1-1-20
◆酒田夢の倶楽
住所:山形県酒田市山居町1-1-20
電話:0234-22-1223
営業時間:通常9:00~18:00、8月10日~18日 9:00~18:30、12月1日~3月31日 9:00~17:00定休日:元旦
念願の「鶴岡市立加茂水族館」で幻想的なクラゲの世界を楽しむ
今回の滞在では、酒田市内から車で約30分の「鶴岡市立加茂水族館」にも訪問。念願だったこの場所は、クラゲの展示種類が80種類を超える世界最大級のクラゲ水族館です。クラゲのほか、アシカやアザラシ、近海の魚も展示されています。クラゲをさまざまな水槽で展示している「クラネタリウム」をメインに見学したのですが、ひとくちにクラゲと言っても多種多様な色と形があり、優雅に水槽の中で泳ぐ姿にとても癒されました。「クラネタリウム」のクライマックスは直径5mの水槽「クラゲドリームシアター」。水中に浮かぶミズクラゲが照らされる様子は、海の中に光が差し込むように見えるので自分も海の中でクラゲとともに漂っている気分になります。令和7(2025)年にはクラゲの展示がさらに充実する予定らしいので、今度はゆっくり時間を取って来たいな。
◆鶴岡市立加茂水族館
住所:山形県鶴岡市今泉字大久保657ー1
電話:0235-33-3036
営業時間:9:00~17:00 ※最終入館16:00
定休日:無休
料金:一般1,000円、小・中学生500円、幼児無料
期間限定! 本業が旅館の大人気店「琴平荘(こんぴらそう)」
加茂水族館から車で海沿いを南に15分ほど走り、琴平荘へ。ここは本業が旅館のラーメン店で、大のラーメン好きのオーナーが閑散期(10月から5月まで)対策としてこだわりのオリジナルラーメンを開発し、提供し始めたところ大人気になったのだそう。行列店と聞いていたので構えて行ったのですが、整理券が発行され広い旅館の中に待ち合いスペースがあったため、暖かい室内でゆっくり待てました。おすすめは太くて歯応えのある※シナチクがたくさん入った「メンマ中華そば」。ラーメンはすべて、「あっさり」か「こってり(油多め)」かを選べるのですが、食べ終わるまでアツアツの状態をキープする「こってり」が寒い冬にはおすすめ。これからの季節は「あっさり」もいいですね。
※シナチク:麻竹(まちく)という種類のたけのこを蒸してから発酵させ、調味した加工品のこと。
◆中華そば処 琴平荘
住所:山形県鶴岡市三瀬巳381-46
電話:0235-73-3230
営業時間:10月1日~翌年5月31日の11:00~14:00
定休日:木曜日
エメラルドグリーンに輝く「丸池様」
月のホテルから車で30分ほどの場所にある「丸池様」も以前から気になっていた場所。直径20mほどのほぼ100%湧水に満たされた、エメラルドグリーンに輝いて見える美しい池です。昔から地元の人々の信仰の対象になっていたため「丸池様」と呼ばれているそう。光の加減によって色が変わるそうなので、晴れた日の丸池様にも来てみたい!
◆丸池様
住所:山形県飽海郡遊佐町直世荒川57
おわりに
今回はたまたま宿泊した「月のホテル」がある酒田駅を起点に旅をしました。まだまだこの辺りにはたくさん見どころがありそう。8月には花火大会も開催される酒田へ、この夏の旅先として検討してみては。わたしも次回はワーケーションだけでなく、新潟駅から酒田駅間を走る食と景観を楽しむ列車「海里」に乗る電車旅を計画して再訪したいです。